見出し画像

3弾環境 ゾンビ型テイオウゼミ解説【蟲神器】


はじめに


こんにちは、りんだもんです。
今回は僕が普段使用しているゾンビ型テイオウゼミについて解説します。

本当は動画にして解説した方がいいのですが、対戦相手がいないことや編集作業をするのがめんどくさいする時間がないことから、noteにすることにしました。
この解説を機に僕のデッキ基盤を使ってくれるプレイヤーが増えると嬉しいです。

また普段から文章を書いているわけではないので、至らない点などあると思いますが、最後まで読んでいただけると幸いです。

参考リスト・戦績


早速ですがデッキ解説の方に移っていきます。
今回は僕が2024.02.23にTNC会館にて開催された第三回ももち浜大会で使用したリストを参考に解説します。

戦績は以下の通りです。

第1部
赤単速攻 先 〇
アグロ 先 〇
玉響蜉蝣ワンショット 先 〇
情報なし 先 〇

第2部
別デッキのため省略

第3部
不戦勝
瀬戸際水生 先 〇
瀬戸際水生 先 ✕
情報なし 先 -

本戦
瀬戸際水生 先 ✕
ベスト8

不戦勝を除くと5勝2敗1分でした。
何とも言えない勝率ですね。

デッキコンセプト


デッキコンセプトはテイオウゼミによる展開を複数回行い強い盤面を作り続けることです。
テイオウゼミというデッキタイプは展開力は高いものの、1ターンに攻撃できる回数が少なくなります。そのため、一度盤面を作っただけでは勝利できないことも多く、そこを墓地回収札などでもう一度盤面を作れるようにすることを目指しました。

最終的にはエゾゼミ+ヤンバルテナガコガネの盤面を作るのが目標です。

採用カード解説


・テイオウゼミ

このデッキの核です。当然最大枚数の2枚確定です。

場に出たときに捨て札からセミ科の虫を1体蘇生します。ただし蘇生したセミはこのターン攻撃できません。
そのため、横並びはできるものの打点自体は伸びないため、蘇生先は壁としての利用がほとんどです。
また捨て札から出した時もこの効果は発動します。

打点は600なので弱点を突かないと高コスト帯の虫は倒すことが難しいです。

・エゾゼミ

テイオウゼミからの蘇生先です。2枚確定。

場にいる間、相手はこの虫にしか攻撃できないため、他の破壊されたくない虫を守ることができます。
とはいえ体力は700なので小型であれば1発は耐えますが、5コスト帯の虫からはワンパンされることも多いです。
また術カードからは守ることができません。

しかし体力も打点もとてもいいラインなため、攻守ともに活躍してくれます。

・ヤンバルテナガコガネ

踏み倒しメタ。これがないとワンショットに勝てません。
このデッキが初見殺しにも強い理由の一つです。

術カードで出た虫はそのターン攻撃できない常在効果を持ちます。
デュエマだったら除去までしてた。
効果の適応範囲に自分も含みますが、今回の構築では踏み倒し札を採用していないため、自分には影響がありません。

また基礎ステータスも高く体力1300が偉いため、メタが刺さらないデッキに対しても壁や打点として出すことも多いです。

・ヤブキリ/ゴライアスオオツノハナムグリ

役割はどちらも受けです。

対水生昆虫を考えて弱点を突かれる緑以外かつ体力600以上の虫を採用しました。
ヤブキリに関してはニジイロクワガタにワンパンされますが、そこに関しては割り切っています。

6枚中1枚はとびだす確率は採用枚数が2枚だと約52%、3枚だと約68%、4枚だと約79%となっています。
このデッキの場合、序盤さえ耐えればいいため合計3枚採用にしてもいいかもしれません。

・テナガカミキリ

役割は青い虫の除去です。
パラワンオオヒラタクワガタに対して出すことが多いです。

テナガ攻撃は使えたら使う程度です。
このカードじゃなくても勝ってることが多く、このカードじゃないといけない場面は少ないため、他のカードと入れ替えてもいいかもしれません。

・リュウジンオオムカデ

雑に強いカードです。

説明が難しいので、使えばわかると思います。
コストが重いことと打点がもう100ほしかったこと以外は申し分ないです。
回復しないダメージを与えられるため、空蝉の皮鎧に強かったりします。

・グンジョウオオコブハムシ

役割は対アグロでの序盤の時間稼ぎと詰めの時の打点です。

序盤の時間稼ぎは言葉通りで、小型を倒しながら壁になるということです。

詰めの時の打点というのは、このデッキは餌が7つあれば大抵のことはできるため、餌7つの時点で餌置きをやめることが多いです。
その状態で詰める時に5コストの虫を出した時に2コスト余るため、2コストの虫がダイレクト用で必要になります。

今回は対アグロの札は他にあるため、詰めの時の打点で使うことを重視したため、1枚あればいいと判断し1枚採用にしています。
対アグロを重視するなら2枚採用、詰めを重視するなら他の2コストの虫を1枚採用がいいと思います。クロシデムシは後半になればなるほど強くなるので、ありかもしれません。

・虹の架け橋

バケモンです。このカードのためにデッキ8つ買いました。
デュエマでもビルディバイドでも2コストはいる効果なのに…
みなさんはどのレインボーロードが好きですか?僕は64が好きです。
前張りしたいので。

このカードを使って捨て札にいったテイオウゼミなどを何度も使いまわします。
回収先はテイオウゼミが一番多いですが、ダイレクトまでいけるなら小型の虫にするなど、臨機応変に対応していかないといけません。
そこは何度も使って覚えてもらって…

・叛逆の蛮勇

かなりトリッキーなカードです。

このカードのおかげで盤面0からヤンバルテナガコガネとエゾゼミの盤面を作り出すことができます。
まず下準備として捨て札にエゾゼミとヤンバルテナガコガネ、手札にテイオウゼミとこのカード、餌は6以上用意します。
揃ったらテイオウゼミを出し、その効果でエゾゼミを蘇生します。
その次に叛逆の蛮勇を使ってテイオウゼミとヤンバルテナガコガネを入れ替えるだけです。
下準備に関しては試合が進むとこうなってることが多いので、そこまで意識しなくても揃っていることが多いです。

最近だとエゾゼミ+ヤンバルテナガコガネの盤面が作れないと負けになる場面も多いため、2枚採用してもいいかもしれません。

このコンボはこのデッキでしかできず、ヤンバルテナガコガネの枠は別の虫でも可能なため、拡張性も高いコンボになっています。
今後、常在効果で自軍にバフを与える虫などが追加されたらさらに強くなるかもしれません。

・蜜蝋の壁

水生昆虫にLO勝ちをするためのカードです。

テイオウゼミデッキは性質上、1ターンに1回しか攻撃できないことが多く、水生昆虫のような横並びするデッキに対しては、縄張りを0にすることはできてもダイレクトまでいくことがかなり難しいです。
そのため先攻を取って、最終ターンにこのカードを使うことでLOでの判定勝ちを狙います。

もし先行を取られた場合や水生昆虫以外の対面では、延命手段として使いますが、だいたい餌にすることが多いです。
たまにですが刺蠅の血盟のコストとして使うこともあります。

先攻の最後のターンでしか使わないため、その時までは邪魔になるので1枚採用にしています。

・息吹の解放

対アグロのカードです。

特に書くことはないですが、虫の攻撃で先にダメージを与えて、このカードでトドメをさすことがあるのは覚えておいて損はないと思います。

・刺蠅の血盟

大型の除去として使います。

退魔の蚊遣火ではなくこっちにしているのは、除去+展開をしないといけない場面があること、0コストで使用した際にエゾゼミなどが落ちてコンボパーツが揃うことがあるからです。

除去カードは3~4枚がいいと思います。
最近だとロードハウナナフシのような擬態持ちが多く、このデッキは火力不足から大型を処理できないこともあるため除去に頼ることも多いです。
しかし多すぎても事故の原因になるのでこのぐらいがベストだと思います。

先攻・後攻の選択


すべての対面で先攻を取ります。
とはいえ今の環境はアグロ以外は後攻を選択するため、ダイスやじゃんけんで負けても先攻を取れることが多いです。

先攻を取る理由は2つ。
1つは蜜蠟の壁を使ってLOで判定勝ちをするため。
もう1つはエゾゼミヤンバルを通すためです。

もし後攻になった場合、エゾゼミを出した返しのターンには相手の餌は5枚になって、ロードハウナナフシを出しながらエゾゼミを処理されます。
そうなるとヤンバルテナガコガネを出してもロードハウナナフシで処理されるだけのため、ヤンバルテナガコガネを出すことができなくなります。
ということは次のターンの踏み倒しを許すことになり、そのまま負けてしまいます。

もし先行になった場合は、相手がロードハウナナフシを出せるターンにはエゾゼミとヤンバルテナガコガネが揃っている状態になります。
そうなると相手はヤンバルテナガコガネを残した状態でターンを返すこととなります。
それならこちらはテイオウゼミでエゾゼミを蘇生する、虹の架け橋でエゾゼミを回収し出す、ロードハウナナフシを息吹の解放などで除去するなど多くの選択肢を取ることができ、結果として踏み倒しをケアでき、有利状況を継続することができます。

これら2つの理由からこのデッキではどの対面でも先攻を取っています。

対面解説


ここからは各対面での解説をします。
もっといい方法もあるかもしれないので参考までに…

・対有象無象

だいたい有利です。
よくわからないデッキなどです。
相手の初見殺しギミックをヤンバルテナガコガネが潰していくため、なにをされるかわからないまま勝つことが多いです。
基本的にはエゾゼミとヤンバルテナガコガネを両方盤面に揃えてから、相手の縄張りに攻撃していきます。
それまでは相手の盤面除去以外では攻撃しません。

・瀬戸際水生昆虫

不利よりの微不利です。
ほとんどLOです。
こちらはエゾゼミとヤンバルテナガコガネが盤面に揃っても基本的に攻撃しません。
ただし、最終ターンの1ターン前には、相手の縄張りを残り1枚にしないとLOでの判定勝ちもできなくなるので注意が必要です。
相手の手札の枚数的に最終ターンに虫が1体残った状態で開始できるなら、2枚でも大丈夫です。
相手の墓地、餌など見えているナミゲンゴロウ、タイコウチの数は試合中ずっと把握しておいてください。

・バフ水生昆虫

不利です。
基盤はほとんど水生昆虫で、瀬戸際の虫時雨の代わりに軍隊蟻の蹂躙のような、全体バフカードを入れた型です。
こちらに関してはヤンバルテナガコガネがまったく刺さらない上に、揃うとこちらの虫すべてをワンパンしながら攻撃してきて、縄張りの最後がとびだすじゃないと耐えないし、打点の数によってはそれでも耐えません。
おそらく早めに攻撃して相手の餌が6になる前に倒すのがベストですが、瀬戸際水生昆虫とほとんど区別がつかず、瀬戸際水生昆虫だった場合は攻撃してはいけないため、攻めることができません。

・ワンショット

有利です。
こちらもエゾゼミとヤンバルテナガコガネが揃っても基本的に攻撃しません。しっかり盤面を作った後か除去を抱えて相手のとびだすをケアできたら攻撃します。
この対面では金色の顎門の数を把握する必要があります。
玉響、蜉蝣に関しては1枚でも使われた時点で負けるので、そこにはあまり意識を割かなくても大丈夫です。
それよりも小型に金色の顎門を使って、ヤンバルテナガコガネが突破されることがあるので、そこに対してヤンバルテナガコガネの2枚目を盤面に出すことや、エゾゼミの2枚目を出すことが重要になってきます。

余裕があれば刺蠅の血盟もケアしたいので、ダイレクトまでいけない場合、縄張りを1枚まで削れるとベストです。

・アグロ

微有利です。
轢かれる時は轢かれます。そういうもんです。
赤緑アポロ、白単ヴァランの方が終わってるから許せるね!

とびだす頼りのマッチアップになります。
しかし、他のデッキよりはとびだすも多いし、息吹の解放もあるので耐えやすいと思います。
先攻を取る都合上、相手が少しでも遅れればこちらのエゾゼミが間に合うので、けっこういけると思います。

・血盟アグロ

不利です。終わってます。
りんだもんは考えることをやめた

2回とびだすと勝てるかもね。

・キンオニクワガタ

五分です。
相手が空蝉の皮鎧を何枚持ってるか、自分が何枚除去を持ってるかの勝負になります。
ヘラクレスオオカブトを入れると楽になりますが、この対面のためだけに入れるのもねぇ…

おわりに


今回はゾンビ型テイオウゼミについて解説しました。
ここまで書いて気付いたのですが、使い方の解説を書き忘れました。
(けっきょく動画作ることになるのかなぁ…)

元気があれば動画も作ろうかなと思います。
動画の方が伝わりやすいと思うので。
そのころはゾンビになってるかもね…

簡潔に書こうと思ったけどけっきょく長くなってしまいました~
ここまで読んでくださりありがとうございました~


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?