注目はリサフェロイズム-新無印第122話「セミファイナルⅠ『圧勝』」感想語り-
※画像は全てポケモン公式YouTubeチャンネル からの引用となります。
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〇概要
第122話「セミファイナルⅠ『圧勝』」 放送前から物議を醸していたタイトル…。シロナの過去語り含めどのように展開されるのでしょうか?
〇アバン
シュートスタジアム近くのホテル「ロンド・ロゼ」から物語はスタート。マスターズトーナメントの間はサトシとゴウはここに滞在するようです(昔に比べたら随分豪勢になったものです)。サトシは自分で目覚ましをセットして早起きした模様。こういう計画性はRFで鍛えられたのかもしれません。
しかしゴウは早起きを通り越して夜なべしていたようです。プロジェクト・ミュウから送られてきた情報を自分なりにまとめていたとのこと。マスターズ・トーナメント中にもミュウ探索が割り込む導線をひいた形です。ゴウの物語の集大成も目の前まで迫っています。
〇チャンピオンの調整
準決勝を目前にサトシ達のパーティーは調整中。(ダンデ・カルネ戦は始まる前でしたね) カイリューのじゃれあいも気合が入ってるのかサトシを押し出し押し出し。これまた調整中のシロナ&ガブリアスのもとまで。ラフな格好のシロナさんを拝める貴重なカットです。
シロナの調整はまるで整体師の要領でガブリアスの筋肉をほぐすというもの。SMのカキのリザードンもどこかの整体師にツボをおされてましたが…。シロナのガブリアスは老いによるものではないようで一安心(ひどい)。
〇トレーナーのタマゴ
その様子を陰からみていたのがビック・トリア兄妹。まだトレーナーになる前のタマゴたちです。妹のトリアはグイグイ行くタイプのようですが、兄のビックは遠慮がちの様子。昔は小さい子の相手をするのが苦手だったピカ様ですがすっかりアイドル業が板についています。
・最初のポケモン
ビックはダンデのファンですが、ピカチュウの「1000まんボルト」に魅せられた様子。「ボクにもだせるかな?」と問うビックにサトピカ全推しオタクのゴウが「それはどうかな」とマジレス(普通にヤバイ構図笑)。ピカチュウがずっと冒険をしてきた相棒だからこそ出せる技だと諭します。
そして話の流れはシロナの最初のポケモンへ。シロナは隣にいるガブリアスこそが最初のポケモンだと語ります。なんでもタマゴを孵したときからの付き合いだとか。サトシも自身のルカリオがタマゴ出身で特別な境遇であることを語ります。…これはルカリオがカギになる予感ですね。
なんとシロナはルカリオのタマゴのことを知っており、サトシとルカリオの出会いは運命だと語ります。そして「ボクも運命のポケモンに出会えるかな」と問うビックにサトシは「仲間のことはみんな運命だったと思えるぜ」と回答。挑戦者でありながら王者であるサトシの二面性があらわれたシーンでしたね。
〇ワタシラガの旅立ち
ほどなく兄妹と別れてスタジアムに向かう一行ですが、速攻でトリアとはぐれたビックと再会。ダンデ・カルネの試合を観戦する暇もなくトリアを探しに行きます(尺圧縮の都合をひしひしと感じますが見て見ぬふりをします…)。
トリアはヒメンカを追いかけていった模様。ヒメンカの歌を辿ってみるとそこには今まさにワタシラガに進化するヒメンカがいました。 シロナによるとワタシラガのわたげがガラルの自然を育てる栄養になるとのこと。…なんだか初期のリサフェロっぽいお話でしたね。
〇「圧勝」
さて、用事を済ませたところでやっとシュートスタジアムでダンデ・カルネの試合を見ることに。しかし試合は一瞬で終わりに向かったようです。ダンデがドラパルトのみを失った一方でカルネはルチャブル・ガチゴラス・アマルルガ・パンプジンを失った模様。
「圧勝」の要因はどうやらゴリランダーにあるようです(ドドンZの配信が役に立ちましたね)。 初手だしのドラパルトが倒れて繰り出されてからヌメルゴンをいれて五体抜き。ガラルチャンピオンとしてNo2はガラル御三家…ということでしょうか。
カルネの命運は切り札のサーナイトに託されました。消耗していたゴリランダーを下し、ダンデも相棒のリザードンを繰り出します。 キョダイマックスVSメガシンカ …どこかで臨まれていた構図の対戦ですね。
サーナイトは強烈な「10まんボルト」や「キョダイゴクエン」を逆に利用する「サイコキネシス」などで応戦します。…が最終的に追撃の「キョダイゴクエン」のパワーに押し切られ戦闘不能 「圧勝」のタイトルを回収しました。
〇次の戦いへ
ダンデの圧倒っぷりに盛り上がるビック・トリア兄妹。トレーナーのタマゴとバトルの約束を取り付けるサトシとシロナ 一転、いつになくシリアスな面持ちで空を見上げるサトシ。長い戦いが間もなく幕を上げる…というところで To Be Continued
〇総括
総括としては…、予想以上にインパクトが薄い印象でした。シロナさんの昔話のボリュームもダンデの「圧勝」感もそこまで強く演出されていなかった気がします。過去シリーズのリーグ下見回に相当する感じです(迷子回よりは重要度は高め)。
ビック・トリア兄妹との交流でサトシとシロナのチャンピオンとしての器の大きさを表現する意図を感じましたが…、そこまで個性が強いキャラでもないので演出としては弱いです。ただし、ガラルポケモンのヒメンカ-ワタシラガの生態を描いたのは個人的にかなりの高評価ポイントです。
ダンデVSカルネに関しては正直語ることがほぼありません。ダンデの新手持ちが出たわけでもなく、ムサシ推しのパンプジンの活躍もなかったので…。アランの時のような惨い感じはなく本当にあっさりしてましたね(ゴリランダーの活躍をちゃんと描いたらそこそこ地獄絵図になってそうですが)。
今回の位置づけとしてはやはりサトシVSシロナの前日譚ということでしょう。私はこれが新無印のクライマックスになるのではと予想しています。果たしてどのようなバトル・対話が繰り広げられるのか。楽しみに待ちましょう。
ご清聴ありがとうございました!(了)
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