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《無料》2023 中日新聞杯


雑味認定

【芝2400m以上からの距離短縮】

1-0-0-0-1-12/14

勝率7.1% 単勝回収率54%
連対率7.1%
複勝率7.1% 複勝回収率22%

【該当馬】
⑤サトノエルドール
前走
丹頂S(札幌芝2600m:OP)
6着


⑭ジャンカズマ
前走
アルゼンチン共和国杯(東京芝2500m:G2)
17着


⑧ホウオウビスケッツ
前走
ダービー(東京芝2400m:G1)
6着


⑥マイネルファンロン
前走
障害未勝利戦(直線ダ2880m)
最後の飛越で落馬競走中止


⑨ユーキャンスマイル
前走
アルゼンチン共和国杯(東京芝2500m:G2)
12着

2400m以上の緩やかになりやすい追走ペースを前走で記憶してしまった馬の成績が極端に悪い重賞戦。

勝ち馬こそ出ているデータですが、2戦時とはいえ腐っても芝2000mG1勝ち馬の⑫キラーアビリティが3歳時に記録したモノですので・・・。

ローテ別傾向

★近3走、G1レース経験のある馬

3-4-4-1-3-11/26
勝率11.5% 単勝回収率97%
連対率26.9%
複勝率42.3% 複勝回収率138%

【該当馬】
⑫キラーアビリティ
3走前
大阪杯(阪神芝2000m:G1)
13着


③ドルチェモア
3走前
安田記念(東京芝1600m:G1)
18着

前走
スプリンターズS(中山芝1200m:G1)
12着



⑧ホウオウビスケッツ
2走前
皐月賞(中山芝2000m:G1)
17着

前走
ダービー(東京芝2400m:G1)
6着



⑰ワンダフルタウン
3走前
大阪杯(阪神芝2000m:G1)
14着

G2・G3を渡り歩んできた馬より、近走で高い経験値が得やすいG1レースを使ってきた馬の成績が良い感じですね。

⑫キラーアビリティは、昨年もこのデータに該当して1着。

逆に⑰ワンダフルタウンは、昨年このデータに該当して8着ですが、勝ち馬と0.4秒差の僅差なので、この辺りをどう取るかですよね。

★前走 直線坂のある芝2000m戦で3角3番手以内追走
(過去10年→中京芝2000m重賞で抽出)

4-4-7-3-4-13/35
勝率11.4% 単勝回収率694%
連対率22.9%
複勝率42.9% 複勝回収率192%

【該当馬】
⑦ヤマニンサルバム
前走
オクトーバーS(東京芝2000m:リステッド)
1着 3角1番手


①ユニコーンライオン
前走
福島記念(福島芝2000m:G3)
15着 3角2番手

中京芝2000m重賞が開催される度にwithkeibaがこの重賞データブログで再三申し上げている

〝近走 先行経験、特に人気薄の馬は黙って買い〟

というパワーワード。


特に、上記で紹介した条件は、中京芝2000m全重賞に於いて秀逸な期待値。

更に、前走がリステッド以上の格付けレースで行われたモノでの経験なら尚更良くて。

2頭共、それに該当しています。

調教傾向

★調教ランク判定【WC/C】該当馬
(過去10年→中京芝2000m古馬混合重賞で抽出)

4-5-6-4-1-22/42
勝率9.5% 単勝回収率582%
連対率21.4%
複勝率35.7% 複勝回収率250%

【該当馬】
③ドルチェモア

⑦ヤマニンサルバム

⑯スイパダーゴールド

⑰ワンダフルタウン


血統傾向

先行馬有利という性質上、前受けして粘るってワードに相応しいダイワメジャー産駒の成績が良い重賞でもあります。

都合よくダイワメジャー産駒が1頭出走しますね。

そういったレース性質から、米国型ミスプロのスピード持続力に優位性が働いている印象で、Gone WestSeeking the Goldといった血を持つ馬の好走も散見されます。

先行持久力ってテーマで狙うべき配合馬を探して、雑談的見解で述べていこうと思います。

その前に、回収値としては全然納得いきませんがポピュラーな狙い目血統として。

★キングカメハメハ牡馬

1-2-1-2-1-6/13
勝率7.7% 単勝回収率33%
連対率23.1%
複勝率30.8% 複勝回収率70%

【該当馬】
⑪ハヤヤッコ
⑨ユーキャンスマイル

該当馬2頭、今回は人気しなさそうなので敢えて紹介しました。

雑談的見解

指数3位

TARGET JV 様 参照

⑧ホウホウビスケッツ
父マインドユアビスケッツ
(米国型ヴァイスリージェント系)

母父ルーラーシップ
(欧州型キングマンボ系)

母も母の母も未出走馬。

これだけでスルーしてしまいそうな感じですが結構奥深い配合馬かと。

5代母のThe Dancerが英オークス3着馬で、

重賞6勝馬でBCマイル3着を含むマイル近辺のG1で4度の馬券内を記録した Simply Majesticの母Beaming Brideの半妹

ホウオウサブリナマンファスの3×2という強烈な牝馬クロスを保持。

という事は、2代母トラヴェシーアキングカメハメハの半妹にあたります。

そのキングカメハメハの半妹トラヴェシーアの父がディープインパクトで、日本の競馬を席捲した2大巨頭を一風変わった形で保持している牝系に感じています。

マインドユアビスケッツからは、短距離適性ではなく、ダート短距離を全力疾走する持久力を引き出した証明にも成り得る、ダービーの先行→0.2秒差の6着粘走だったと思いますし、新馬からの2連勝も、素質馬を捻じ伏せる勝利だったので一定の価値はあると思ってます。

ダービー以来ってローテ、短縮がそこまで得意ではないマインドユアビスケッツ産駒ってのが若干、気にはなりますが横山和騎手ではなく、丸田騎手継続騎乗ってのが私的には合うと思っているので、嬉しい限りです。


指数5位

TARGET JV様 参照

③ドルチェモア
父ルーラーシップ
(欧州型キングマンボ系)

母父ディープインパクト
(中長距離型サンデーサイレンス系)

そう、母はあのアユサンです。

桜花賞勝利→オークス4着と好走してからは、元々弱かった脚元の故障も重なり、数戦して引退繁殖入り。

さて、皆様の大好きなルーラーシップ×ディープインパクトのニックスです。
(私は人気を集めやすいのであまり好きではないですw)

2020年からの3年間
☆ルーラーシップ×ディープインパクト→芝重賞成績

8-8-7-2-8-42/75
勝率10.7% 単勝回収率92%
連対率21.3%
複勝率30.7% 複勝回収率89%

ただ中京芝2000m重賞では、0-0-0-4/4と人気馬2頭も挑戦していましたが壊滅的結果で最高着順も5着。

2勝クラス以下なら中京芝2000mでは買えますが。

加えて、

2020年~2022年までは、牝馬が苦戦・牡馬が好調の波でしたが、

2023年のこれまでは、牝馬が絶好調・牡馬が大苦戦と逆転現象。


これまでは、ルーラーシップ×ディープインパクトといった〝森〟を見てきましたが、
今からは、③ドルチェモアという〝木〟を見ていきます。

無傷の3連勝で、朝日杯FSを制してG1馬の仲間入り。

ただ、この朝日杯FS、言い方が悪いですが近年稀に見る低レベルの年で、好走馬からも惨敗馬からもこれといった活躍馬は出ておらず、先日の豪州のゴールデンイーグルを制したオオバンブルマイ位。

③ドルチェモアもこれ以降、惨敗続きで。

今回は、環境を変える意味合いもあってか、美浦の上原佑厩舎へ転厩して初戦のレース。

兄弟や近親関係を見ても、正直 早熟主張の強いタイプが多いのが気掛かりですが、今回の一気の環境変わりって点に大きな期待を掛けたい未知の部分に惹かれてます。

芝1200mから一気の距離延長ですが、やる気がなくなった馬に刺激を入れるには充分な材料ですし、やや流れるペースの方が持ち味活きるイメージのある血統構成だけに、前走のスプリントG1の厳しい流れを、それなりに頑張って参加出来た追走経験が活きてきそうな予感はしています。

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