武豊騎手凱旋門賞制覇へ
武豊騎手が10月6日に行われる凱旋門賞(GI、フランス・ロンシャン競馬場、芝2400m)に欧州GI2勝のアルリファーで挑む事が発表されました。
アルリファーは松島正昭オーナーが共同所有する4歳牡馬で、武豊騎手の凱旋門賞参戦は2年ぶり11回目となります。
8月11日に行われたベルリン大賞・独G1(ホッペガルデン競馬場・芝2400メートル、良)では、直線で後続を突き放して圧勝しました。
これまでは2100メートルまでしか距離経験がなかったアルリファーでしたが、初の2400メートル戦で過去にマリエンバード、デインドリーム、トルカータータッソ、アルピニスタなど多くの凱旋門賞馬が制しているG1を圧勝したことで、有力馬の1頭に浮上してきました。
日本ダービーをドウデュースで制し、最初の所有馬がデビューしてから8年足らずでダービーオーナーとなった松島正昭氏(キーファーズ代表)。
かねてより公言されてきた「武豊騎手と凱旋門賞を勝つ」という最大の目標に向けて、夢の駒を大きく進めました。
松島正昭氏が馬主資格を取って最初にセレクトセールで買ったのがミコラソンで、当時は娘の松島悠衣氏(インゼルレーシング代表)がペルーに行ってスペイン語の勉強をしていた時期でしたが、当時覚えたてのミコラソン(スペイン語で「私の心」「私の気持ち」という意味)というスペイン語を馬名にしたそうです。
その後もユイマールやチカリータなど、購入した馬の馬名に妻や娘の名前を、当人達と一緒にに考えたりする家族想いの馬主さんです。
松島氏は昔から武豊騎手の大ファンで、当初から「武騎手と凱旋門賞に行く」ことを目標として掲げていましたが、いつしか「武豊騎手と凱旋門賞を勝つ」という目標に上方修正し、今に至ります。
松島氏の夢の頂きに武豊騎手は旗を立てられるのか・・・・
その瞬間まで2カ月を切りました。