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私は一体いつになったら彼を受け止められるのか

こんにちは。こんばんは。同僚様方いつもお世話になっております。お疲れ様です。高橋です。

今回は声優業を引退なさった方について書こうと思っています。もしかしたらこの記事を読んで不快になる方もいるかもしれません。ご容赦ください。
そして勢いと感情に任せて文を書いているので、最終的に完成したら目も当てられない文章になってるかも。


私は去年の10月くらいに徳武さんを知りました。そして彼こそが私が九十九一希担当Pになった理由です。

彼を知ったのは、桜庭薫、黒野玄武、九十九一希が歌う「Your Nobility」でした。

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初見の印象は「え…?このオレンジ髪の美人からこの力強い声が……?」でした。(正確にはほかの二人も)

そこからは早かった。私は即座にサイスタをインストールし、九十九一希のプロデューサーとして歩み出した……

が、その後知ることだが九十九一希の声優さんは徳武さんから比留間さんへと受け継がれていたのだった。

呑気なもので私は、「あ、そうなんだ」くらいの感想しか最初は持たなかった。なぜならサイスタ上で九十九先生の声聞いた時は気づかなかったから。声優さんスゴイ。

だが、やはり九十九先生の声を5年間担当していたこともあり、当たり前だが徳武さんが歌った曲の方が多い。その為、自然と私の耳と脳は「徳武竜也が命を吹き込む九十九一希」に慣れていった。

比留間さんの声に違和感があったわけでも齟齬があったわけでもない。むしろ大好き。

でも心の中では「また徳武さんの九十九先生」が聞きたい、そう思うようになっていた。

それはなぜか。理由は至極明瞭だった。




私は徳武竜也という人間に恋をしていたのだと思う。

きっと以前の私は「そんなわけがない」と言うだろうが、顧みてみればこの感情に1番近いものは「恋」だろうし、案外すんなりと受け入れられる。


徳武さんが声優業を廃業なさった後に、私は彼を知り、彼について調べた。

好きになった理由に特別な理由は無く、シンプルに声とか人柄とか笑顔とかだろう。徳武さんの笑顔とても好きなんですよ(隙自語)

同期からおじじと呼ばれてたり、旗担当声優さんのお二人から末っ子扱いされてる彼が好きだった。

そして、彼を知る内にまず最初に生まれた感情は「後悔」だった。私は最前線で活動していた頃の彼を知らない。後からになって出てくる物は情報であり、つまり過去のこと。新たな彼の姿を知ることは、もう無い。私は好きなのに最前線の彼をこの目で見れなかったことが大層、悔しかったのだろうと思う。どうしようもならない事だが。

私はどうしても彼の動いている姿を目に焼き付けたくて藁にもすがる思いでTHE IDOLM@STER SideM PRODUCER MEETING 315 SP@RKLING TIME WITH ALL!!!の円盤を購入した。

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すっっっっっげぇ良かった。そして退場する際にお辞儀する徳武さんの姿を見て号泣した。そんな彼を見て「あぁ、もう二度と会えないんだ」と悲壮感にのまれたのを覚えている。

徳武さんを知って日の浅いヤツが何を言っているんだ、と思うかもしれない。正直自分でもそう思う。だからこそ彼に恋をしていたと納得出来る。

そこからは深い深い沼だった。彼のことを知れば知るほど絶望していったし、受け止められなくなっていった。

「何で辞めてしまったのだろうか」とぐるぐるぐるぐる悩む日々だった。元々、声優志望で声優になった人では無いから引退する可能性だって大いにあっただろう。彼の声が好きだったから「受け止められない」という気持ちに拍車がかかる。

あれだけ募っていた声なのにいざ聞くとめちゃくちゃに泣いてしまう。そんな毎日だった。正直Waving FLAGS とか怖くて殆ど聞けてない。

私自身も薄々「このままでは駄目だ」と思っていた。なぜなら徳武さんの九十九先生も比留間さんの九十九先生も受け止められないからだ。そんな失礼なことある?

そんな私の心境に変化を与える出来事があった。そう、

「THE IDOLM@STER SideM 6thLIVE TOUR ~NEXT DESTIN@TION!~」【Side HOKKAIDO】

である。

F-LAGSが好きだから。何より気持ちを払拭したくて私はスマホ越しにリアタイした。


そしてDay2。F-LAGSは「Waving FLAGS」を披露してくれた。そこで、比留間さんはこの曲を「バトンを受け継ぐ曲」と言ってくれた。とあるPは「F-LAGSは7人でF-LAGSだよ」と書き込んでいた。


衝撃だった。私はF-LAGSPとして配信に参加していたのに、F-LAGSについて誰よりも理解していなかったのだ。配信を見て痛いほど身に染みた。

結局、自分が悲しいから。見たくないから。逃げていただけに過ぎないのだった。どれだけ自分は未熟だったんだと本当に本当に申し訳なかった。徳武さんに、比留間さんに。そして九十九一希に。

SideMは今まで何度も受け止める機会をくれていたと思う。それを無碍にしていたのは紛れもなく自分自身だったのだろう。ダメ人間すぎる。

そこからは、徳武さんの声を聞いても泣くことが少なくなった、と思う。

いつのまにか比留間さんの演じる九十九一希、徳武さんの演じる九十九一希両方を楽しめるようになれた。


「DREAM JOURNEY」という曲で、F-LAGSが歌うパートに

「今までだって同じだっただろう」

という歌詞がある。

徳武さんが演じた九十九先生、比留間さんが演じる九十九先生。それぞれに込める像は違うかもしれない。

でも九十九一希は変わらないのである。これまでもこれからも。

きっと、完全に徳武竜也、という人間を受け止められるのはまだまだ先であろう。もしかしたらいつまで経っても、受け止められないかもしれない。

それでも私は徳武さんを知れて、九十九先生を知れて幸せです。


本当にありがとうございました。貴方はかけがえない存在です。


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