星の王女様
時間が溢れている。
特にバイト終わり。
暗がりでベットに横たわる僕にも
隣の部屋で絵を描いているアイツにも時間は平等で次のバイトまでこの時間をどう使ってやろうか考える事を考えている。
形の無い物を探すこの時間が大好きで
唯一嫌なのはタイムリミットがクソの役にも立たないバイトだという事だけ。
バイトが何かに変わってくれたらそれで良い。
そろばんをひっくり返してトミカのように走らせる時間でも良いし
膝を叩き続けて赤から紫に変わるのを見届ける時間でも良い
大概の人はそれを溢れた時間に費やすけれども
その時間が形付くのを待っているのは
幸せで、醜くくて、窮屈で、息がしやすい。
永遠に続かないことがわかっている幸せだけ
やっぱりそれだけが欲し〜の
by 王様のブランチの時のほしのあき
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