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弥生賞ディープインパクト記念

はじめに

名前、長いですよね、今更ですが。

伝統の弥生賞の名前を消す訳にもいかず、功績は認めるけど単体でレース名にするには適当な重賞がないから、弥生賞の後にくっつけちゃえ!的なやっつけ感が満載な印象を受けるレース名です。

正式に言うと、〝報知杯弥生賞ディープインパクト記念〟

もう、近所にあるラーメン屋の〝台湾豚骨醤油ラーメン〟レベルです。
注文すると店員さんが「台湾豚骨、一丁!!」って言いますしw


話を戻して

少頭数で正直、時間をかけてデータ検証するのも勿体無いと思ってはいましたが、メンバー的にドングリの背比べなので紛れも置きそうなので、内容は薄いですが調べてみました。


グランヴィノスが過剰人気を集める格好の馬だと思ってたので逆の意味で出走取り消しが残念でもありましたが。


ローテ別傾向

★近3走以内で芝1600m以下の連対経験のある馬
(新馬戦は勝利条件)

1-6-5-2-3-7/24
勝率4.2% 単勝回収率7%
連対率29.2%
複勝率50% 複勝回収率125%

該当ではないけど推奨に値しそうな馬
③アームブランシュ
3走前
新馬戦(新潟芝1600m)
4着

個人的に、弥生賞はマイラーが通用しやすいレース性質と強く思っているので、このデータを推奨します。


語弊があるかもですね、人気薄で走っている馬の多くがマイル実績を持っているが近いかもです。

今年は、マイル実績を持つ馬が皆無で残念だなぁと思っていましたが、血統構成的にもマイラー色が強いなぁという馬がアームブランシュで、唯一、芝1600mを経験している馬でもあったので敢えて推奨してみました。


★連勝経験のある馬

5-6-7-6-3-11/38
勝率13.2% 単勝回収率39%
連対率28.9%
複勝率47.4% 複勝回収率90%

【該当馬】
⑩グリューネグリーン
3走前
未勝利戦(東京芝1800m)
1着
2走前
京都2歳S(阪神芝2000m:G3)
1着

調教傾向

★ウッドコース 5ハロン65秒台

4-3-4-1-0-8/20
勝率20% 単勝回収率326%
連対率35%
複勝率55% 複勝回収率190%

【該当馬】
②ワンダイレクト
当週 栗東CW 6ハロン追い
5ハロン 65.4秒
3ハロン 35.5秒
3ハロンラップ 13.0-11.3-11.2


⑧セッション
1週前 栗東CW 9ハロン追い
5ハロン 65.7秒
3ハロン 36.7秒
3ハロンラップ 13.5-11.7-11.5


⑩グリューネグリーン
1週前 美浦南W 6ハロン追い
5ハロン 65.6秒
3ハロン 37.5秒
3ハロンラップ 13.2-12.5-11.8

血統傾向

ディープインパクトが圧倒的な成績を残しているレース

その裏に隠れて、ハーツクライ産駒やネオユニヴァースの血を保持する馬の成績も優秀。

ただ、ディープに関しては、今年がラストクロップという事で3歳世代は6頭。

ハーツクライ産駒としては、・フォトンブルーが出走予定


★リファールのクロスを保持する馬
1-1-1-0/3
勝率33.3% 単勝回収率93%
連対率66.7%
複勝率100% 複勝回収率113%

【該当馬】
⑧セッション
リファール 4×6

⑨ヨリマル
リファール 5×3

②ワンダイレクト
リファール 5×5

弥生賞でこの配合が〝機会数3〟しかないですが、馬券内100%です。

会員様ならご周知だとは思いますが、昨秋から中山芝でお伝え続けている血統構成で、結構 通用しています。


サンプル数が少ないので、馬券内100%って強引やん!って声も聞こえてきそうですが、サンプル数が揃ってからでは、美味しい所なんて残ってないんです。


雑談的見解

④トップナイフを評価しなかったのは、まず中山芝2000m適性としては、ほんの少しだけズレているなぁと感じる点。

それと評価しなかった最大の理由が、1番人気の先行馬という点。

賞金加算したい馬達が揃ってるだけに、突かれない訳がなくて、それさえも跳ねのけてしまう実力は備わっているとは思いますが、前哨戦でそこまで無理な競馬もしないとは思います。

7戦している馬で、使い過ぎという声もあるみたいですが、個人的にはそうは思わず、レースを重ねれば重ねる程、調子と上積みをプラスする血流が揃っているだけに問題はなさそうで。

間隔を空けずに皐月賞に挑むスタイルとして認定して、無理はしないだろうなぁという邪まな決め付けで消しと。

⑥タスティエーラの脚力とレースセンスは高く評価していて、前走も人気していましたが高く評価していました。

ただ、今回の調教内容を見ると、明らかにトーンダウンする時計ですし、明らかに春の目標に向けて、予定外のローテという印象が強いので消し。


⑦ゴッドファーザーは、レベルが高い新馬戦3着は(withkeibaレースレベル判定は9点満点中6点)評価出来ますが、騒がれている前走の10馬身差の爆勝は、ペース的にも先行馬には息の入る楽な展開でしたし、2着馬以降の馬の次走が惨敗ばかりという恵まれ感もあった上に、

久々の割には、調教も軽く(時計的に)、当週をウッドコースを半マイル追いにも大きな不満を感じているので、消し。

能力はあると思いますが、出来れば平坦向きで中山芝2000mは苦戦しそうな印象を持っています。
1800mもこなすマイラーな印象が拭いきれません。


⑩グリューネグリーンは世間で言われているプラス材料と同様な意見を持ってると思います。

オークス馬で東京芝中距離巧者の祖母ウメノファイバーから、中山芝中距離の鬼、

半兄ヴェルデグリーン、半姉ファータグリーンがいて。

裏づけるかの様に、Halo5×4 に ニジンスキー5×5 とロベルトまで内包していて、近年の中山中距離芝の血統トレンドに濃く該当していると個人的には思っています。

前走は、スローの展開が向かなかったのもありますが、スタートで挟まれ、直線向いてからも挟まれと〝サンドウィッチフェア〟を開催しているかの様な不利が目立っていて。

今回も少頭数スロー必至で、折り合いを付ける事が最大の鍵ですが、包まれるとエキサイトしやすいタイプなだけに、この枠は逆に良かったと思います。

デムーロさんも、昨秋から気楽に乗れる人気の時の方が期待値優秀で、

★単勝オッズ5~15倍以内の成績
※OPクラス以上/2022年9月~先週末まで

3-3-2-3-1-7/19
勝率15.8% 単勝回収率133%
連対率31.6%
複勝率42.1% 複勝回収率112%

同じ外国人騎手としてルメールと比べても雲泥の差の期待値です。



⑧セッションと②ワンダイレクトは、

緊張(短距離血流)と緩和(中距離血流)の配合バランスが美しく、当コース向きの血統構成をしていると思います。

それに加えて2頭共に、当レースで相性の良い調教パターンに該当してきているので、大きな期待を寄せています。


勝ち切るまであるんじゃないかと思っているのが、

⑤フォトンブルー

シルバーステートを兄に持つ超良血馬。

大型馬で、新馬戦を勝つには勝ちましたが、モサモサしている様な走り方で、いかにも大型馬のドン臭さが目立ってましたが。

この休養がきっかけで、飛躍的な成長を遂げたかの様な調教時計。

馬ナリで、栗東CW5ハロン64.7秒 3ハロンラップ13.1-11.4-11.9と抜群の内容。

当たり前の事を言いますが、この時期の3歳馬なんて、少しのきっかけと少しの時間で一気の成長を遂げるだけに、きっかけとなりそうな材料っぽいモノがあれば手放しで評価材料に転換しても良いと思っています。

蛯名正義厩舎と違って、馬の個性と芯の通った育成理論がはっきしていて、結果も出して勢いのある武幸四郎厩舎という点も心強く。


超良血の馬が最低人気で買えるなんて、年に1回あるかないかです、特に成長期の3歳馬の良血馬を。

非常にお得な買い物だと思っています。

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