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売りから入る株式投資

2024年1月20日(土)
狂気の乱高下、さくらインターネット。
一般投資家は蚊帳の外。 

 最初に金曜日にお会いしましょうと言っておいて、投稿が一日ずれた今日、土曜日になってしまった事をお詫びしたい。
 と、言うのも、言い訳にはなりますが、昨日予定以外の空売りをしたのと、来週のデータ分析に明け暮れていたので、執筆が遅れてしまったのです。
 大変申し訳ありませんでした。

 さて3778・さくらインターネットです。

 今回のさくらインターネットの決算前相場程、我々少資本の一般投資家の無力さや、信用取引の枠組みが、とことん大資本に有利に出来ていると感じさせられた相場は、未だ嘗て無かったと言っても過言ではありません。

 それと、先ずは最高値4550円近辺で、同銘柄を現物で買ってしまった個人投資家の方にお悔やみを申し上げたい。
 恐らくは、1月31日の決算に向けて、再度その辺りの株価迄値を戻すことは無いように思います。
 ただ、買い方の大口投資家が、高値で総て売り抜けていないような気もするので、もう一度4000円代を取ってくるようなら、少々損をしてもそこで手放して戴きたい。
 そのあとは、3000円代、2000円代、1000円代と下落を続けるような気がします。
 また、株価が戻らなくとも、3000円代を割って来るようなら勉強料と腹を括り、思い切って損切りをするのも良いのかな、と。

 大体、PER137.8倍の銘柄に、下落余地こそ無限に有りますが、上昇余地など有りませんし、これだけ株価が下落しても、RSIが未だ尚68.84などと言う、とんでも無い高値を付けている銘柄に、買いで手を付けるほうが無理筋なのです。
 とは言え、増担保設定、信用取引規制、と、一般投資家はこの相場に参入しようにも、現物買いで入るしかないのですから、やはりそこは「さくらインターネット劇場」として、静観するのが1番無難だったのです。

 最早こうなってしまうと、選択肢としては、同銘柄の決算日の翌日である2月1日(木)に、売りで入るか、それともスルーするかの二択となってしまいます。
 但し、それも増担保設定が解除され、信用取引規制が解除されての話ですし、仮にそうなって相場が落ち着いてからでは、参入する妙味が喪失しているかも知れません。

 何れにしても買い方だった大口投資家が売りに回れば、空売り機関と共に一斉に売りに来るでしょうから、ストップ安が何連続するかも知れませんし、或るいは株価が3桁になる可能性も有り、我々一般投資家はやはり静観が無難と言うことになります。

 ですので、今回の勝者は、4500円代で空売りを仕掛けた野村インターナショナルを始めとする空売り機関と、何よりもこの相場を作って売り抜けた(売り抜けたかどうかは、確たる証拠が無いので分かりませんが)買い方の大口投資家、と、言うことになります。
 無論、買い方だった大口投資家が、既に売り方に回っている可能性も有ります。
 何しろ彼等は我々と違って、全く違うルートで貸株を調達出来ますし、数十億、数百億と言う金額を動かすのですから、我々の手が遠く及ばない処で相場を作っているのです。

 もう少し我々一般投資家にもチャンスの有る、平等な信用制度にしてくれたらとは思いますが、それこそ資本主義の原理なのですから、致し方ありませんよね。
 我々は地道に一歩ずつ、他の銘柄で稼いで行くほかありません。

 さて、この金曜日迄の今週の私の空売りトレードと、来週以後の空売りトレードについて述べて行きたいと思います。

 先ずは8200 ・リンガーハットです。
 決算翌営業日の1月15日に2500円丁度で、少し早売りしてしまいましたが、漸く金曜日2500円を切って株価が下落し始めました。 
 損切りの買い埋めをせずに、今迄持ち越した甲斐が有りました。

 元は私の下手糞トレードが原因で、2550円のところで空売りを掛けていたら、ここ迄待つ必要は無かった訳ですが、まぁ、怪我の巧妙とでも言いますか、本来の目標値の2350以下外を目指して待って正解てわした。

 前回でもご説明致しましたが、空売りと言うものは、逆日歩が付いている間は株価が下落しません。
 何故なら逆日歩を支払うくらいなら、今損切りした方が良いとばかりに、売り方が損切りの買い埋めをするからです。

 例に違わず、リンガーハットも1月12日から17日迄の4営業日の間、ずっと逆日歩が付いていたので、株価が2500円を切りませんでした。
 しかも1月17日は、それ迄0.05円だった逆日歩が、0.15円に跳ね上がっていたのですから、然もあらんです。
 ところが1月18日には逆日歩が0.05円に下がり、1月19日(金)には、2485円の37円安と値崩れを起こしました。
 ひょっとすると1月19日(金)には、逆日歩が解消して満額になっていたのかも知れません。

 こうしたリンガーハットのような配当も有り優待も有るような銘柄は、現物ホルダーの方々は決算に関わらず売る人が少ないので、株価が高止まりしがちです。
 ただ、さすがに連結PERが160.9で株価が少し下落したとは言え、未だにRSIが73.80の超割高銘柄は、逆日歩さえ解消すれば、株価は本来の売り圧力に耐えきれず、下落の一途を辿ります。
 来週が楽しみな銘柄です。
 
 次いで4176・ココナラですが、これはリンガーハットの空売りを上回る超下手糞トレードで、我ながら−20点を付けたのですが、何とか利益を出して買い埋め出来ました。
 1月17日に売り建てたのですが、405円で早売りしてしまい、損切りも覚悟して1日待ったお陰で安いところが有り、1月18日に395円で買い埋めました。
 薄氷を踏む空売りでした。
 やはり早売りは厳禁です。
 430円代で売るべきトレードでした。

 そしてその分売り建れる、枠が空いたので、1月18日に決算の有った6217津田駒工業を空売りしました。
 これは普段はやらない決算跨ぎを、ショートで(空売り)跨いだトレードです。

 自分が決算跨ぎを特別にショートで(空売り)跨ぐ場合、1・逆日歩が付いておらず、機関の空売りが無いこと。(つまりは機関の資金が入り切らない小型株であること) 2・余り出来高が多くないこと 3・決算が悪いことは凡その投資家が知るところなのに、決算日当日迄出来高が少ないのに不自然に高値を付けていること(高いRSI値)。つまりは、会社側或るいは経営者側が株価下落を分かっていて、故意に株価を下げ止めて、関係者を売り抜けさせていると思える状況。

 以上の条件が揃った時、逆日歩銘柄の決算直後売りに比較すると、2割から3割の少額で決算跨ぎをします。
 仮に株価が上昇しても、最低限の被害で済むように少額でやります。
 それだけ決算跨ぎは難しいし、本当はやらない方が良いのですが、私のような少資本ではそこ迄しないと、生き残れないのでやるしか無いのですが・・・・・。

 で、結局津田駒工業は、425円と422円での空売り玉を、翌日に393円で買い埋め。
 1日で32円幅と29円幅の差益なので、まずまずと言ったところ。
 引けはもう少し安いところが有ったのですが、返す刀で4929アジュバンを空売りたかったので、14時過ぎのザラ場で決済しました。
 業界では下位の美容コスメメーカーです。
 これも決算を跨ぎました。
 921円で空売りしました。

 結果は来週の月曜日に出ますが、予想通りの否、予想を上回る最悪の決算内容でした。
 ただこの銘柄もリンガーハット同様、配当と優待の有る銘柄で、私は減配迄期待していたのですが、流石に今回の決算発表ではそこまでの告知はありませんでしたので、ストップ安迄は行かないように思います。
 大して下げないかも。

 但し、次回本当に配当出来るの、と、言うくらい夢も希望も無い最悪の決算内容でしたから、来週月曜日はストップ安迄は無くとも、下げるのは間違い無い筈です。
 何故株価下落を予期出来るかと言うと、夜間ptsでたったの200株しか出来高が無く、本場の引け値よりほんの少し安い915円と、ほんの少し高い924円の、たった2回しか取り引きが無かったからです。
 
 これは個人投資家の誰かが、印象操作のクロス取り引き(自己売買)をしたに他ありません。
 幾ら出来高が少ない銘柄だとは言え、決算当日夜の200株の出来高は、本来なら寄らずと同じです。
 では寄らなかったとして、寄らずのストップ高なのか、ストップ安なのかと言うと、どちらかは言わずもがなです。
 皆さん、こんな銘柄、わざわざ金を出して今夜ptsで買う程の銘柄じゃないでしょ、と
、言う訳です。

 
 では、何故そんな面倒臭い印象操作をする人が居るのかと言うと、このクロス取引をした人も、非常に高い確率で下がる事を分かっていて、出来るだけ自分の持っている現物株を高い値段で売り抜けたいからです。
 この株は明日上がるから、今の安いうちに買っとくべきだ、と。
 その逆も然りで、ptsは下げていたのに、翌営業日に株価が急騰したりします。
 そうしてptsは、本場と逆になる事がしばしばあります。

 まぁ、決算跨ぎは少量しかしないので、株価が上昇しても、早い段階で損切りします。
 なので、自分はその事も視野に入れてトレードします。

 最後に来週の狙い目ですが、

1・6210東洋機会金属、RSIが73.08でPERは赤字会社なので算出出来ません。
 子会社の不正で関連特損有り。
 減配があるかもなので、1月25日の決算当日、売りで決算跨ぎを考えています。

2・2594・キーコーヒー、RSIが71.43でPER56.6です。
 逆日歩が付いている銘柄で、決算翌日に値上りしていたら、翌日の1月30日に空売りを掛けます。

 その他有名インフルエンサーの買い推奨の、5255モンスターラボですが、これはそのインフルエンサーさんが、ツイートを止めたり、下がり始めた、或るいはvwapラインを下回った、もしくは、ここを耐えたらと言うツイート後、UNDERをOVERが上回ったら売りなんですが、そのタイミングは微妙なので、次回来週の月曜日もしくは火曜日に。
 それ迄は絶対に触らないで下さい。
 急騰して大損する可能性もあるからです。

 では、来週1月22日(月)もしくは、1月23日(火)に、お会いしましょう。
 


 


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