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母は強いと言う言葉の呪い

母になる人、なった人一度は言われたことがある

言葉だと思う。

「母は強いね〜」って

妊娠中から終わりの見えない悪阻に耐え、

過酷な出産に耐え、

ブラック企業さながらのタイトな育児に耐え、

それを聞いた周りの人たちは言うんです。

私はこの言葉を呪いだと感じる。

強くなければいけないと言われてると。

逃げられないから強制的に強くならざるおえないのに。

変わっていく体とホルモンバランスに

嫌でも向き合わないとだし、

陣痛中に一旦ストップ!休憩!ってできない。

私はちなみに陣痛中一旦休憩したいです!って

言ったら助産師さんに

「お母さんになれるのよ〜耐えて〜」って

言われて泣いた。

社会全体が妊娠出産育児を

母はできて当たり前って押し付けてくる。

でも母も人間で向き不向きもあるし、

たまに息抜きしたい。

自分が強くならなきゃと思うのは自由だけど、

他人に母になったんだから強くならないとねって

押し付けられてすごいプレッシャーに感じる。

でも周りはそんなことも思わず

寧ろ褒め言葉として言う。

言葉は時に人を励まし、

時に呪いと化する。

受け取る人が違えば捉え方も違う。

その言葉は人を押し付けたり傷つけるかもと

一度考えてみてほしい。

あらゆる女性がこの社会で生きやすくなる事を

心より願って。




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