「映像制作モダンベーシック教本」レンズの焦点距離

「映像制作モダンベーシック教本」という本を読んで学んでいる。
編集ソフトについては、教本やマニュアル、Youtubeなどで使い方を学んでいるが、「映像制作」そのものについては、これまで見よう見まねでやっているだけです。

気ままに娘をとって記録として残しているだけであれば、特に困ることもないわけですが、やはり学びは大切。

非常にためになる本でしたので、自分への備忘録、学びノートとしていくつか記しておきたいと思います。

体系だってのまとめではなく、あくまで個人的な備忘録でもあるので、章立てなど無視してランダムな投稿になります。

11章 レンズの焦点距離について

焦点距離の基本的なところやセンサーサイズによる画角の差などは理解済みでしたが、下記が学びでした。

広角・標準・望遠の使い分け

感覚として、広角は「見渡す」、標準は「見る」、望遠は「見つめる」というような感じでしょうか

同上

この本を通して、こういう感覚的な話を記しているのが、非常に嬉しいし腑に落ちるところです。
最近135mmのオールドレンズを購入して遊び始めているのですが、どのように扱うのか迷っているところ、「見つめる」という感覚語で言語化して説明されるとすっと入ります。そうか、見つめる感覚で使うのだな。

広角もズームレンズで20mmをよく使うが、これまで何とはなしに使っていました。広角だけの映像が続くと、どこかつまらなくなるのが、「見る」ものがなくなって視点がぼやけてしまうのが原因だな、など、理解できます。

人を取る時の画角(広角はゆがむ)

望遠にすれば縦に歪むわけではないが、広角側よりも「スリム」に見える。

同上

人を撮る時に注意すべきことは、意図がない限り広角側では撮らないことです。広角で写せば歪みます。歪むということは太って見えてしまいます。

同上

画面中央では歪み自体は少ないが、とのこと。
広角が歪むということは知ってはいたが、正直あまり意識することはありませんでした。
意図なく広角で近寄って人を撮影することも多々あり、つまり、歪むイコール太って見える、という考えが足りていなかったです。
85mm-135mmあたりがポートレートレンズと言われるのも理由あるということ。

少なくともそれぞれの画角の特徴を十分知った上で、それぞれ「適当」ではなく、意図を持つことが大切。

Tips初めはF4ズームレンズとマクロレンズを手に入れよう

16-35mm/24-70mm/70-200mmのF2.8通しの大三元ズームをすすめる人もいるが、筆者は24-105mm/16-35mm/70-200mmのF4通しをおすすめするとのこと。
映像撮影ではそこまで開放絞りを使うことは少ないのでF4で十分だし、F4のほうが軽いとのこと。

明るいレンズの背景ボケを善のように感じていましたが、今Takumar55mm F1.8のオールドレンズで作っている映像作品があり、背景ボケ続きで疲れる感覚のためF値あげたレンズの映像を入れるとむしろ映像が引き締まる編集体験をしていたところでした。
動画においてボケは必ずしも善ではない。

現行Lumix20-60mmのレンズを持っていて通しF4ではないですが、当面メインはこれでもいいかなと(かつて28-70mm、F2.8を持っていて再度「買い直したい」という気持ちはありました。かつ単焦点F1.8を狙っていましたが)。

どうしても単焦点が欲しいという方は、一番自分が好きな焦点距離がどこか、ズームレンズを使いながら意識すると見えてきます

同上

そうですね、もう少しきちんと自分の中で「好きな焦点距離」を探っていこうと思いました。





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