【崩壊:スターレイル】完凸ホタルの目標速度について

備忘録として書き記しておきます。
また、ここでの話はパーティーにルアンがいることを前提としています。


そもそも速度とは?

速度とは、キャラクターのすばやさを表す指標である。現実世界において

速さ×時間=距離

が成り立っているように、ゲーム内では速度、および行動値とアクションポイントという独自の概念について

速度×行動値=アクションポイント

の関係が成り立っている。つまり、行動値≒時間、アクションポイント≒距離と捉えることができる。キャラのステータスに書いてあるのは速度だが、実際に速さを議論する際には速度ではなく行動値が使われることが多い。なので、上の式を変形して

アクションポイント÷速度=行動値

とする。アクションポイントが10000に達したとき、キャラのターンが1回まわってくるという仕様になっている。なので、キャラが1回行動するのに必要な行動値は

10000÷速度

によって求められる。繰り返しになるが、行動値は時間のようなものであるため、これはキャラが1回行動するまでにかかる時間に相当する。

この1回行動当たりの行動値をもとにして、キャラが特定の範囲内でどれだけ動けるか、というのを計算することができる。例えば速度140のキャラが裏庭の0R目でどれだけ動けるか、というのを計算してみる。速度140の場合
、1回行動当たりの行動値は

10000÷140=71.43…

一方で、裏庭の0R目で経過する行動値は150に設定されているので、

150÷71.43=2 あまり7.14…

となり、2回行動できるということがわかる (余った行動値7.14…は次ラウンドへ持ち越される)。

また、ゲーム内で速度は整数として表示されているが、内部的には小数点以下が存在し、ゲーム内で見えていないだけである。小数点以下を含めた速度は↓などの外部サイトで調べるか、試運転して計算通りの動きをするか確認することで確かめられる。

以上を踏まえたうえでホタルが目指すべき速度について見ていく。


ホタルの速度パターン

ホタルの速度を考える上で考慮すべきなのは、ホタルの完全燃焼状態がどれだけの行動値分持続するかということと、上に挙げた裏庭の0R目で経過する行動値の2つであり、どちらに注目するかで目標とする速度が異なってくる。

速度134パターン

まず前者について、ホタルが必殺技を使用して完全燃焼状態に入ったときにマークが速度70で出現し、これにターンが回ってくると完全燃焼状態が終了となる。速度70のものにターンが回ってくるまでに経過する行動値は

10000÷70=142.86…

であるので、この行動値内で完全燃焼状態のホタルができるだけ多く動けるようになればよい。ホタルは必殺後即座に1回行動するため、現実的なのは

必殺&1回目→2回目→3回目→4回目→終了

というような4回行動で、この場合ホタルは142.86…の行動値内で3回動く必要がある。そのときの完全燃焼状態ホタルの速度をsとすれば、

10000÷s × 3≦142.86…

であるので、これを解くとs≧210であり、完全燃焼状態中のホタルの速度が諸々込みで210以上であればこれは達成できることになる。

完凸 (正確には5凸以上) している場合、ホタルは必殺技によって速度が66増える。また、ルアンの速度10.4アップのバフも考慮すれば (ルアンは10.0%の速度バフを持ち、これはホタルの基礎速度104にかかるので、10.4速度が増えることになる)、キャラステータス画面で表示されているホタルの速度が (210-66-10.4=)133.6、つまり約134以上あれば完全燃焼状態中の4回行動が達成できることになる。


速度151パターン

次に後者の、裏庭の0R目で経過する行動値を基準に考える。これは先述したように150であり、この行動値内でなるべく多くホタルが動けるようにすればいい。先ほどの速度134パターンと異なるのは、完全燃焼状態になる前のホタルの動きも考慮する必要があるということである。ホタルは必殺後即座に1回行動するため、現実的なのは

1回目 (完全燃焼前)&必殺&2回目→3回目→4回目→ラウンド経過

というような4回行動で、この場合150の行動値内で完全燃焼前のホタルが1回、完全燃焼後のホタルが2回動くことができればよい。そのときの完全燃焼前のホタルの速度をsとすれば

10000÷s + 10000÷(s+66)×2≦150

が成り立てばよく、これを計算するとs≧161.28となる。なので、ルアンの速度10.4アップのバフも考慮すれば、キャラステータス画面で表示されているホタルの速度が (161.28-10.4=)150.88、つまり約151以上あれば裏庭0Rでの4回行動が達成できることになる。

注意点

ホタルが裏庭0Rで4回行動するための速度として完全燃焼状態中225がおすすめされていることがあるが、これは~4凸までの、ホタルの必殺技による速度バフが60であることを前提にしているものであることに注意する必要がある。

~4凸であれば、完全燃焼状態中の速度が225のとき、完全燃焼前は (225-60=)165なので

10000÷165 + 10000÷225×2=149.49…

となり行動値150以内の4回行動が達成できるが、5凸以上で完全燃焼状態中の速度が225の場合は、完全燃焼前が(225-66=)159になるので

10000÷159 + 10000÷225×2=151.78…

で150を超えてしまい、4回行動することができない。なので、完全燃焼状態中の速度225を目標として、ホタル単体での速度を (225-66-10=)149にしてしまうのではなく、先に述べたように速度151以上までもっていく必要がある。


どっちのパターンがいいか

遺物のメイン・サブステータスを除けば、ホタルの速度は

104(基礎速度)×1.06(鋳煉宮オーナメントの効果)+5(軌跡ボーナス)=115.24

であるので、速度靴を履いた時点で速度は140.24となり、ここからあと11ほど盛れば速度151パターンに到達できる。逆に速度134パターンの場合、速度靴を履いた時点で速度が過剰なので、靴は攻撃にしてサブステータスで速度を18~19ほど盛るのがよい。どちらのパターンでも完全燃焼状態中の行動回数は4回と変わらないので、厳選が進んでサブステータスで速度をかなり盛ることができ、なおかつ裏庭0R4回行動にこだわらないような場合は速度134パターンを目指すのがいいと思われる。

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