見出し画像

ヒヨコの飼育室内編 その2

 ヒヨコの成長速度はものすごかった。あどけないモフモフヨチヨチの期間はすぐに過ぎて、鳥らしい形になるまで1ヶ月もかからなかったように思う。
この頃気をつけていた事と言えば温度で、生まれたのは9月の前半だったので日中は大丈夫そうだったが、夜は足温器をつけたままにして、その上で眠らせた🐥

鶏が無心に餌を食べる様子、うとうとする様子にそれはそれは癒やされた。

2羽ともとても元気なので生後10日でちょっとだけ庭に出してみた。

初めての外に固まるヒヨコ
しばらくすると地面をツンツン探索していた

そうしてぐんぐん成長したヒヨコ達には、段ボールの寝床では手狭になってきた。敷いてある新聞やタオルに糞が沢山落ちるので、毎日の交換も地味に大変だった。

新しい住処を考えなくては。

鶏になったら外に出すとしても、今急に外に鶏小屋を作って‥という訳にはいかないし‥

そこで私は犬用ゲージを購入した。
これは鶏になった今でも活用している。


初めてのゲージに固まるヒヨコ達

広い住処を手に入れたヒヨコ達であったが、私と子供が寝ている和室にゲージを置いていたので、糞の匂いが気になった。毎日下の大きなトレーを洗うのも、仕事前には出来ない日もあったので、
YouTubeで見かけた発酵床を試すことにした
米ぬか少々と土を混ぜてゲージの床に敷くだけ。
匂い問題は解決の兆しをみせた。
今被災地でも水が流れない場合、トイレ問題がとても大変だと思う。そんな時土を被せれば匂いは消える。(屋外とかバケツにすることを想定)
便の量が多すぎてはいけないが、微生物が分解してくれるのだ。

鶏を飼いはじめて知ったことのひとつが、目には見えないが実は目の前に存在していた
✨微生物の世界✨だ

コロナ禍でなんでもかんでも除菌除菌!菌は悪者!全て消毒で消してしまおう!というのが正義のような世の中だったけど、目に見えない小さな生き物達はずっとずっと私達の手にもお腹にももともと住んでいて人知れず私達が生きるのも助けてくれていているのだった。魔法のような微生物の働きはコンポストや発酵飼料のことを書く時にいつか書こうと思う。


庭の探索
生後一ヶ月頃

天気のいい日には庭に出してあげた。
土を大きなスコップでほじってあげるとそこから自分で食べられるものを探した。ミミズなど見つけると大喜びで取り合って食べた。
ヒヨコ達は誰に教えられることもなく、食べられる草食べられない草、食べられる虫、食べられない虫を知っていた。

次回
オスの鶏鳴き声問題🐔へつづく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?