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徒然6

大学生M-1グランプリ、出番前は自信があった。別にこの大会に賭けてる訳ではなかったけど、それでもうまくいけば2組に残れるかもと思っていた。でも、蓋を開けると6位だった。敗退直後は頭に来てたし、審査員は本当にセンスが無いのだろうと失望した。ドタバタするだけのやつが俺たちより上??え??優勝のネタだって絶対見たことあるのに、準々決勝まで行ったネタですって言われたらビビって低くつけられない??謎の評論家名乗ってる奴はどの界隈でもダメなんだなと思ってた。だから観に来てくれた人にも、配信で観てくれた人にも俺らそんなにか?ってめちゃくちゃ聞いて回った。社交辞令か分かんないけど出場者含めみんなあの点の付け方はおかしいって言ってくれた。当たり前だと思った。アーカイブも観る気になれなかった。でも、あんなに大きな会場でネタをした経験はなかったので、いつも通りのパフォーマンスが出来ていたか確認するために奥歯をすり減らしながら観てみた。なるほど。確かに2人とも冒頭から緊張が伝わってしまっている。自分のセリフを飛ばさずに吐き出すことに集中して見せ方まで気が回ってない。天茶とかノコノコはこの辺がめちゃくちゃ上手い。俺らは今まで、とりあえずネタを飛ばしてないから大丈夫、悪くない間だから大丈夫、ボケの大喜利を強める必要があるだけだと思っていたけれど、それだけじゃないのかもしれない。常に客に見られることを意識しながらネタ合わせしなきゃなのかも。出場者の中でも舞台慣れしていない方で、学生が精一杯やってる感が拭いきれてなかった。心なしか衣装にも着られている気がした。これが芸会決勝やM-1を経験してる奴らとの差か。あと、大喜利の連打だけだと4分はもたれることも分かった。今まで4分尺のネタは作ったことがなかったので、これは普通にいい気づきだし前向きに捉えられる。今回一応前よりはツカミらしいツカミを取り入れてみたけど、これから色んな大会を見据えるならやっぱり何かしらの展開や掛け合いは必要不可欠になってくるのだろう。落ち着いたら大喜利ベースではありつつもしゃべくりの漫才も試してみてもいいかもしれない。このままだと優勝するのは無理そうだし、今のスタイルをやるのにも飽きてきたし。と、色々な反省点は見つかったけれど別に負けてたとは今も思ってない。シンプルに審査員にセンスが無かったと信じてる。俺らかなりいいネタやってると思ってる。ようやっとるよ。

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