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Linuc Lv1 メモ②基本的なファイル管理コマンド、ハードリンクetc

基本的なファイル管理の実行コマンド

ls

  • -a --all

  • -A --almost-all カレントディクレトリと親ディレクトリ以外表示

  • -i --inode

touch

  • -d 指定した日時に更新する

mkdir

  • -p 中間ディレクトリを同時に作成

mv

  • -i 移動先に同名ファイルがある場合、上書きしていいかどうか確認

  • -f 移動先に同名ファイルがある場合、強制的に上書き

ファイルの検索

find

指定したディレクトリ以下から、検索条件にマッチするファイルを検索する。対象範囲が最も広い。

  • -name ファイル名

  • -type ファイルの種類 f:ファイル  l:シンボリックリンク d:ディレクトリ

  • -ls ファイルの詳細を表示

locate

フィイルの検索コマンドで、findより高速に動作します。
あらかじめ作成したデータベースに基づいて検索する。

updatedeb

データベースを更新する。

which

コマンドを検索してその絶対パスを表示する。

whereis

指定されたコマンドのバイナリファイル、ソースコード、マニュアルファイルが置かれている場所を検索。

[root@localhost ken]# whereis which
which: /usr/bin/which /usr/share/man/man1/which.1.gz

type

指定したコマンドが実行ファイルなのか、シェルの組み込みコマンドなのか、エイリアスなのかと、いった情報を表示。

ファイルの圧縮、解凍

gzip(圧縮効率低)

  • -d、--decompress 圧縮ファイルを展開

  • -r、--recursive ディレクトリ内のファイルをすべて圧縮

  • 解凍用コマンド:gunzip

bzip2(圧縮効率中)

  • -d、--decompress 圧縮ファイルを展開

  • -r、--recursive ディレクトリ内のファイルをすべて圧縮

  • 解凍用コマンド:bunzip2

xz(圧縮効率高)

-d、--decompress 圧縮ファイルを展開

アーカイブの作成、展開

tar

  • -c --create アーカイブを作成

  • -x --extract アーカイブからファイルを展開

  • -z --gzip gzipによる圧縮/展開

  • j --bzip2 bzip2による圧縮/展開

  • J --xz xzによる圧縮/展開 

ハードリンクとシンボリックリンク

ハードリンク

実体(ファイル上のデータ)が一つでも、実体を参照するデータは複数あれば、それぞれのファイル名で同一の実体を参照できる。
特徴
・iノード番号が同じ
・ハードリンクを変更すると元ファイルにも影響がある
・別のファイルシステムへのリンク作成はできない
・ディレクトリのハードリンクは作成できない
・ディスク容量は消費しない
コマンド
ln

シンボリックリンク

リンク元の場所を指し示す。リンク元の削除をするとシンボリックリンク自体は残るが、アクセスしようとするとエラーになる。
特徴
Windowsでいうところのショートカットのようなもの
別のファイルシステムへのリンク作成はできる
コマンド
ln -s

アクセス権

デフォルトのアクセス権

umask値 「037」の場合
ファイル(666)所有ユーザ 所有グループ その他
          6     3      0
          rw-              -r-                 ---
ディレクトリ(777)所有ユーザ 所有グループ その他
          7     4      0
          rwx              r--                 ---

所有権の管理

chown
・所有ユーザとグループの両方を変更する場合
chown [-R] ユーザ名:グループ名 ファイルまたはディレクトリ
chown staff:staffgroup file.txt
chown staff.staffgroup file.txt

・所有ユーザのみ変更する場合
chown [-R] ユーザ名 ファイルまたはディレクトリ
chown staff file.txt

グループの管理

chgrp
chgrp [-R] グループ名 ファイルまたはディレクトリ
もしくは↓
chown [-R] :グループ名 ファイルまたはディレクトリ

SUID、GUID

SUID
+4000 or +s
どのユーザーが実行しても

GUID
+2000 or +g

スティッキービット
あるディレクトリ内において、自分以外のユーザが所有するファイルを削除出来ないようにするにはスティッキービットをディレクトリに設定します。
+1000 or +t

[root@localhost ken]# ls -ld test/
drwxrwxrwt 2 ken ken 6  716 08:24 test/

その他

  • FHS(Filesystem Hierarchy Standard)
    ディレクトリ構造の標準を定めた様式。

[root@localhost /]# ls
bin   dev  home  lib64  mnt  proc  run   srv  tmp  var
boot  etc  lib   media  opt  root  sbin  sys  usr




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