Emma.という映画を観た

録画していた「Emma.」という2020年の映画を観た。

素敵な作品だと思った。

僕がこういったロマンスドラマの映画を独りで観るのは奇特だ。というよりも、自発的には二十年来のことだろうか(笑)


結果は、終始様々に泣けた。

因みに、大人になってからは映画館で鑑賞してさえも泣く質の悪い野郎だから、泣けるのは珍しい事ではない(子供か?笑)


ハリエット(主人公の友人)の結末が、本当に良かった。
クライマックス?は泣き通しだった(笑)


実は、ジェイン・オースティンによる原作は「高慢と偏見」共々読んだことがあった。良く覚えていないが、どちらも日本語翻訳の岩波文庫版だったと思う。
つまり、筋は知っていた。
本では泣きはしなかった。
思うところは多かったが…


本原作を種にした映像作品は翻案作品や題名が違う物も含めて何作かあるが、見たことはない。


主演のアニャ・テイラー=ジョイは、凄く美人であるしハマり役だとも思うが僕の好みの容姿ではない。
しかし、僕が好きになる女性のタイプはこの主人公のような気が強くも聡明で利発(でありながらも内実は優しく真面目)な女性が多い…と思う。

がしかし、僕は莫迦だからそも恋が叶うやら以前に相手にされない(爆)
ぁ…自身が優しくないから縁もないか(笑)

まぁ、ナイトリー(男方の主演)のような優しく頭の良い男性だからこそ、表面的な容姿や物言い以外にも彼女に多くの美点を見出すのだろうし…僕とは偉い違いだ(涙)

ぅ…臆せず意見するところだけは少々類似するか、ってそりゃ最悪だ(笑)


そうそう、制作がイギリスであるからか画がとても当時の英国風情に素敵に綺麗だった(とはいえ、CSの Movie Plus チャンネルを小さなモニタ(20in)で観たからアレだけども)。

日本では劇場未公開で、COVID19の関係もあり早期に配信公開された作品でもあるらしく、それも残念だ。
個人的には、この時期に封切られ日本では話題にならなかったものの素敵な作品は多いのではないかとも思う。

大変に残念だ。


原作が古典小説でもあるし、中々に考えさせられる事も素直に共感出来る事も多く、やたらとVFXやら過剰な効果も使っておらず、スゥーッと没入も出来たし小物や衣装にセットやカメラアングルなども素敵だと思った。


いや、やはり、

素直で実直なことは大事だなぁ、と思った。

その意味で自分の半生?に重ねると、終始様々に泣けた。

様々に考えながら生きるわけだけれども、それにしても自然体で素直であるのは大切だし、印象やら評価に併せて一時の自己の身勝手な納得よりも何よりも、実直であれることは大切だと再び思い直しもした。

自分を信じるというのも又、ともすれば思い込みの一種ともなりかねないし…


特にこの3年ほどは、世相もアレだからか不誠実な事も多いし、このお話し自体は貴族の話なのだけれども、この時期に合った映画だとも思った。


ぅ…あ、

そういや、痛快アクション映画とかも余りみないのだけど…コメデイーガスキ

映画やドラマは好きな方です。


常に、自分は間違っているかも知れないという前提で生きているつもりではあるけれど、自己愛の欠落は問題外な程に問題でもある。
まぁ、嫌いな自分が内在するのも常だし、それがないのは又気付きの欠落に繋がりかねず広がり難いのだから…

極単純には、独りでは生きられないという…


当初は疎ましく思えようとも、巡り逢いから生まれるものは多いし大きな恵みだよね。

所縁ってのは様々に素敵だと思う。

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