なんだったんだ、ゲーミングノート。

最近パソコンを買い替えた。デスクトップゲーミングパソコンであり、前に使っていたゲーミングノートよりも格段にスペックが良く、サクサク軽快に静かに動くので嬉しい。デスクトップ化に合わせてモニターやキーボードも新たに買ったので環境は一変、机の上の配置も変わり、なんだかリフレッシュした気分である。そんな快適なパソコンライフを迎えた私だが、思い返すとそもそも先代のゲーミングノートが良くなかったのでは?という気がしてくる。以前から私のことをTwitterでフォローしている方には覚えがあるかもしれないが、先代にはいろいろと手を焼いてきた。そんな先代をここで振り返ってみようと思う。

まず先代の良くなかった点は「排熱が弱い」というところだろう。まあゲーミングと銘打たれてはいるがノートパソコンでMMORPGをしていた私も悪い。グラフィックの処理が重いフィールドで戦うとき、少しでも冷却してやろうとキーボードの上の隙間に10円玉を並べていたのが懐かしい。純度100%でないとはいえ、熱伝導率が良い銅を並べるため、これだけでもGPUの温度が2〜3℃下がった。まあ焼石に水だったのだが。GPUに10円玉である。長時間ゲームをしていたのもあり熱で基盤かどこかにダメージが入ったらしく、負荷がかかってくるとガリガリと異音を鳴らすようになった。毎日鳴るわけではなく、たまに鳴り始めては鳴る日が2,3日続き、また鳴らない日が続いた。また、これによりパソコン起動時、OS起動前にハードウェアスキャンのエラーが出るようになった。どうやらCPUのファンが認識できないか動いていないからしい。これは流石にまずいだろうと思いメーカー修理に出したが、修理後1年弱で再発した。

排熱も厄介なものだったが、一番厄介だったのは「充電している間は5GHzでwifi接続した状態でゲームができない」問題である。何を言っているかわからないと思う。しかし本当に充電ケーブルを繋いだままFF14をプレイできなかった。これは最初からではなく、突然繋がらなくなったように思う。ゲームは消費電力が多かったので充電ケーブルを繋いでいたのだが、ある日突然繋がらなくなり、パソコンのバッテリーがもつ間しかゲームができない状態になった。その後いろいろと探りまわるうち、「いつも5GHzの方で繋いでるけど2.4GHzだとどうなの?」ということに気づき、無事繋ぐことができて歓喜した。その日まで必死にやっていた充電時間やプレイ時間などの管理が消えたのである。全く原因はわからなかったが、これにて一旦解決となった。

ここまで読んでいただいた方の中でこう思う方がおられるだろう。「有線接続は?」と。なんとこのゲーミングノート、有線接続のためのLANジャックがないのである。なぜ?そこで、「有線接続ができないがゲームはやりたい、でも2.4GHz帯では接続にちょっと不安」という思いに応えるアイテムとしてUSB接続のLANアダプターを導入した。これで充電ケーブル問題も無線接続が不安問題も解決したが、こいつはこいつで問題があった。大きなデータをやり取りしようとするとアダプター単体がフリーズする。動画を見る、Zoomで会話する、ゲームのアップデートを行うなど、大き目のデータをやり取りするときはアダプターの調子を見つつだましだまし繋いでいく。フリーズしたら一度抜いて挿し直す。アダプターの導入によってまあ快適にはなったが面倒にもなった。

このようにいろんな問題を抱え、トラブルを重ね、フォロワーに「もしかして対電子機器の生物兵器だったりする?」などと言われていたが、晴れて私もデスクトップゲーミングパソコンを購入した。スペースは取るし持ち運べないが大変快適。ただ、こいつにも唯一問題があり、「カメラがないためZoomなどビデオ通話をするときは先代を使う必要がある」点である。良いウェブカメラ情報、お待ちしております。

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