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底辺絵師がオリジナルオンリーでアカウントを育てる記録~シーズン2#1

※この記録はその日思った事をそのまま綴ったり、身バレ防止の為ある日起きたことを日を置いてから書いたりしているので時系列が前後することを留意してもらいたい。

転機

ある日、プロジェクトOOの受信箱にメールが届いた

とある出版社の編集者さんからのメールで、要約すると「本を出しませんか」との事だった

わが目を疑った
絵を描いている人間なら誰しもが夢見る「出版」
まさかこんなにも早く声がかかるとは
しばらく小躍りしたのちふと我に返る
・・・詐欺の可能性は?

今のところ、こちらが支払う金銭に関する文言はない
メールに記載されている情報から裏を取っていく

出版社はたしかに実在している
メール署名欄に書かれた電話番号もwebサイトに記載されているものと同じだ
編集者の名前から何か調べられないか
書籍の著者名検索と同様に編集者も検索できるかと思ったがネットで集められる情報では特にめぼしいものは見つけられなかった

出版社に直接電話をかけて確認しようと思ったが、いきなりかけた電話口で何を切り出せばいいか思いつかない
出版社に電話は確かに確実な手段ではあるが今のところメールに僕が金銭的に損をするかもしれない内容は書いてないのでこれは最後の手段に取っておく

これ以外に真偽を確かめるにはどのみち直接やり取りするほかない

メールの内容が本当なら願ってもないチャンスだ
僕は前向きな内容でメールを返信することにした

打ち合わせ

何度かやり取りをしていくと、どうやら出版はまだ本決まりなわけではないらしい

どういった内容の本にするか、どういった構成にするかを何回かの打ち合わせで僕と編集者さんで決めていき、そこで決まった本の内容と数ページのラフのようなものを試作して編集者さんが会社に提案する

そこで会社からGOサインが出れば実際の原稿執筆作業という流れのようだ

ちなみに本は作品集ではなく技術書になる予定なので内容も考えていかなければならない
うまくいけば僕の鬱陶しいウンチクやクサい一人芝居がちりばめられた素敵な呪物が世に出ることになる

結局詐欺なの本当なの?

完全な確証を得たわけではないけど、何度か打ち合わせをして印税とかの話もした今の印象では僕の中では信用しています
「こういう感じで作りたいんです」って何冊か参考になる本を無償で送ってくれましたし、本の内容を打ち合わせもしているので詐欺の手口にしては回りくどすぎる
よって詐欺の可能性は僕の中で除外しました

ただ印税の相場が全く分からない僕にとって提示された金額(初版分の最低保証金額+重版による印税)がまともなのかが判断付かない
知り合いにも本を出したことのある人なんていないからね
自分の本が出版社から世に出るってことはお金を払ってでも達成したい夢でもあったから、最悪安く使われたとしてもいいかなと今は思ってる

今のところ以上
なにか進展があったらまた
続く

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