いつか書こうと思っていた吉Pへのファンレター

終末に抗うエオルゼア在住歴9年のウルダハ民が
自分の気持ちの整理のために書いています。

FF14は私のこころの拠り所でした。
そんな場所を作ってくれた吉Pへ感謝のファンレターを書こう書こうと思いつつも、「手書きじゃなくてもいいのかな?手書きだと文字の形が一定に出来なさそうだし、書き間違えたら修正テープで消すの?消したら汚くない?それともシャーペンでいいの?」と、些細なことが気になり先延ばしにしていました。

本当に感謝の気持ちしかなかった。
そう、グラフィックアップデートが来る前までは。

私はもともとゲームはあまりせず、FF14が初めてのMMORPGでした。
他にしてるゲームもなく、ゲーム=FF14でした。

個人的な話になりますが、私は一時期こころを病み、ドラマもアニメも小説も頭に入ってこなくなってしまったので、パソコンを立ち上げてただ壁紙を見る日々を過ごしていました。
その後、徐々に気楽に見れるタイプのアニメが見れたりFF14も起動することも出来るようになりましたが、ストーリーを追ったりIDへ行ったりは出来ないので、ひたすら鉄鉱を掘っていました。
その頃は簡易採取という便利なものはなかったので、ただひたすらボタンをぽちぽちと押して移動してを繰り返していました。
鉄鉱を掘っていたのも移動距離が少なく、徒歩で(当時はスニークはなくステルスでした)ぐるぐるしているだけで済んだからです。
今考えると単純作業の極みです。
でも単純作業ながらも成果物を得られる達成感もあったので、とてもいいリハビリになったと思っています。
回復後も病む前のように積極的に外に出て何かを出来る状態にはなく、外に出なくても楽しめるFF14は私にとって第二の世界となりました。
エオルゼアで景色を眺めたり、何かを採取したり、IDに行ってみたり、それだけで楽しかった。不便すら楽しかったです。
現実では叶わない体験や、普段感じることのない感情も自分のこととして体験でき、何かを得る達成感も感じる事が出来る。
そんなこの世界がなければ、私は感情を失ったまま誰とも交流せずに過ごしていたと思います。交流と言っても、エオルゼアにいるプレイヤーを眺めたり、IDなどでのちょっとした会話などで十分でした。現実では難しい程よい距離感が心地よかったです。

だからこそこの世界にずっといたい、サービス終了なんて考えたくないし、して欲しくないとずっとそう思っていました。私がいれる唯一の世界であり、心の拠り所だったからです。

それがグラフィックアップデートにより崩れようとしています。
9年間幻想もせず過ごしてきました。
9年間も毎日一緒に過ごしてきた分身が、アップデートで誰か別のものになってしまいました。
あんなに楽しみにしていた新大陸も、そんな別人と行く気力がわきません。

ここ1ヶ月は、グラフィックアップデートスレッドの住民となり動向をうかがってきました。こんなにたくさんのフィードバックがあるのに、私が大好きだった世界の管理者は何の反応も示しません。
グラフィックアップデート前の世界はなかったことにされてしまうのでしょうか。自分だけでなくNPCも別人になっているというのに。
あとどれくらいこの状態が続くのかはわかりませんが、あの優しかった世界の管理者はどこへ行ってしまったのでしょうか。管理者も別人になってしまったのでしょうか。

ただ感謝の気持ちや愛着がある分、すぐに課金停止や引退という選択は出来ません。それくらい大切な世界だからです。

ここまでが今の私の気持ちです。
本当は吉Pに感謝だけ伝えたかった。悲しさは伝えたくなかった。
今後、感謝だけのファンレターをしたためられるようになると嬉しいです。


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