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針金で遊ぶ/ワイヤーワーク 01:序章

針金を使って「何か」を作りたいと思っている人、
作り始めてみたけれど思うようにいかない人、
あるいは次のステップに進むため、
何かヒントがないかなぁと模索している人。
そんな思いや悩みを持っている人に向け
「ワイヤーワーク/針金で遊ぶ」と題した連載を始めます。

一応「針金細工講座」的なものを心がけるつもりですが、
いわゆるキッチリ「学ぶ」というより
「遊ぶ」に近いものになるかもしれません。
それでもワイヤーワークに興味のある誰かさんにとって、
何かひとつでも「あっ、そういうことか!」
という気づきが得られることを目指して、
のんびり気張らずに書いていきたいと思います。
また、誰かに何かを伝えようとするそのプロセスで
自分自身にも新たな発見があるかもしれません。
そのどちらにも期待したいと思います。

ところでというか、そもそもなのですが、
『ワイヤー(針金)』とは何かといえば、
金属を細長く糸状に延ばしたものです。
ちなみに「ワイヤー」と「針金」の定義については
微妙な違いがあるように思われますが、
ここでは便宜上「ワイヤー」=「針金」とします。
さらに『ワイヤーワーク』とは何かというと、
初投稿記事に書いた通り、
「手芸の一種で針金を使用して小物を制作すること」と
ウィキペディアには書かれています。
カテゴリー的には手芸だと…。

ところで、身近にありワイヤーで作られたものといえば、
キッチンで使う水切りかごや手動の泡立て器、
エレクターなどに代表されるシェルフなどが思い浮かびますが、
それらはあくまで機械化された工程で作られる工業製品です。
ワイヤーワークとは言いません。。
もっとも、歴史的には水切りかごや泡立て器等は
熟練の針金職人による手作りの時代を経て
現在の工業化された製品(量産品)になりました。
 注:現在でも手作りの泡立て器は作られています。
要は、ワイヤーワークというのは基本的に手作業であり、
手作業によって制作されたものを指すということですね。
ちなみに「せいさく」を漢字にする場合ですが、
一般的には制作と製作を以下のように使い分けるようです。
 制作・・美術品などのアート作品や映画、音楽等を作ること
 製作・・道具や機械などを用いて物品を作ること

それから、これはとても大事なことなのですが、
ワイヤーワークといってもジャンルは色々です。
何を作るかで適したワイヤーは違いますし、
必要な技術にも違いがあるかもしれません。
私が主に制作しているのはガーデン関連で、
使用するワイヤーはジャンクな鉄線です。
ですので、アクセサリー等を作りたい方にとっては
参考になるところは少ないかもしれません。
それでも最も基本的なところでは、
共通の部分があるように思いますので、
繰り返しになりますが、
何かひとつでもお役に立てるところがあれば書きがいがあります。

最後に私の制作環境を公開します。

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ごちゃごちゃなところはともかく、
実際の作業に必要なスペースは
テーブルの上の「A3用紙」1枚分あれば十分です。

それでは、また。
 *02:道具①へ続く

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