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本音を見つけることで、困難を超える。〜コトバ化の鉄人 星野良太

これは、鉄人コーチ集団 「Withコーチ」 の "コトバ化の鉄人"こと、星野良太が、困難な状況を打破する自分自身の習慣について綴ったものである。鉄人コーチとは困難な現実・テーマに、タフに楽しく気迫を持ってwith(伴走)する、強さとしなやかさと愛に溢れるコーチのことを呼ぶ。


こんにちは、Withコーチの星野です。
寒いですね。年間平均気温20度の奄美大島帰りのぼくにとっては、この寒さが目下最大の困難です。
フリース、ステテコ、着る毛布、ヒートテックソックスなどの購入で対策中。
意外と、スクワットも体を温めるのに有効だな、と試しています。

さて、今回は困難への対処方法について、ぼくがお伝えできること、考えてみました。


◎困難を打破する習慣について

今年は困難だったという人たち多いですよね、きっと。
ぼくも自分だけではどうにもならない事態に直面していました。
ちなみにその際、人に相談しました。
元々人にはあまり相談しない方なんですが、でもさすがに、今年の状況は一人で考えるだけでは越えられなかった。

人を介して、普段接したことがないような人にも相談しました。
自分だけでは得られない知見ももらったし、先人としての助言ももらえた。
でも、結局その助言の通りにはしなかったんですよね。
いただいた助言は考えに入れつつも、最後は何かしら自分のものだと思える決断に加工しました。
自分の決断に自分で覚悟を持つためなのかもしれませんし、完全に人の言う通りに動くのが癪だからなのかもしれません。
ただ、相談を重ねることでどんどん自分の進むべき道がはっきりしてきたのは覚えています。

困難だと人が思う状況って、様々な要因が絡んでいる状態であることが多い。
たとえば、自分の決断が影響を与える人が多数いる。
誰かを優先すれば、他の誰かがこぼれてしまう。
関わるものすべてを守りたいと思うと、取れる選択肢が見つからなくなる。
それが余計に困難な状況を乗り越えるのを難しくするんですよね。

◎相談を通して、本音を見つける

色んな人に相談をしながら、自分が守るべきものの優先順位がだんだんはっきりしていったのを、ぼくは感じていました。
相談の際、自分の状況を客観的に相手に伝えますよね。
で、相談相手はその情報をもとに助言をくれる。
ところが、その助言に対して、ぼくは内心そうじゃない、と思う訳です。
「本当はもっとこんなことなんだ」と。
そして次の相談のタイミングでは、前回前提として伝えられなかったことを盛り込んだ状況説明をする。
相談相手はまたそれに基づいたアドバイスをくれます。
そこでまた、別の箇所に違和感を感じる。
「いや、そうは言ってもこんな状況があるのだ」
この繰り返しが、だんだん自分の本音を引き出してくれました。

最初から全部整理しとけばいいのに、などと今は思いますが、結構難しいんです。
自分一人で考えていると建て前や理想像などが邪魔をして、本音のバランスが薄くなる。
ぼくみたいなタイプはそういう傾向があると思います。
そこで、人の目線で現状をつかんでもらって目の前に出してもらうと、反応として自分の本音が出てくる。

ちなみに、同じ反応が読書中にも起こることがあります。
登場人物の行動や台詞、また論の主張の違和感ポイントに注目すると、自分の本音が見つかることが多々あります。
物語でも評論でも、主人公や主張に共感するだけが読書の効果ではない。
読書は自分の本音との対話でもあります。


◎本音ベースの優先順位をつける

さて。
言いたいことも言えないこんな世の中じゃ、自分が自分の本音に気付くのも簡単じゃない。なので、何かに触れてみて、その反応として本音を引き出すというやり方もあるのだな、と思ったのでした。

で、困難への対処方ですが、この本音がポイントです。
困難とは複数の要因が複雑に絡まり合っている状態だとすると、どの要因を優先的に対応するべきかが決まれば、対応の難易度は大きく下がる。
その優先順位を、自分の本音ベースでつけていけるといいのでは、ということです。

なので、ぼくの「困難な状況に対峙する際のおススメ」は、人に相談して、自分の本音をつかむこと。
相談相手がうまく本音を引き出せる人だったり、関係性的に本音を言いやすい人だったりすれば最高です。
もしそうじゃなかった場合でも、相談上でのやり取りに自分の心がどう反応しているかで、向かいたい方向が掴めることもあります。
迷ったときは、自分の本音を聞きましょう。


◎おまけ

ちなみに、元々人に相談をあまりしないぼく個人としての困難対処法(一人バージョン)はこんなところです。

・書く。書いて状況を整理する。整理できれば不安が大きく減る。
・調べる。自分が知らない情報やルールで超えられる壁もある。
・困難の素になっている原因に一度直接ぶつかりに行く。
・心のナレーションを入れて気分を上げる
「この経験をきっかけに、後に大成することを本人はまだ知らない…」
・失敗だとしても、一度結果を出してしまう。そこから次に向けて少しずつ改善していく。
・様子を見る。「見」、「後の先」、「合気道」、「カウンターパンチ」など、動きを待つことで効果的な行動がとれることもある。待ち続けるのは怖いですが…。


さてさて、年末です!
来年に向けて今年中にできること、やり残しのないように進められますように。


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