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共同通信杯 時々 京都記念

はじめに

★東京スポーツ杯2歳S 馬券内好走馬

2-0-1-0-2-2/7
勝率28.6% 単勝回収率75%
連対率28.6%
複勝率42.9% 複勝回収率51%

【該当馬】
①ダノンザタイガー
前走
東京スポーツ杯2歳S(東京芝1800m:G2)
2着 1分45秒9

出世レースと位置付けされている東京スポーツ杯2歳Sで、その称号に違わず数多くの名馬が誕生していて。

そのレースと同じ条件で戦う共同通信杯。

上記の好走率の高さは一目瞭然ですが、馬券内に好走した数字は全て前走からここへの直行組

ホープフルSがG1昇格した18年以降は、東京スポーツ杯2歳S好走組がここへ使うローテは少なくなっていて。

何故、推奨したかというと回収率に注目すると分かる様に同じ条件での好走が支持されて、過剰人気を生みやすい材料という事。

今年、唯一の参戦馬ダノンザタイガーはどうなのか?という点ですが、1番人気想定ですよね、ちょっと過剰人気が過ぎる印象は否めませんが、前走と同様な結果は出せるんじゃないかと踏んでいます。

今年の東京スポーツ杯2歳Sのレベルは個人的には高いと思ってます。


1着馬のガストリックが次走のホープフルSで惨敗はしましたが、マイラーだと思ってますし、3着馬のハーツコンチェルトは、ホープフルS 0.5秒差の7着とどちらかというと大箱向きの適性が高い配合馬だと踏んでいる中、上がり2位の末脚で上位馬に迫ってましたし、4着馬のドゥラエレーデがホープフルSを制覇と、レベルの高さは担保されているかと。


1番人気想定の馬をここまで分析するのも時間が勿体無いと思いながらも、withkeibaの理論や目線で見ても、中心視する馬という点は避け切れないなぁという感想。

今年は、そこまで荒れないと踏んでます。


また、前走、ホープフルS組は18年G1昇格後、まだ1頭も出走しておらず、G2時代の成績を見ても、0-0-0-4/4とさっぱり。


1番人気のハートレーも9着に敗れてます。


変則的な見方をすれば、ホープフルSを直前で取り消してここに挑んできたディーマジェスティが1着になった歴史はありますが出走してませんからねぇ。

そこで今回、withkeibaが注目したローテ傾向が下記の条件。


ローテ別傾向

★前走、新馬戦 芝1800m以上の外回り/直線の長いコース組

2-2-2-0/6
勝率33.3% 単勝回収率166%
連対率66.7%
複勝率100% 複勝回収率298%

【該当馬】
⑥タスティエーラ
前走
新馬戦(東京芝1800m)
1着

良いですねぇ、この感じ。


新馬戦は、ムーアさんの豪腕騎乗というか、体勢が決している中でも暴れん坊将軍騎乗で追いまくって、2着馬に0.6秒差を付けての完勝


その辺りの派手な見た目勝ちで過剰な人気を集めるのは正直嫌ですが、破った相手馬を考えると、この馬の素質と現段階での完成度に有利性を感じまして。


2着馬が次走、勝ち上がり。


5着馬が次走、3着。

6着馬が次走、勝ち上がり。


出走馬の次走が優秀だからレベルが高いという単純な話ではなくて超が付く程の良血馬が揃った新馬戦だったという点。


2着馬が近親にリスグラシューを輩出している牝系。


3着馬が近親にレイパパレ、シャイニングレイを輩出している牝系。


4着馬の牝系からは、米愛の芝G1を制しているTreasure Beachがいて。


5着馬はオーソリティの半弟


いくらデビュー戦で仕上がり具合に差があるとはいえ上位入着している超良血馬を相手に、この着差を付けての快勝はスケールの大きさを物語ってると思います。


気に入らないのが人気してるという点のみ。



調教傾向

★ウッドコース 5ハロン 65秒台

2-2-0-1-0-3/8
勝率25% 単勝回収率146%
連対率50%
複勝率50% 複勝回収率183%

【該当馬】
⑥タスティエーラ
1週前 2/2 南W 5ハロン 65.7秒
3ハロン 37.5秒
3ハロンラップ 13.5-12.1-11.9

血統傾向

★米国型ミスプロ Fappiano系の血を保持する馬

1-1-2-1-1-5/11
勝率9.1% 単勝回収率28%
連対率18.2%
複勝率36.4% 複勝回収率105%

【該当馬】
①ダノンザタイガー
母の母父Cahill Road
(米国型ミスプロ Fappiano系)

Fappianoで話をすれば、中距離戦までの距離の限界があったかの様なイメージのマイラー気質の高い馬で、自身の実績もさる事ながら、種牡馬になって更に
価値を高め、今も尚、国境問わず発展を遂げている血脈。


芝でもダートでも圧倒的なスピード力を底上げ。


日本でもサンデー系との相性もバッチリ。


★ブライアンズタイムの血を保持する馬

3-0-3-4/10
勝率30% 単勝回収率321%
連対率30%
複勝率60% 複勝回収率214%

【該当馬】
⑫ロードプレイヤー
母の父父ブライアンズタイム
(欧州型ロベルト系)

底力に富んだ血脈。


当レースは、サドラーズウェルズやフェアリーキングといった血流を持った馬の好走も目立ち、東京スポーツ杯2歳Sとは若干異なり、血統的にはタフさを兼備した配合がベスト


日本古来は言い過ぎですが、芝が茶色だった一昔前のタフな芝の時代からお馴染みのブライアンズタイムの底力がスパイス的な役割を担って、当レースでも好走馬を輩出している印象です。


★欧州型サドラーズウェルズ系の血を保持する馬

3-4-3-1-0-13/24
勝率12.5% 単勝回収率147%
連対率29.2%
複勝率41.7% 複勝回収率124%

【該当馬】
⑪ウインオーディン
父の母母父Sadler's Wells

⑨レイベリング
父Frankel
(欧州型Sadler's Wells系)

雑談的な見解

タスティエーラには注目していて。世間様もでしょうけど。

相当な器だと思っていますが、人気馬が嫌いなのと、引退関連の福永さん騎乗による過剰人気要素も少し感じるので、その辺りのみで評価を下げたという感じです。

圧勝しても良い素質馬だと思ってます。


今年の滑り出しも無双状態の川田さん騎乗の①ダノンザタイガーも逆らえなかったですね~

過去3戦で詰めの甘さを感じる内容でしたが、ハーツクライ産駒の牡馬なので、成長段階の入口には到達していると思いますし、ここで善戦マンのイメージを払拭出来るかどうかの試金石の舞台ですね。


京都記念


はじめに

記事書く程の内容とボリューム感は全くありません。

こっちも荒れないと思ってます。

調教傾向

★1週前 ウッドコース 5ハロン64秒台

2-2-2-1-0-4/11
勝率18.2% 単勝回収率54%
連対率36.4%
複勝率54.5% 複勝回収率208%

【該当馬】
①マテンロウレオ
1週前 2/1 栗東CW 5ハロン 64.3秒
3ハロン 37.0秒
3ハロンラップ 13.2-11.7-12.1

血統傾向

★Gone Westの血を保持する馬

2-2-1-1-0-9/15
勝率13.3% 単勝回収率371%
連対率26.7%
複勝率33.3% 複勝回収率228%

【該当馬】
④アフリカンゴールド
母父Gone West
(米国型ミスプロ Gone West系)


⑥ユニコーンライオン
父の母父Elusive Quality
(米国型ミスプロ Gone West系)


⑫ドウデュース
母の母父Gone West
(米国型ミスプロ Gone West系)

④は去年の勝ち馬で、⑥は同舞台の宝塚記念2着の実績馬。

⑫はダービー馬で実績最上位でここも無様な競馬は出来ない宿命の馬


米国型ミスプロ系の中でも、パワーと勝負根性を秘めたGone West

そんな能力が耐久合戦になりやすい阪神芝2200mにマッチしているんでしょうね。


雑談的見解

ドウデュースをどう扱うかが最大の肝。

ここが目標ではない馬ですが、実績的にも見えない期待的にも上述した様に、無様な競馬は出来ないプレッシャーは少なからず騎手にも馬にもあるでしょうね。

素質的には、快勝しても不思議ではないメンバー構成。

調教からは、海外帰りの反動は心配しなくても良いとは思ってます。


評価を少し下げたのが、他で評価したい材料を持ってきた馬が2頭いたという事だけです。


一番期待しているのが、⑨キラーアビリティ

現状、成長段階のピークに差し掛かっていると感じる近況の内容。

先行有利のレースでこの脚質は厳しいとの見立てもあるみたいですが、個人的には、そんなんも切り裂いてしまう豪脚を見せてくれると思ってます。

勢いに乗ったディープ産駒は怖いです。


その豪脚の勢いに乗ったコバンザメ戦法で、調教の動きが良かった②ラストドラフトや⑬スカーフェイスに不思議な力が働いて一緒に差してこないかなぁと思ってますw

②マテンロウレオは、上述した注目調教に該当してきて、時計も秀逸。

横山典さんの周りの目を気にしない騎乗は個人的に好きなので、頑張ってほしいです。

馬も強いですしね。


少頭数なのでしょうがないと思いますが、⑥ユニコーンライオンは何と言うんでしょう、馬は評価しているんですが、この人気を集めた状況では評価出来ないと言いますか、払う代償の割りに返ってくる価値に欠けると言いますか・・・・・


馬と調教は評価材料に値していて、かといって、この馬を主軸に買うには信用度と見返りがやっぱり合わないと感じるメンバー構成なので、

「なら切っちゃえ」精神ですw


④アフリカンゴールドも、秀逸な調教時計を引っさげてきました。

去年の勝ち馬ですし、得意の距離ですし。

またこの調教時計が阪神芝2200mでも秀逸な期待値を誇っていて。

去年より、序盤~中盤にかけてのラップ推移が速くなりそうな印象なだけに、年齢と斤量を重ねてどこまでやれるか、ですが、やれると調教内容から判断して上位評価しました。

⑩エフフォーリアは、巷で言われている

〝エピファネイア産駒 早熟説〟には全く同意しておらず。

何でもそうやろ!って言われそうですが、育成方法と成長段階時に如何にダメージの少ないローテを選択するかによると思います。

基本的には成長段階の時期が長いタイプ。

同馬は3歳秋の伸び盛りに、超一流の古馬メンバー相手に全力で勝ち切った天皇賞秋→有馬記念のローテの反動があると思います。

エフフォーリアに対しては、輸送とかの細かい部分もありますが、個人的には、この辺りが一番じゃないかなぁと思ってます。

有馬記念で復活の兆しとの見立ても多いですが、勝った有馬記念より道中楽が出来たペースと、先行馬に取っては問題ない展開の中、これ程の実績を持つ馬がイズジョーノキセキにまで差される内容は、休養明けを言い訳に出来ない結果かなぁと。

栗東前日輸送でやってきましたが、環境変わってるのも事実なので、それなら切った方が正解かなぁと思ってます。

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