人とごはんを食べて喜ぶ人

久しぶりに友人と一緒に昼ごはんを食べることができてうれしかった。
前日夜に急きょ決まり、それぞれの中間地点あたりで会うことにした。
大事なミッションがあり3人で集まったのだが、それぞれにまあまあ「すっとぼけ」ていて、我が道を行っていて、語彙のチョイスがツボにハマり、一緒にいてとても楽しかった。

笑いというのはうつる。楽しそうに笑っている人のそばにいると自分まで笑ってしまう。「伝播」するなら笑いがよい。

伝播。。。10月からまた厄介なのが始まるのでずっと警戒していたけど、もうある程度諦観、静観している。大事なことは変わっていない。理不尽なことには従わない。なるべく関わらない。自分の「正義」を他者に押し付けない。
目に見えないものには確信が持てないから、外部の影響を受けて煽られることもあるかもしれないけど、いちばんこわいものはなんてったってアイドルではなく「にんげん」だよね。あ、にんげんだもの。

なんのことやら話を戻そう。

ごはんを一緒に食べながら、旅のおもしろエピソードを聞きながらケタケタ笑って、話している人がまず自分で自分のことを先に笑っていて、久しぶりに腹から声出して笑った。周囲にうるさかったら申し訳ないとたまに伺いつつも、漫才のような掛け合いが盛り上がって、やっぱりちょっとうるさい。だから場所選びは大切。
笑いが起きているところは、エネルギー値のようなものが高く、照明がなくてもパッと明るくカラッとしている。
何を話してそんなにおもしろかったのかよく覚えていなくても、なんかスッキリ楽しかったなという状態。そんな状態はとても平和で幸せでありがたいと思う。

素敵な人たちと美味しいごはんとリラックスできる場所があれば、いろいろあってもなんとかなりそうな気すらした。たとえそれぞれに人には見せない「地獄」を抱えているとしても。ときどき集まって、しばし気持ちをほぐして、それぞれの日常へと戻っていく。そしてまたひょっこり会う。
これからはやはり気の合う人と一緒にいたいと思った。
いつも一緒にいられることも至極幸せなことであるが、時々でも気楽に集まれることやお互いの存在を直に認め合えることは、とてもうれしくありがたい。

私は結構アナログ派なのだが、友人の一人はデジタルも得意。「〇〇さんはとてもデジタルがすごい」とアホみたいな語彙力でもう一人の友人に紹介したら、即座に「ベリーデジタルグッド」と翻訳されて、そういった他愛ない冗談で、箸が転げるほど笑えるなんて君たちは18歳か?と思うけど、言葉を尽くさずともニュアンスでなんとなくコミニュケーションがとれる人たちは尊敬に値するくらい貴重だ。
私は言葉があまりうまくないし、こんな感じだけど(どんな感じだ)友達でいてくれてほんとにありがとうと改めて伝えた。
言葉は大事でほしいけど、「言葉はいらねぇ」みたいな、一緒にいるだけでホッとできたりうれしくなったりする関係性も尊い。テレパシーというのも無意識に発動していると思う。

点々とゆるやかにつながっていて、いろんなところでいろんな人ががんばっているのだなと知っていることで、自分もがんばろうと思えるし、自分の人生を楽しもうと思える。それぞれに自分がしたいことやできることで、さらに自分の持ち味を発揮して、社会のなかでもひろく自然界のなかでも生かされていければいいなと願っている。にんげんだものだから喜怒哀楽すべて上等だが、大事な人にはなるべくならば微笑みでいいから笑顔でいてほしい。そんなのエゴではあるが、私は全力で目の前の人を笑わせたくなる。
思うに任せないことも起きるけど、お互いにできる範囲でなるべく助け合って、励まし合っていければいいなと思う。
不安恐怖にのみこまれない秘訣の一つは、笑い、ユーモアだ。真剣はいいけど真面目過ぎるのは体にわるい。もっと自由にふざけてもいいはずなのに、厳しくしているのは案外自分自身だよなという話。そこら辺を解放、開放、介抱すべく、日々ふざけたがっているのかもしれない。
その人自身から滲み出るような独自の味わいである存在感や、その人の体験から湧きあがる言葉や話にとても興味がある。生き生きと話してくれるからだ。
今日、骨折しているのにネタのように自らを笑い飛ばしている友人に会い、頼もしく、思わず笑ってしまった。

笑うとはたらく細胞が活性化されて免疫力もアップするらしい。
笑えない時は無理して笑わなくていい。むしろ笑わない方がいい。なぜなら全くおもしろくないのに笑えるものかふざけんな。(なぜか逆ギレ笑)怒って泣いてまた笑えればいい。ウルフルズの『笑えれば』の歌詞みたいになってしまったけど、とにかくハハハと笑えれば、ええねんである。

さいごに私の取説。
もし笑えないときは、睡眠や栄養不足で脳がバグって血糖値が下がっているので、美味しいごはんや飲み物、どんぐりとか与えればきっとまた笑いだす。複雑めんどくさそうで、シンプルなのだ。




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