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そもそも、台は店が儲けるためにある。

そもそもの話


パチンコ、パチスロ台メーカーは
店が儲けるように作ってます。
客に遊んでもらって儲けるわけです。
そんな話をゲーセンにあるパチ台と比較して考えてみましょう。

メーカーは店が赤字になる台は作りません。
セールスマンは、
「この台は食いつきますよ」みたいなセールストークで、プレゼン動画を見せることでしょう。

新機種は店も「この台は儲かるの?」って聞くでしょうし、不安な台は買いませんわな。
もちろん人気台とのバーターで買うことはあるでしょうが。
メーカーはとにかく店に買ってもらって初めて売上が立つ訳ですから、そりゃ打ち手より店が儲かる台を作ります。

ですからどんな台でも、毎日開店から閉店まで1年間ひたすら打つとこんなグラフになります。
実際どのくらい抜くのか知りたいとこです。

IN数は客が入れた玉、コインの数です。
右肩下がりのグラフで、店が1年間着実に儲けることが分かります。
ちなみにOUT数は客が得た出玉、コインの数です。
台に入るからIN、出るからOUTです。
IN数はセーフ数とも言います。野球のOUTの反対から来たのでしょう。ひょっとして野球拳がルーツかも?

台の大当たり抽選プログラムはこのような出玉曲線を描きます。
店が儲かるようにプログラミングされてます。
打ち手に出ないようにプログラミングされている訳です。
けしてホールコンピュータが悪いわけではありません。
店は打ってもらわないと困るので、手を変え品を変え繋ぎ止めようと腐心するわけです。
図を拡大して1週間を抜き出すと、こんな感じになるかもしれません。

火曜と水曜の2日が出て、後の5日が出ない。
1週間のうち、出る日は2日ぐらい。
こんな感じが多くないですかね。
1日の出玉推移を見ると、このようなグラフをよく見ます。

出るのは確変大当たりになった時。1日に2,3回でしょうか?
確変当たりを引くのは、ほんのささいな一瞬。そのためだけに延々と打つのは修行ですね。
ドMにはちょうど良いかも。

ゲーセンの台の場合


さて、ゲーセンのパチやスロはご存じでしょうか?
ゲーセンパチは100円で100玉か200玉程度が貸出され電子的に貯玉されますが、実際に台の中を循環している玉は数十個くらいでしょう。今度発売されるスマートパチンコも同じような感じですか。
玉を打って大当たりを楽しむのはパチ屋の台と一緒ですが、大当たりすると、店のコインゲームで使うコインが払い出されます。
ゲーセンスロも100円で30枚か40枚程度が貸し出され電子的にクレジットされ、台に入れるコインはありません。
これもスマスロと一緒ですね。たぶん。
当たると、パチンコと同様に店で使えるコインが払い出されます。
しかしパチ屋の台と違うところは、大当たりしても玉やコインの払い出しが無いので、貯玉できる最大の電子的な玉やコインは100円分しかありません。

ゲーセンパチ、スロの特徴はハマりが浅く大当たりしやく改造されていることです。
改造するメーカーによって、パチ屋用台をほとんど改造せず出玉が悪い台もあります。
また確変時(ARTや数珠連など)でも、クレジット(玉やコイン)が無くなればお金を追加投入しなければいけません。
つまり確変時や数珠連している時も、玉が減り追加の100円を投入しなければいけず、店にとっては出ても追加投資してくれるので美味しいわけです。

とにかく大当たりを楽しみたいという私みたいな人にはピッタリなのですが、ゲーセンパチ、スロの出玉推移を見てみましょう。

1年を通してみると、右肩上がりになります。
もちろん単発はありますし、ハマりもあります。
ですが、ハマりは浅いです。
ゲーセンパチ(スロ)は、パチ屋と違って客にハマらす意味が無いのです。
ゲーセンは換金できませんから、常に当たりやすくしてお客に座って100円を入れてもらうわけです。
出玉のコインがいくら出たとしても、店内のコインゲームで消費するしかないですから、店は痛くも痒くもない訳です。

まとめ


ゲーセンとパチ屋では大当たりの抽選プログラムが真逆なことが分かります。 
パチ屋向けはそもそも出ないように作られている。
ゲーセン向けは出して遊んでもらうように作られている。
そう言えば昔のゲーセンスロは単発と確変当たりの表示があるものもありました。



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