6月19日

忘れもしない2022年6月19日、日曜日
巷では武尊VS天心の世紀の一戦が
行われていた夜

その日
俺の日常が、当たり前にあったはずの
大切な日常が「いきなり」吹き飛んで消えた。
取り扱い注意の、命という壊れものが壊れた。
街を歩いてて突然頭上から爆弾が降って来る。大袈裟でも何でもなく、そんな感覚。
「骨折して救急車で運ばれた」の一報から
世界線は15分で真っ暗闇に変わった。

病院で別れを告げられた時刻。時計の針は23:45。説明を終えた医師がその場で頭を下げ、針が動いて23:46を指したその瞬間をこの目が覚えている。

今まで幾人もの友人の死を体験してるし、
親父の死をこの手で看取った経験もある。

年齢、病気、怪我、その人との関係や
タイミング含め、色々あれど
俺の中で経験して来た死はある意味で
納得出来るもの、理解出来るものばかりだったんだと思う。

けれど、今回ばかりは
嘘でしょって思ったし、
信じられない、信じたくない、
受け入れたくない、受け入れられない。

圧倒的に、一方的に突きつけられた悲劇でした

理性も経験も想像も、ましてや前知識なんて
まったく役には立たなかった。
それほどに悲しみの爆弾の威力は凄まじくて
俺は意識ごと吹き飛ばされた訳。

眠れない日々がしばらく続き
やがて俺に与えられた病名は適応障害。
その通り👏って感じだよね。
今にして思うと。

葬儀屋さんに「葬儀から2〜3週間すると精神的にくる場合が多いです」と言われてたけど

そういうのもまさにその通りだった。

残された者として過ごす
ぼんやりとした日々。
気がつけば視界すべてに
彼女の生きた痕跡が残ってる…。
ケースに浸けたままのコンタクト。
開けたままのタバコの箱。
数え上げたらキリがない。
あるはずのものは「すべてそのまま」あって
そこにいるはずの彼女だけがいない。
交差点でも夢の中でも
こんな所にいるはずもないのわかってて
山崎まさよしよりずっとずっと彼女を探したよね。

まー、簡単に言えばあまりのショックに
そら頭おかしくなるでしょって感じで
案の定、見事におかしくなってた。
※ちなみに今は精神安定剤飲んでません。

正直そこから秋くらいまで心と体全部バラバラで記憶飛び飛び。体と心にのたうつ衝撃を逃すのに必死だった。

兎にも角にも
彼女が何を想い、どうだったのか。
本当の事に近づきたくて。
知りたくて。知りたくて。
気がつけば検証に検証を重ねる
メンタルマッドモードの日々。
ちょっとでもいいから
彼女への繋がりを探したい、その一心。

そうこうしてやっとこさの想いで
彼女の気持ちの一つ一つに触れ
俺の事実と感覚を照らし合わせ
少しずつ現実を受け入れていきました。

人それぞれなんだろうけど、
当時俺は死んでもいいから
「なぜ?」を知りたかったし、
それを知った上で俺は
死ぬか生きるか決めようと思ってた。
残された者は生きる事だけが
絶対に正だ、なんて思えなかったからね。

まあ結果として沢山の人の優しさとか想いに
改めて気付けたからこそ、支えられたからこそ
この文章書けてるんですけど🙏
ありがとうございます◎生きてます。

お陰様で自虐でブラックな
ジョーク言えるくらいには元気なんですけど
聞く人にはブラック過ぎて引くみたいなので
自重してます◎

どちらにせよ今この瞬間、
俺は幸か不幸か、こうして生きている訳で🙏
心の戦争をくぐり抜けた感。
天国も地獄もないから
どうせ生きるなら、って心境。

そしてここに至るまで
自問自答して出た結論は
悲劇を悲劇のまま終わらせるのが一番の悲劇
って事でした。

そう考えたら
愛も過ちも、
戒めも罪悪感も素晴らしい思い出も
全部ひっくるめて俺の人生の一部。
正解はわからないけど、時を止めたままなのが
不正解だってのはわかる。
ぼちぼち生き直します。

こうして俺はnote始めました。
突然のお別れから残された者は
何を失い、そこからどう変わるか
見出せるか。
今後同じような突然の別れを経験する人に
少しでも為になれば、って気持ちもあります。

俺という人間のドキュメンタリー?
生き様ごとエンターテイメント。
これから徒然と書き記していきます。

まずは心あるままに。
ご一読多謝◎



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