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マーメイドS

はじめに

チャンピオンカップを〝チャンピョンカップ〟と書いている人が多い中、


マーメイドSを〝マーメードS〟と書いている人が散見されます。


予想を披露する前に小学校レベルの国語も勉強しましょう。



荒れる荒れると言われているマーメイドS

今までの殆どが荒れてきたからって、今年も荒れるとは限りません。

ただ荒れる方向に向かっているメカニズム的には、芝2000m牝馬重賞としては、微妙な時期に開催されるレースだからだと思います。

ちょっと距離長いと感じた馬は牝馬限定G1ヴィクトリアマイルを目標にしやすいですし、距離が持ち実績も積んできた馬なら翌週の宝塚記念に色気を感じる筈で、そうなってくると1~2枚落ちた質の馬や、格上挑戦で挑んでくる馬が出走しやすくなる為だと思います。

そういった事も踏まえて、ここで提供するネタが。


★社台ファーム生産馬

4-1-0-1-3-6/15
勝率26.7% 単勝回収率352%
連対率33.3%
複勝率33.3% 複勝回収率162%

【該当馬】
⑤ホウオウエミーズ

どうでしょうかね、唯一の社台ファーム生産馬。


ただ、ホウオウエミーズ自身が3度目の挑戦で過去2年が5着→16着と箸にも棒にも引っ掛からない成績。

ただ、過去2年に比べて、嫌、近走と比べても調教内容は格段に今回の方が良いレベルで、トリッキーな阪神芝2000m戦でも相性の良い調教ランク判定には該当しています。

withkeibaとして、今回は遠慮させて貰った馬ですがw



ローテ別成績

★近5走以内、中京芝2000m戦で3角7番手以内で追走した馬

3-4-3-2-0-16/28
勝率10.7% 単勝回収率181%
連対率25%
複勝率35.7% 複勝回収率123%

【該当馬】
①シンシアウィッシュ
5走前
1勝クラス(中京芝2000m)
1着 3角2番手


⑥タガノフィナーレ
4走前
夕月特別(中京芝2000m:2勝クラス)
1着 3角1番手


③ヒヅルジョウ
4走前
ローズS(中京芝2000m:G2)
8着 3角6番手


⑪ビジン
3走前
愛知杯(中京芝2000m:G3)
7着 3角6番手


④ビッグリボン
5走前
渥美特別(中京芝2000m:2勝クラス)
1着 3角6番手

★3歳牝馬3冠レース不出走 且つ、3歳春トライアル戦不出走の4歳馬

4-3-0-1-1-6/15
勝率26.7% 単勝回収率351%
連対率46.7%
複勝率46.7% 複勝回収率167%

【該当馬】
⑬ゴールドエクリプス 4歳
現在3勝クラス在籍


⑫サンカルパ 4歳
現在3勝クラス在籍


⑩ハギノメーテル 4歳
現在3勝クラス在籍


③ヒヅルジョウ 4歳
現在3勝クラス在籍


⑪ビジン 4歳
現在OPクラス在籍

格上挑戦の人気薄の馬が穴を開けるケースが多く、似た共通点がどの辺りにあるのだろうと調べて辿り着いたデータ

今年は出走する4歳馬がほぼ該当したのが残念なんですが、一応、紹介しておきます。

いくら牝馬限定重賞とはいえ、腐っても重賞に位置付けされるレースで2勝クラス在籍馬が馬券内に度々好走している事実という事から個人的に連想したのが、

3冠レースでは縁のなかった能力の持ち主
3冠レースに間に合わなかった成長力の馬や消耗度が少ないフレッシュな馬

強引ですがこの辺りの見解と結び付けても大きくは違わないかと思います。


調教傾向

★調教ランク判定【W/D】該当馬

2-1-1-1-0-6/11
勝率18.2% 単勝回収率299%
連対率27.3%
複勝率36.4% 複勝回収率151%

【該当馬】
⑤ホウオウエミーズ

⑧ウインマイティー

⑫サンカルパ

★調教ランク判定【B/W】該当馬

2-4-3-3-2-9/23
勝率8.7% 単勝回収率28%
連対率26.1%
複勝率39.1% 複勝回収率153%

【該当馬】
⑧ウインマイティー

⑥タガノフィナーレ

雑談的見解

今回は血統傾向は取り上げません。

というのも、マーメイドSとしては底力系の消耗戦の様相を呈したレース性質ですが、昨日から今日にかけてクッション値10と高速馬場化が進んでいる馬場傾向といった矛盾が発生している事もあって、明言を避けた形にします。

本来のマーメイドSであれば、ステイゴールドの血やサドラーズウェルズ系の血を持つ馬の好走が目立っていますが。


そんな中で最上位評価したのが。

⑥タガノフィナーレ

エピファネイア×ハーツクライと言えば、恐れ多くもエフフォーリアと同じ構成で、あれ程のスケール感はないものの、タガノフィナーレ自身が立派で尖った個性を育まれてきた馬だと思います。

エピファネイア牝馬が阪神芝2000mを苦手としている様な成績ですがLC値がマーメイドS向きの数値という点と、クッション値10辺りに中々味のある内容の競馬をしている点も好感が持てて。

休み明けとしては一番良い内容での調教もこなしてきていて、状態の良さは担保出来そうだと踏んでます。

仮に本日のクッション値10通りにスピードが問われる馬場になっても多少厳しい面はありますが、


阪神芝1400m新馬戦では、ダート短距離OP馬のドンフランキー、阪急杯勝ち馬のアグリ、安土城S勝ち馬のママコチャを退けて勝っているスピード能力もあるので、何とかして欲しいですね。


乗り難しい馬ですが、クッション値10周辺で抜群に強いドゥラメンテ産駒の⑫サンカルパなんかにもチャンスは大きいと思います。


同じドゥラメンテ産駒の⑬ゴールドエクリプスと比較するのであれば尚、高速馬場向きの血統構成をしているのが前者だと思いますし、後者は甘噛みしやすい馬名という事もあってw


⑧ウインマイティーは、転厩で調教やり過ぎ!って声も多いみたいですが、個人的には大歓迎。

ゴールドシップ産駒はもっともっとウッドコースで速い時計を出した方がレースに直結するタイプが多い論者ですし、そういうデータも持ってます。

今度、Twitterサークルで内部公開しますw



まとめると、今年はきっと荒れないと思ってます。

④ビッグリボンも順当に走ってくると思いますし、⑨ストーリアはまともに評価してませんが、大きな減点材料もほぼないですし。

ちょっと嫌なのが近2走の騎手が結構デタラメでダメージが残りやすい乗り方をしているので反動が出るのでは?と思ってます。


⑪ビジンなんかは、私達も含めて とやかく言語化して評価するタイプの馬ではないと思います。

ダートで連勝したり、芝3000mで耐久性高い逃げを演じて4着、前走は中山芝2500m重馬場で勝利と、やってる事がヤンチャですw

単純に言語化すると道悪等やタフな展開に強く、今の高速馬場の阪神芝は合いませんってなると思いますが、多分ナンセンス。

阪神芝2000mが元々トリッキーって事もありますが、この馬は気分だと思います。

多分、気分が乗れば自分に合ってない条件でも走ると思いますし、合うと思われる条件でも気分が乗らなければ走らないかとw

どう向き合えば良いか、大きく負けるまで買い続けるだけです。


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