寂しそうな顔を見て、初めて幸せになってしまう


今日は渋谷で懐かしい人に会った。
前の仕事でよく会っていた、お客さんだ。

彼は私を見てそれはそれは喜んでくれた。私がいないことを寂しいと言ってくれた。
その人とは少し近況を話して、握手をして別れた。

私はすごく嬉しかった。私が居ないことを寂しいと言ってくれた人に、久しぶりに出会えたからだ。
こうやって書くと聞こえが良いけど、わたしは人を傷つけてまで、それを試してしまうことがある。

最古の記憶は小学1年生のとき。母がわたしの筆箱のえんぴつを全部削ってくれた。わたしはもう1回削ってほしくて、全ての芯を折った。ひどい話だ。

当たり前にこれは人としてヤバい自覚があるのだが、これ以降何度も、誰かが悲しそうな顔をするか試してしまうことが度々あった。
どうしてかは自分でも分からないし、メンヘラとかそういう類の特徴がそれなら、たぶんわたしはメンヘラなんだと思う。

わざわざ試したりしたくても誰かに必要とされる仕事をできる人間になれたらいいのにと思う。

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