軽く考えてみたシリーズ/東京1400m
はじめに
独自の指数付けする際に、馬場傾向という観点から採用しているモノを少しずつ紹介していこうかなぁと思ってます。
一般的な着眼点からはズレているかもしれませんが、長年 東京1400m戦を実際に観て、感じた事を調べて検証したものなので、大きくは間違っていないと思っています。
まず、下記のデータから。
16年以降
芝/ダートを問わず、1400m以下の距離で前走から距離短縮で挑んだ関東馬と関西馬のデータです。
ここでは、細かくは触れずに次にいきます。
【ダート1400m】
説明なく書いた上記の関東馬&関西馬の短縮データが最も嵌る東京ダ1400m
注意点としては、実力を備えた素質馬が揃いやすい3勝クラス以上のレースで距離短縮の関西馬が圧倒的に短縮関東馬との差を好走率・回収率共に引き離しています。
3勝クラス以上で距離短縮の関西馬を見掛けたら一定以上の注意は必要かもですね。
安田隆厩舎は、元々このコース成績は優秀な方で同距離・短縮も優秀な中、距離延長が一番抜けて成績が良い厩舎。
短縮ローテで注目なのが、矢作厩舎
短縮以外の成績は複勝率6.3% 複勝回収率141%と爆穴で1回穴を開けたのみで、その反面、短縮ローテで挑んだ際は、
と一気に跳ね上がります。
因みに
同距離ローテも延長ローテも短縮ローテと同数程度のサンプル数です。
新馬戦で使える調教傾向
血統傾向
素直にダートのリーディング種牡馬を狙った方が〝的中率は〟上がります。
☆ヘニーヒューズ
5歳馬までは評価しても良いですが、6歳以降が一気に成績が急下降。
牡馬・牝馬共に走りますが、牝馬の方が回収率の点では100%を超え、牡馬との差が20%も違います。
440Kg以下の馬は、そこそこ人気してても長い目で見れば切った方が正解。
数字も悪いです。
配合的には、母系にサンデーサイレンス系の血が入った方が良いです。
特に母父に。
アグネスタキオンとか相性良いですね。
ただ、当コースだけで言えば母父ディープインパクトとの配合は向かず、人気しても過大評価する必要はないと思います。
サンプル数が少ないですが、今後もこのスタンスは間違ってないと思います。
ディープが内包するBustedとヘニーヒューズが内包するスタミナお化けのHawaiiが混ざる事に寄って、当コースではあまり必要としない重厚さが増す影響かと。
ヘニーヒューズ産駒は個人的に親和性が高い種馬だと思っていて、一定レベルでマッチして、極端な言い方をすれば、飛び抜けた傾向が見られない、優等生タイプの種牡馬だと思います。
細かい所を見れば、書く材料はありますがここではここまでに。
☆ロードカナロア
・牡馬は480Kg以上 牝馬は460Kg未満が狙い目
・距離延長馬
・ノーザンファームや社台ファームといった二大大手生産馬は必要以上に怖がらなくても良い
・ボールドルーラー持ちのサンデー系、フジキセキやアグネスタキオンを母父に持つ配合が良い
・サンデー系でなくても、ボールドルーラーを複数保持する種馬との配合も良い
・ベタ買いOKなのが、ファルブラヴやエリシオといったFairy King系を持つ母系との構成は黙って買い。
突然、箇条書きスタイルですみません。
当条件で無視は出来ない種馬ですね。
かといって、誇らしげに語る事は世間に知られている事ばかりなので、この辺りでやめときます。
☆キンシャサノキセキ産駒
・好走率の違いは約4%程の差ですが、回収率が147%もあり、牝馬との差が 66%も違う。 牡馬を積極的に狙うのがベスト
・牡馬は短縮(大穴を拾いたいなら延長も)。牝馬は同距離(延長・短縮は無視しても良い数字)
・牡馬は前走3角二桁番手から上がり3ハロン5位以内の馬
牝馬は前走3角3番手以内で先行した馬
・配合的な偏りは目立たないですが、クロフネやブライアンズタイムといったダートでパワーと底力を供給する血を持つ馬との配合馬が頑張ってます
☆母父フォーティーナイナー系
・芝短距離馬も出すパワー寄りのスピード持続型の血流
日本で有名なのがサウスヴィグラスもこの系統。
ほんとに軽く触れる種馬達
☆ドゥラメンテは牡馬
☆カレンブラックヒルは牡馬
同距離、短縮馬を狙い、ベタ買いは同コースである前走、東京ダ1400m組
母父キングマンボ系との相性は悪いコース
素直に米国型との掛け合わせを狙うのが良い
☆ディスクリートキャットは牝馬
牡馬は短縮だけ
牝馬は短縮&同距離、特に同距離
【芝1400m】
路盤改修や、年々向上している馬場保全技術によって近年の芝1400m戦が一昔前に比べて、中距離戦での瞬発力型スピードが問われるケースが増え始めていると個人的には感じていた中で、実際に上記の様な単純なで抽出条件でも非常にバランスの取れた成績になっています。
★1)のデータに血統を絡めてみます。
短距離戦への距離短縮の好走率は高いダイワメジャー産駒なのである程度は予想出来てましたが、予想以上でした。複勝回収率も100%を超えてるのも良いですね。
このパターンで出走してきた上位人気のダイワメジャー産駒は信用しても良い数字です。
安定感が抜けていますね。
同じ馬が同パターンで好走した馬が2頭いて、視点を変えたら、このパターンでの信用度が増すとも捉えられるんじゃないかなぁと。
ただサンプル8回の内、1番人気が6回と素質馬での好走ばかりという事も念頭に置いておく事が重要。
(2-2-2-0/6と馬券外無しですが)
パワー兼備の持続力特化型のヴァイスリージェント系
様々な条件で相手方の特性とマッチする応用力があり、前走より流れが速くなるタフな展開に嵌っている印象。
調教傾向
血統傾向
☆ロードカナロア
ここでダラダラ書かなくても世間様はご周知だと思うので、ここら辺でやめときます。
敢えて調べてないですが、この条件で最内枠に入ったロードカナロア産駒の先行馬、特に人気薄は好走率と回収値のバランスが優秀な気が体感で持ってます。
内を利して走る事を得手としているキングマンボ系の血筋ですかね。
☆ハーツクライ
・牝馬
(前走より距離短縮&延長/同距離も回収率面は良い)
特にキーボードをリズム良く叩ける様なウキウキしたデータはこれ以外にないので、この辺りでやめます。
☆エピファネイア
・牝馬(新馬戦の牝馬はベタ買い)
・前走 同距離が狙い目
まぁ、この産駒も世間様には周知されているものばかりの〝出がらし〟状態なので終わります。
☆モーリス
・断然牡馬 牝馬は上位人気でも怖さはない
一番、内容が薄いですが敢えて書きました。
☆母父米国型ミスプロ Unbridled's Song系
サンデー系と好相性な血脈で、スピード持続力を底上げ。
この条件だと、ゆったりなローテが良く、中5週以上の成績が抜群。
前走、3角3番手以内で先行した馬の成績も良い。
最後に
他にも、参考にしているデータはありますが、追々、編集をかけていこうかと思っています。
そこまでマニアックでもないと思ってますが、該当する馬も多くはなく折角見付けても、すぐに馬券的中に繋がる様な速効性なモノでもないと思ってますが、予想理論でも、こういったデータでも一度試してダメだったからと諦める人には向いてないですし、厳しい言い方をすれば巡ってくるチャンスを上手く掴めないタイプだと思います。
本人は色々と痛い目を見てきて免疫がついたという事もありますが、的中したら、それはそれで嬉しいですが、外れた際も
〝色々なサンプルデータが増えた〟って感情が起きて、嬉しい気持ちも同時に芽生えてくる様な境地に立ってますw
どこで、人とは違う角度からアプローチ出来るか、一度見出したモノを修正するのか、しないのか、修正するなら どう修正するのかと時間が空いたらパソコンに向かってポチポチしています。
家族からは、病気だと言われてますw
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ご参考にして頂ければ幸いです。
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