アーリントンC
はじめに
夏前までに、出来れば新馬戦が始まる週には間に合わせたいと思っているwithkeibaのオリジナル馬柱新聞を本業の合間を縫ってセコセコと作成してますが、その馬柱の項目の1つに搭載予定の
〝ラップチェンジ指数〟
前半・中盤・後半3ハロンラップの数値を独自の計算式を用いて算出した数値で、瞬発力型/持続力型/消耗戦型といった6段階評価に分類して、どういったペースを好む馬なのか、どういったペース型が恵まれているレースなのか。といった事を判断するのに一役買ってくれる筈です。
ほぼほぼ完成している指数理論で、現在サンプル収集しながら改善すべき所は改善しつつ、収集したデータの中から妙味のある条件を抽出している段階です。
完成直前とはいえ、未完成の指数が本日の道悪馬場開催に通用するかどうかの疑問は残りますが、道悪馬場を加味しても【4.49】の数値が出ていて、この辺りの数値で走っているのが、
といった順番になります、この数値だけで物申せば。
どうなりますでしょうか。
ローテ別傾向
純粋なマイラー気質が通用するというよりかは、一定のスピードは保持しつつも、地力さを求められる非根幹距離の芝1400m戦のスピードが問われやすいレース性質。
昨年の2着馬タイセイディバインは、朱鷺S(新潟芝1400m:リステッド)2着
21年2着馬ホウオウアマゾンも、芝1400m重賞 阪神C 2着、阪急杯 3着の実績持ち。
他にも古馬OPクラスの芝1400m戦で好走している馬もソコソコいる事からもこの見立てが大きく間違ってない事の裏付けだと思います。
調教傾向
血統傾向
キングマンボ系が好調、というよりかはキングカメハメハ産駒×ロードカナロア産駒の親子種牡馬が好調。
昨年はキングカメハメハ系が1~3着まで独占。
該当するのが、1戦1勝馬の⑤ナヴォーナ(父ロードカナロア)
雑談的見解
指数1位
母キョウエイポズナンは1戦未勝利馬で繁殖入りした馬ですが自身に
のクロスと近親配合が目立つ構成
そこにディープ系のグレーターロンドンを配して生まれたのがキョウエイブリッサなのでAlzao(リファール系)4×4クロスを新たに追加して。
日本の競馬で斬れる瞬発力ではなく、時計の掛かる馬場での加速力や底力を増強した様に映る配合馬だと個人的に思ってます。
グレーターロンドン産駒にリファールのクロス保持馬は、30頭いる3歳馬の中で菜の花賞(中山芝1600m:1勝クラス)勝ち馬の3戦2勝馬トラベログがいます。
メンバーのその後の結果からレベルに疑問を感じつつも、3走前の2歳マイル王者のG1では、窮屈さ満載の内目から伸びて4着はレベル高低抜かしても、素質がないと出来ない芸当。
2走前の共同通信杯は逆にメンバーレベルが高過ぎたのと、重賞レースでは距離が長過ぎた印象。
前走は、人気を意識し過ぎて良い子ちゃん競馬をして差し損ね。
新馬勝ちのダート戦のペースチェンジ数値-3.9が消耗持続レースの数値を指し示していて、この数値から非常に1400m適性が高い馬だと思います。
当レースが1400m適性が高い馬が走ってますし、時計の掛かる道悪も他馬が苦しむなら、この馬には追い風の条件だと思います。
注目調教パターンにも該当したので。
指数2位
⑰ヤクシマ
強いですよね。
前走を見るまでは、善戦マンのキャラを被ると思ってましたがしっかりと勝ち切りましたね、ルメールさんの技術も相まってるとは思いますが。
1400m適性を高く評価してこの指数順に。
馬券の軸まで考えましたが、瞬発力型や同じラップが長く続く持続力型のラップチェンジ数値での好走が目立つタイプなだけに道悪馬場ではソコソコ能力が削がれそう。
ただ、大きく評価を落とさなかったのが、その辺りのカバーが上手く、前走の内容から手が合うルメールさん騎乗という点に加え過剰人気も少なそうな雰囲気もあるので、この評価順。
指数3位
⑩スカイロケット
戦ってきた相手は威張れるモノではないですが、個人的にこの馬は強いと思ってます。
はい、感情論丸出しです。
いい配合バランスだと思うのですが、力の要るマイル戦なら。
後はこの馬の能力がどこまで通用するかだけの問題ですが、そこが一番大事ですよね。
道悪で大きく前進する血統構成をしていると思ってます。
指数4位
①ショーモン
4戦2勝、2着&3着1回ずつの安定感抜群の成績と先行力をここまで積み上げてきているショーモン
個人的にはこの4戦でキャラが掴みにくいうまだなぁと思ってますが、この先の事を考えても、3走前の未勝利勝ちで記録したペースチェンジ数値-4.4がこの馬の能力を一番発揮しやすいゾーンかと思います。
言語化するなら、同じラップがダラダラ続く訳でもないですがかといって、バリバリの前傾ラップの消耗戦でもないけど、でもやっぱり前半に負担が掛かってるよね!的な消耗戦向きのタイプ
(分かりにくっw)
とにかくそんな数値ですw
前走の+22Kgは成長分と捉えて問題なさそうですし、この距離程度なら多少無理しても持つスタミナは完備していると思ってますし、マインドユアビスケッツにDanzig×Red Godなのでパワーもありますが、道悪だとこれまでの様な粘着質ある先行力は少し衰えると思いますので、お洒落に3~4番手で様子見るとかの騎乗ではなく、逃げれるなら逃げるぜ!といった強気の2番手を確保しないと何かが狂うと思います。
多分。
指数5位
⑥オオバンブルマイ
良い馬ですし、良いスピードを感じる配合馬で牝系も名馬がズラリと揃っていてケチをつける所が少ないですね。
1400m適性も充分過ぎますし、パワーもあるので道悪も問題なさそうで、数字としても芝の道悪期待値が優秀なディスクリートキャット産駒。
ただ、単体で見て、同馬の芝1600m道悪では何かポカしそうな印象が拭いきれないなぁと思っていた所に、あまり当コースで評価したくない調教ランク判定に該当したので、この指数順に収まりました。
不安な上位人気馬 note Ver.
⑤ナヴォーナ
前走は見た目にも派手な勝ち方で強かったとは思いますし、半兄にシュネルマイスターというボンボンお坊ちゃま的良血馬ですね。
ただ、走りにも幼さを感じますし、能力の器は大きいのですが現段階での完成度で、この道悪馬場では武器の瞬発力の良さが削がれると思ってます。
②ユリーシャにも似た様な事が言えるのですが、未勝利勝ちしたレースがヤヤ重のタフ馬場やんけっ!って指摘されそうですが、ペースチェンジ数値も+4.5と緩く楽が出来た展開だったんですね。
あれを持って道悪馬場は問題なしとするのも何か違うと思いますし、良馬場でこそ活きる先行力スピードだと配合面からも感じます。
戦ってきてる相手や、負かしてきた相手のレベルが高いので崩れるイメージも湧かない馬なので、多少、馬券内に入れるのも有りだとは思いますが、個人的には人気してるので、嫌ですねw
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