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結局引退宣言って…?-アニポケ新無印第125話「セミファイナルⅣ 『衝撃』」感想-

※画像は全てポケモン公式YouTubeチャンネル からの引用となります。
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〇はじめに

「幻惑」「武勇」を経ての「衝撃」 三話にわたるバトルの行方はいかに…。

〇メガルカリオVSダイマックストゲキッス

シロナの切り札はエースのガブリアスのメガシンカだと思われていたところ、虚をついたトゲキッスのダイマックス。サトシも切り札のメガシンカを切ってルカリオをメガルカリオへ! 公式バトルではサイトウ戦以来の登場です。

・ダイマックス1ターン目

目最初の撃ち合いはトゲキッスの「ダイジェット」にルカリオが「はどうだん」で立ち向かう展開。遠距離技としてではなく旋風に飛び込んでから技を放っていました。かつての兄弟番組の『螺旋丸』を彷彿とさせますね。

しかし渾身の「はどうだん」はシロナの「潰して!」の指示とともに押しつぶされてしまいます。ダイマックスによる圧倒的質量差がメガシンカのパワーを上回った形です。さらに追加効果により「すばやさ」も上昇し展開を有利にすすめます。

・ダイマックス2ターン目

ルカリオは臆せずトゲキッスの裏側に回り「バレットパンチ」でラッシュ! 効果抜群の攻撃なこともあってかダイマックストゲキッスを青天させます …がトゲキッスは驚異的な体力をもって起き上がります。

・ダイマックス最終ターン

サトシはルカリオに波導をためるように指示。シロナは最後まで一貫して「ダイジェット」の指示。ルカリオは攻撃を正面から受けることになります しかしサトシはルカリオが耐えることを信じ、「巨大波導弾」生成に移行します。

「巨大波導弾」はサトシとルカリオが共鳴し波導の力を増幅させて放つ大技。共鳴の仕方を指導したゲッコウガもエールを送ります。 そして生成した「巨大波導弾」は無事にトゲキッスにヒット!
…しましたが、タイプ相性もあってかトゲキッスの体力は削りきれなかったようです。(妖・飛に格闘は1/4)

トゲキッスのダイマックスは終了しますが、「ダイジェット」で上がった「すばやさ」でルカリオを翻弄。一気に勝負をつけようと仕掛けた「ゴッドバード」に対してルカリオは「かげぶんしん」「はどうだん」、そして「バレットパンチ」とあらゆる技で対抗。やっとのことで強敵のトゲキッスを撃破します。

〇最終決戦

残すところお互いに一匹のみ。あと一つ乗り越えればあの女帝シロナに勝てるサトシ。迎え撃つはシロナの歴戦の相棒であるガブリアス。ファイナル進出をかけて最終決戦がはじまります。

気合を入れるサトシとルカリオをみてシロナはガブリアスに語り掛けます。かつて旅をして「挑戦」していた旅の思い出を。そして今の「挑戦」は無敗の王者ダンデとバトルするため 。「スケイルショット」によって火蓋は切って落とされました。

ルカリオは「バレットパンチ」で突っ込みながら「はどうだん」を繰り出しますが「スケイルショット」と相殺。

両者互いのポケモンの技のレベルの高さを確認し、「ドラゴンクロー」と「バレットパンチ」の肉弾戦のフェーズへ。お互いノーガードで撃ち合いつづけます。実況もこれには思わず立ちあがります。

お互い消耗して体力の限界。シロナはルカリオの一瞬の隙をついて「ドラゴンクロー」を指示。対するサトシはカウンターとして「きしかいせい」を指示。王道のクロスカウンター展開でお互いに倒れ… 再び立ち上がったのはルカリオ…サトシの勝利です!

勝利の実感を得るのに時間がかかるサトシでしたが(SMリーグ決勝を想い出しますね)、今回は自分でルカリオを労いにいきます。 ダンデとの挑戦権を得たのはアローラ初代チャンピオンサトシ! シロナとも健闘を称えあい「衝撃」のセミファイナルの幕は閉じました。

戦いが終われば次の戦いへ。シロナも引退宣言を撤回し戦い続ける意志を見せました。

残るはファイナル、絶対王者との闘い。その結末がどうなるかはガラルに輝く☆のみが知る…というところでTo Be Continued

〇総括

さて、三話をかけて繰り広げられたサトシVSシロナ。確かにボリューミーではありましたが「総決算」ではなく、まだまだ熱量を蓄えている印象を受けました。クライマックスはまだまだこれから…ということでしょうか。

シロナは作中ではほぼ無敗のような描写がされているチャンピオンでしたが、サトシとのバトルを通じて初心を想い出したのでしょうか。引退宣言は陰ながら撤回されシンオウチャンピオン・シロナの体制はまだまだ続くようです。

…正直なところ引退宣言の意味はほとんどなかったように思います。 少なくともサトシの物語に関わるものではなく、そもそも明確な理由はなかったようです。(デンジに近い?) 新たな研究テーマが見つかったり、自分の将来について思いを巡らせるシーンなどを期待していたのですが…。

試合内容としてはルカリオのタフネスが活きており、最終的には素手で殴り合いをするポケモンというのが強調されていたように思います。歴代のエースでいうとルガルガンに近い戦い方のように思いました。泥臭く勝ちをもぎとるタイプですね。

さてセミファイナルも勝ち抜き残すは絶対王者ダンデのみ。ルーキーはチャンピオンタイムにどう立ち向かうのか。ますますボルテージのあがるファイナルに注目!
ご清聴ありがとうございました、また次回の放送で! (了)


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