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売りから入る株式投資(売り目線での買い投資)

 再び買いに行く事を想定し、一旦ロスカットしてその銘柄から離れる際の心境を、男女の関係に喩えますと、不適切にも程がある、と、お叱りを受けるかも知れませんが、それを覚悟で、敢えて申し上げます。
 
 仮に貴方が男性であれば彼女や奥さんと別れる場合、或るいは貴女が女性であれば彼氏や旦那さんと別れる場合、或るいは男性であっても女性であっても同性の方とお付き合いしている方の場合、お相手と別れる際の事を想像して下さい。

 多様性を重視する世の中ではございますが、私は女性しか愛せない男ですので、敢えて2743・ピクセルの事を、ここでは「惚れた女」とさせて戴きます。
 さて、一概に別れると言っても、「惚れた女」だからこそ少し距離を置いたり、「惚れた女」だからこそ一旦冷却期間を置きたいと言うのと、もう2度と会いたくないくらいに嫌いになったと言うのでは、同じ別れるにしても、全く違うでしょうと言う事を御理解して戴きたく、こんな面倒臭い言い回しになりました。

 そうなんです。

 私としては、金曜日に「惚れた女」である2743・ピクセルを一旦ロスカットしましたが、それは再び買い戻すべく、翌営業日の4月8日の月曜日には値を下げると考え、一旦冷却期間を置いたのです。
 「惚れた女」と寄りを戻したいからこその別れであり、ホールドし続けて含み損を膨らませ、ストレスをためながら、宛らストーカーのようにピクセルを追い続けるのを止める為なのであります。
 
 ちなみに、何だかんだ言って、未練がましくピクセルとの離れ時を間違え、もっと高い位置で利確出来たのに、ロスカットする羽目に陥った不甲斐なさを鑑み、自省の意味も含め、今回も無料とさせて戴きます。

 2024年4月6日(土)

 さて、4月4日今週の木曜日は、2743・ピクセルが引け間際に掛けて予想外の急落を喰らい、これは最悪の悪材料を示すIRが出たか?
 と、一瞬意気消沈し、売るか、それとも堪えるか、と、思案しているうちに、売り気配のまま、どうしようも手の施しようがなく、
唯々、呆然と板を見詰めているうちに大引けを迎えました。
 引け後、悪材料を示すIRが何も出ていない事を確認した私は、何故だろう、と、思考を巡らしました。
 急落した事よりも、ピクセルに対しての自身の分析力不足か、或るいは元々300円を付ける程の材料では無かったか、と、入念に再度調査をすると、売り目線からは以下のような結論に至ったのです。

 材料は間違いなく強いので、ひょっとすると、UBSとBNSの空売り機関が3月27日迄に売った135万株程の売り残を、何とか200円代で買い戻そうとしてるのでは、と。
 2時30分過ぎから仕掛け、個人の狼狽売りを巻き混みスト安を狙うも貼り付かなかったので、夜間も凄い出来高だし、ptsでも印象操作して安いところを買い戻したいのか、と、そう考えると機関も株価上昇を確信してるのでは、と。

 ところがその後以下の様なIRが出ました。

ピクセルカンパニーズ <2743> [東証S]について、ソラは4月4日受付で財務省に変更報告書(5%ルール報告書)を提出した。報告書によれば、ソラのピクセル株式保有比率は5.14%→3.73%に減少した。報告義務発生日は3月29日。■財務省 : 4月4日受付■発行会社: ピクセルカンパニーズ <2743> [東証S]■提出者 : ソラ

  (かぶたん 記事引用)

 と、あるように、ソラが引け間際に大量の冷やし玉を放り込んだらしいので、なぁんだ、と、結構木曜日は楽観していました。
 ところが明けて4月5日の金曜日、一時350円迄戻して買気配が出たのにも関わらず、それを上回る大量の売りが出たのです。
 みるみる内に株価は急落し、あわやストップ安になるかと思うような勢いの売りです。
 その後は300円近く迄戻すも、また下落、300円近く迄戻すも、また下落を繰り返したのです。
 そこでハタと気付きました。
 売り目線で見ると、仮に今回の相場に大口(仕手筋の本尊、或るいはファンドかも)が介在しているとすれば、本気で売り崩そうとは思っていないのではないか、と。
 
 つまり、今回介在した大口は、大量の売りが出たと見せ掛け、株価が100円代未満の時からホールドしているホルダーに、如何にも「ここらへんで手放さないと損するよ。今が売り時だよ」と見せ掛けて価格操縦をし、結果、現物株をパニック的に安く売らせ、そこを買いに来ているのか、と。
 この不自然な売りの出し方と言い、そうしておいて安い処を拾うと言うやり口が、大口の特徴と言えば特徴なのです。

 一度は300円代に突入し、200円代を否定した銘柄ですし、これだけ強いデータセンターと言う材料が出たのに、このまま、こんなところでピクセルが、今回の相場を終えるとはとても思えません。
 
 但し、飽く迄も売り目線を失ってはなりませんので、私はそうした事に気付き、恐れずに258円でロスカットしました。  
 何故258円でロスカットかと言うと、前回263円で仕込んだ玉のうち、40%を一旦310円で利確し、290円で入り直していたから、その値段で買った分を含めても、税引き後の利益が損失を僅かに上回っているからです。
 なので、或る意味ではロスカットではなく、利確とも言えますが、何度も、何度も、もっともっと上値で利確するチャンスがあったのに、利確出来ずに売り時を見間違えた私に取っては、やはりロスカットなのです。
 但し、このような大口の介在する案件は、何時ストップ高を演じるか分からないですし、それに備える為には予めロスカットの位置を決めておいて、それ迄は振り落とされないように、じっと堪えてしがみつく忍耐力も必要になって来ます。
 なので、金曜日は後場の14時40分迄堪えたのですが、そこまで堪えると見えて来るものが見えて来るのです。  
 大口が株価を下げ足りないように(安値で集め切れていないのと、売り仕掛けた分での安値での買い戻し分も含めて)思っているのではないか、と。

 そう感じたので、当然、翌営業日の前場は必ず株価は下がる筈、と、そう踏んで、ロスカットしました。
 今後大口の仕込みが終了し、ホルダー(株主)が入れ替わる迄、大口が思うように操縦し株価は上下するでしょう。

 そこで、大口が仕込み直したい株価であろう、200円から220円の間で、私も翌営業日以降仕込み直したいと思っております。
 
 尚、引け値は289円迄戻していますが、夜間のptsでは277.5円迄値を下げています。

 無論夜間は大口も居ないですし、個人投資家しかいないので売り圧も掛かりません。
 また、私は夜間取引を頻繁にする方ではありませんし、必ず明日の株価に反映するとも思っていません。
 とは言え、ptsでの株価は現在の個人投資家の心理を測る為には、重要なファクターだと思っています。
 そうした意味で、夜間で10円以上下げているのであれば、実際の株価が幾らになるかは別にして、少なくとも、朝一から買いたいと思う個人投資家はいないと言うことになりますので、株価は下落する、と、なります。
 また、大口にしても、してやったりと思いながら、どんどん買い下がるでしょう。

 私としては、その下がり切ったところを買いたいのです。

 そこで買って、再急騰、連続のスト高を味わいながら、「何故あそこでピクセルを手放したか」、と、ピクセルを手放したライバル達を後悔させたいのです。
 なので、来週月曜日の前場は220円を切れば必ず買い直します。
 ただ、寄りから急騰し、スト高を付ける可能性も無きにしも非ずですが・・・・・そこは売り目線でしか買わない私のこと、少なくとも前場は下げて来る。
 と、確信しています。

 仮に下げずに急騰すれば、「惚れた女とは縁がなかったか。ここまでだな。次の女に行くか」、と、割り切って次の銘柄です。
 この考え方についても、再び、不適切にも程がある、と、お叱りを受けるかも知れませんが、ごめんなさい、もう既にやっちゃってます。

 7003・三井E&Sに切り替えました。
 無論、月曜日、ピクセルの株価が下がらずに上がり、逆に三井E&Sが下がれば、暫く様子を見ることになり、ピクセルは買い直せずに終わるでしょう。
 しかしその逆であれば、三井E&Sを適当なところで利確し、ピクセルの下がったところを買います。
 両方上がれば、ピクセルを諦めその時は三井E&Sを買い増し、スイングするかもです。

 またこの三井E&Sと言う銘柄は、株価リバース待ちホワイトハウス案件なのですが、材料云々よりも、需給環境が悪過ぎて、株価がずっと値上り出来ずに、下げまくっていた銘柄です。
 逆日歩が満額になり解消し、その後本来の売り圧に押され、「逆日歩に買いなし」を実践するように、どんどん値を下げていた訳ですが、金曜日の引け値は1695円の39円高と、陰線から陽線に切り替わりました。
 本来なら2日連続で陽線を付ける迄待つべきところですが、この銘柄の場合、材料が材料なので、需給が良くなり売り枯れて上昇し始めると、直ぐにストップ高を付けるような銘柄ですので、このタイミングで乗り換えました。
 また、先週金曜日の板はオーバーが142万株、アンダーが226万株と、売り板は薄く、買い板は厚くなっており、夜間ptsも1714円の19円高と、個人投資家のマインドも上向きで、来週月曜は株価上昇が期待出来ます。
 それに空売り機関も、ここから売りに来る材料が無いと思いますし、直近で2800円迄行っていた銘柄なので、ここ迄下げると、ここから引き摺り降ろすのには相当苦労すると予想されるので、我々個人投資家は今が入りどころと考えます。

 逆に1514・住石ホールディングスは、4月3日(水)に 1,322円の71円高を付けたのですが、翌日の4月4日(木)には1177円の145円安と、
下げ止まる事を知りません。
 また、この銘柄は前回でも述べたように、掴んではいけない堕ちるナイフであり、今年の3月7日には5570円まで行ったのに、先週金曜日は1166円の11円安で、連結PERは10.7にまで低下し、RSIも32.38。
 反転してもよさそうなのですが、空売り機関がかなり売り越していて、中々買い戻す気配がありません。
 元々が仕手株のようなところはありましたが、やはり特配が剥落したのが原因のようでして、私も2回ほど引っ掛かりました。
 これもまた、不適切にも程がある、と、お叱りを受けるかもですが、三井E&Sを「芯のしっかりしたいい女」だとすると、住石は「男を騙す悪女」、と、言った所でしょうか。
 やはり住石の場合は、連続2回の陽線を付ける迄は手出し無用と言う事で宜しいのではないでしょうか。
 今年1月に付けた、年初来安値の1081円を下回る事は充分覚悟すべきでしょう。

 さて、「惚れた女」のピクセルと寄りを戻せるか、乗り換えた三井E&Sを「芯のしっかりしたいい女」と、本気で付き合ってみるのかは、来週の相場次第と言う事で、また、常に売り目線でトレードする事を忘れずに。

 では、では、また来週お会いしましょう。
 ちなみに、ピクセルと寄りを戻したら、緊急速報を入れますので、宜しく! 


 ✡ ちなみに日曜日の桜花賞は、 12・ステレンボッシュから、騎乗予定のC・ルメール騎手がドバイターフで落馬負傷の為、モレイラ騎手に、このパターンの乗り替わりは来る事が多いです。
 また、前走、鼻差で負けているところが、今回の大逆転劇を演出する材料に、と、思っています。
 と、言うか、競馬の予想なんかやってるから、株が上手くなんないんだよ!
 との、お声もあろうかと思いますが、小生ギャンブル依存症ですので、競馬は1日1000円マックスと決めております。
 買っても、負けても、たかが1000円。
 ストレス発散と、ガス抜き程度にやっています。
 先週負けた皆様も、私同様、競馬等ギャンブルで、株で負けた分を取り返そうなどとは夢々お考えにならないように!
 我々の主戦場は、阪神競馬場に非ず、我々の主戦場は、東京株式市場に有り、です!

 では、では、ご機嫌よう。

 
 
 



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