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子宮全摘出手術2日目:手術後

看護婦さんの気配で起きました。
手術室から病室に移動していましたが、道中は全く気がつかず。

病室は4人部屋ではなく、個室に変更されていました。
なんと贅沢。
処置とか急変とかあったらバタバタするし、ICU代わりなのかな?
対応する方もなにかと便利なのかもですね。

足には油圧ポンプが作動、導尿され、左手に点滴の管、
背中に痛み止めの管、
管だらけで身動き取れず、はたから見たら、すごい状態なんでしょうね。

気がついてすぐに、ハイパーバイブレーション再び
震えが止まらず、看護師さん、電気毛布を投入
更に器具が増えていく。

更に、左手にナースコール、右手に鎮痛剤注入のボタンを握らされ、
ベッドの上に張り付け状態です。

担当の看護師さんはお若い、かわいらしい方だけどテキパキしていて、頼もしかったです。
夜勤で人数も少ない中、本当にお世話になりました。

手術の概要を説明いただきました。
手術は少し長引いて6時間ほどかかったそうです。
病室で気がついたときは21時を過ぎていました。
右腹部の癒着が強く、おなかを膨らますガスを左の倍くらい使ったらしいです。

電気毛布で温まりハイパーバイブレーションが治まりましたが、
代わりに、発熱。
次から次に大忙しです。
たまらずナースコールを押して電気毛布を外していただきます。
せっかく持ってきていただいたのに、申し訳なかったです。

術後は定期的に検温と血圧のチェックがありました。
血圧は160オーバーが続き、看護師さんから、先生へ相談いただきました。
本当に気を使っていただき、感謝です。
点滴に血圧を下げる薬を追加することになりました。
追加方法を新人ナースさんに教えながらです。
特別手当もらってね、ってくらいの仕事量です。

そのあとは血圧も安定し、痛みで何度が起きましたが、
鎮痛剤を使いながらなんとか乗り切りました。

体内のガスが左に多く残っているので、
麻酔が効いているうちに体外へ排出します。
右手で左の脇下部分を触ると皮膚の下が、プチプチと泡があるのがわかります。
皮膚の下に炭酸飲料の泡がある感じです。不思議。
これが、いつまでも残っていると神経に触れて、
肩や首が痛くなったりするので。
担当の看護師さんと新人の看護師さんに協力いただいて、速やかに排出。
皮膚を押しつぶしながら下方向へ押し込んでいきます。
幸い、逃がしたのが早かったのか、患部以外の痛みはそのあと出ませんでした。

術後の痛みコントロールは患者自身がある程度対応します。
手術室で入れた背中の管はそのまま維持され、
患者自身が痛みを感じたら、鎮痛薬を投与します。
ボタンは押したら、一定量注入され、30分間開けないと
作動しないものになっています。
私も痛みで起きてしまい、ボタンで投与したのですが、
背中に冷たい水がサーっと流れる感じが不快で、
ある程度、我慢してしまいました。
そのせいで、あまり眠れず、翌日ウトウトしていました。
早期回復のためにも、痛みで疲れるのは本当によくないです。
痛みは我慢せず、薬の使用、医師、看護師と相談するのが、一番です。

痛みに耐えられずもうワンプッシュした後は比較的眠れた方だと思います。
最初の方はドタバタしましたが、翌朝まで平和に過ぎていきました。


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