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NHKマイルC

はじめに

オカルト要素的ネタなお話となります。

世間でも囁かれているかもですが、軽体重の馬の期待値が異常に良い側面もありまして。

意外なのが牡馬の軽体重馬

☆430Kg以内の牡馬

0-1-2-1/4
連対率25%
複勝率72% 複勝回収率1845%

複勝回収率を見て貰えれば分かりますが、上記成績は全て穴馬で記録したもの。

14年2着 タガノブルグ428Kg(-6Kg) 17番人気
16年3着 レインボーライン430Kg(-2Kg) 12番人気
17年14着 キョウヘイ424Kg(-4Kg)  14番人気
22年3着 カワキタレブリー420Kg(-12Kg) 18番人気

この人気の馬がG1という舞台で複勝率72%という驚異的な数字を記録しているって事は、サンプル数の少なさから確率の偏りと捉える人もいるとは思いますが、思い出して欲しいのが競馬ってのは、全体的に見て馬格のある(体重が重い)馬の方が有利に働きやすい競技。

これが馬格のある馬達で形成した数字なら確率の偏りと受け止められるのですが。


今年の該当馬。

⑩オオバンブルマイ
前走 馬体重426Kg

1頭エントリーしていますが、微妙な人気を集めそうな状況で下手すれば単勝オッズ10倍を切りそうでつまらないなぁとは思ってます。

最低でも15倍位ついてくれれば、魅力を感じるのですが。

因みに、牝馬が逆に馬格のある方が期待値が優秀で、

460Kg未満の牝馬
0-1-0-0-1-16/18


と壊滅的な数字、不思議ですね。


ローテ別傾向

★早期勝ち上がり(6~7月) + 重賞好走実績馬(3着内)

7-2-4-3-4-27/47
勝率14.9% 単勝回収率204%
連対率19.1%
複勝率27.7% 複勝回収率233%

【該当馬】
③ウンブライル
5走前
新馬戦(東京芝1400m) 6月18日
1着

前走
ニュージーランドT(中山芝1600m:G2)
2着


⑮カルロヴェローチェ
4走前
新馬戦(阪神芝1800m) 6月26日
1着

前走
ファルコンS(中京芝1400m:G3)
2着


⑯タマモブラックタイ
7走前
新馬戦(小倉芝1200m) 7月9日
1着

前走
ファルコンS(中京芝1400m:G3)
1着


②モリアーナ
5走前
新馬戦(東京芝1600m) 6月5日
1着

2走前
クイーンC(東京芝1600m:G3)
3着

こじつけ感がありますが、早期勝ち上がり馬は比較的計画に則ったローテをこなしやすく仕上げやすいし、無駄使いも極力減ってレースにフレッシュな状態で使えるメリットがあるんじゃないかなぁと個人的には思ってます。

加えて、重賞好走条件を課す事によって、早期勝ち上がりがフロックではないという信用度が増すと言いますか。

昨年、最低人気で3着に激走したカワキタレブリーもこの条件に該当していました。

このままでも充分に予想材料に出来ますが、更に関東馬というフィルターを掛けると更に良くなります。

決して関西馬が悪くなっている訳ではないです。


★前走 3角5番手以内追走の距離短縮馬

3-2-2-1-1-12/21
勝率14.3% 単勝回収率68%
連対率23.8%
複勝率33.3% 複勝回収率163%

【該当馬】
⑦オールパルフェ
前走
スプリングS(中山芝1800m:G2)
7着 3角4番手


⑱ダノンタッチダウン
前走
皐月賞(中山芝2000m:G1)
18着 3角5番手

調教傾向

調教ランク判定【T/S】該当馬 ※特に美浦

2-1-1-6/10
勝率20% 単勝回収率362%
連対率30%
複勝率40% 複勝回収率215%

【該当馬】
①フロムダスク

⑥エエヤン

⑪シャンパンカラー

血統傾向

多分、巷で騒がれている血流に触れる前にwithkeibaが一番注目していて、この重賞データブログNHKマイル編で毎年推奨している血流からご紹介。

★In Realty系の血を保持する馬

4-4-3-3-0-23/37
勝率10.8% 単勝回収率226%
連対率21.6%
複勝率29.7% 複勝回収率273%

【該当馬】
③ウンブライル
父の母母母父In Realty
(米国型マッチェム系)


⑩オオバンブルマイ
父の母母父Bllieve It
(米国型マッチェム In Realty系)


⑱ダノンタッチダウン
父の母母母父In Realty
(米国型マッチェム系)


⑨ナヴォーナ
父の母母母父In Realty
(米国型マッチェム系)

スプリント戦の圧倒的なスピード力を強化するIn Realty

完成を迎える前段階では、突き抜けたスピード力だけで押し切ってしまえるケースも珍しくはなく。

この4頭の中で1頭選ぶとするなら、ダノンタッチダウンと散々悩んでオオバンブルマイを選びます。


★Deputy Ministerの血を保持する馬

3-2-4-2-3-18/32
勝率9.4% 単勝回収率145%
連対率15.6%
複勝率28.1% 複勝回収率240%

【該当馬】
④ショーモン
父マインドユアビスケッツ
(米国型ヴァイスリージェント Deputy Minister系)
父方にDeputy Minister 4+5

巷で騒がれている血流がこれ。

Deputy Minister ~ French Deputy ~ クロフネへと流れるラインが日本では馴染み深いと思います。

何故か東京芝の高速馬場にフィットし、抜けて良い成績を誇っているDeputy Ministerの血。

過去10年に縛られなくても波乱を演出した馬も数多く目立っていて。

現代の高速決着競馬へ置き換える意味でも、父か母父にサンデーサイレンス計の瞬発力を補完すると更に期待値も上昇します。

該当したショーモンは、母父にディープインパクトを配しており、父方のDeputy Ministerの影響も考慮すると昨年 最低人気で3着に好走したカワキタレブリーの配合とやっている方向性は似通っています。


雑談的見解

クルゼイロドスルが勝つレースと思っていたので、取り消し発表を見てから一気にやる気スイッチがOFFになりました。

雨も大した事なさそうですが、風が今日も強そうなので差し有利に吹く印象。

そういった事も充分に考慮して最上位評価したのが。


④ショーモン
父:マインドユアビスケッツ(米国型ヴァイスリージェント系)
母父;ディープインパクト (中長距離型サンデーサイレンス系)

巷で言われ倒されているとは思いますが、NHKマイルC、嫌、東京芝1600mの
血統テーマにはドンピシャに嵌る馬。

米国血流が強いNHKマイルですし、近年のトレンドとして瞬発力型の血を足すという意味では最高級品のディープインパクトを母父に足しています。

母系の奥底には、前進気勢の塊Red Sunset(レッドゴッド系)の血も鎮座している点が粘着質高めの先行力に活かされていると思います。

NHKマイルで好走した馬の血統キャラと被るのが

21年 18番人気3着カワキタレプリー

18年 7番人気3着ミスターメロディ

15年 3番人気1着クラリティスカイ

13年 10番人気1着マイネルホウオウ
    6番人気2着インパルスヒーロー

とにかく、罠かもしれませんが ここまで当レースのテーマに沿った馬を見てしまうとレベルは低いながらも血統を予想理論に取り入れている以上、最上位評価ぜざるを得ませんね。

⑥エエヤン

シルバーステート産駒は力の要る馬場向きの種馬だから、軽さが問われる東京は向かない!って声、賛成ですw

ただ、エエヤンに対して言えば当て嵌まらないと個人的には思ってます。

走りの広めのストライドからも東京に行った方が更なる可能性も出てきそうな
気がしますし、実際に東京で3着実績はあって(新馬戦ですがw)

下級条件ですのものですが、上のきょうだい達も左回りの方が走ってますし。

加えて母父に対応力高めのWoodmanの直仔ティンバーカントリーが場所を問わないオールマイティーな気質を高めていると思ってますし、母系の奥底には長い直線の叩き合いでも怯まない力を増幅するAlydarも内包しているので問題ないと思います。

道悪やダート戦でのディープ産駒は厳しいと一括りで言われているYoutyuberもいましたが、あれこそ〝森を見て木を見ず〟の典型例だと思います。


⑪シャンパンカラー

重とか不良になったらやだねったら、やだねって思ってましたが降雨も大した事なさそうで。

調教も予想理論に取り入れている身としては、重そうに走ってた割りにメッチャ時計速いやんってモノを観させられたら(久し振りに調教映像観ましたw)


本命にも考えましたが、それ以上に評価したい馬が上の順位にいただけの話なので、結構期待してます。


⑱ダノンタッチダウン

前走は完全に皐月賞を調教の場所に選んだだけですね。

最初から目論んでた訳ではないと思いますが、目標は完全にNHKマイルだった
訳ですが、直行ローテは流石に厳しいし、かといってベストな前哨戦がなくローテ的にもゆとりがある皐月賞がベストだったという事でしょうね。

近走で先行経験の距離短縮馬が恵まれる側面もあるレースなのも良く。

終わってみればやっぱりこの世代のマイル王だねぇって言われてそうw



②モリアーナ

個人的にはNHKマイルCのモリアーナとしては、強調する材料もなければ、弱点的な材料もないなぁというのが本音。

騎手の乗り変わりも大きなプラスもなければ、マイナスもない。

何故、ここまでの評価をしたのか?というとヤヤ重レベルでやって時計が掛かれば それなりのプラス材料になる配合馬だと。

ただ重とか不良になると、必要以上のスタミナを使うし芝1600mが限界だと思っている馬なので、良馬場だけど時計は少し掛かるよねぇ~馬場だと最高ですね。


⑩オオバンブルマイ

重賞2勝馬なので、この1番人気支持は仕方ないと思いますが一番の罠を持っている馬じゃないかと疑ってます。

ただ、軽体重の牡馬って事に該当しているのが魅力的です。

ディスクリートキャットがダート比重が高い種馬ですが、高速過ぎない1600m以下でも充分 当てにして良い種牡馬。

母父ディープインパクトの影響を多く受けているといった声もありますが個人的にも、能力遺伝起点も父方優先の判定を受けていて。

仏G1 フォレ賞(芝1400m)3着の実績を持つエントシャイデンや、スプリント重賞 好走実績多数のビアンフェを輩出している牝系からも芝で通用するスピード力を供給しているので、ここを好走しても何ら不思議ではない馬です。

人気してるので評価下げた、これだけの理由です。


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