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希華万国紀行

天狐凍花国

厳しい氷雪で息衝く獣の民。
晶獣と共存し、崖の上、咆哮が轟く。
氷花咲き乱れる新しき地に迷い込んだ旅人を、白き森は歓迎する。

万国紀行(仮名)
第■章
晶獣の国・天狐凍花国

「歓迎しよう!君は晶獣に認められたのだから!」

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至る所に氷晶が生えている崖の上に立つ非常に寒い万年雪国。
国の半分は晶獣の住む果実の森で覆われている。
湖に浮かぶ神殿の周りには4枚花の蒼白い氷花が咲き乱れているという。
外から入ってくるには手前の門を通る必要がある。高い山を越えた先には海があると言われているが、晶獣をもってしても越えたものはいないらしい。
24時間のうち6時間だけしか太陽出ないが、その分昼の時間の光を氷晶が蓄光して淡い光を広げるため、月明かりと相まって真っ暗にはならない。

天狐様を祀っており、この国の王(族長)よりも天狐様の巫の方が発言力は高い。

この地域の人々は獣の耳や尾を持っており、感情の起伏によってこの範囲が広がり獣らしさが上がるようだ。普段穏やかなものたちが多いが仲間意識が強く、敵が入ってくると血の気が多くなる。
国の中のものは皆家族な感じの国民性のため、助けを求められればみんなで助けようとする。
少し排他的な性質を持った国だが、信頼を得れば仲間として迎えてくれる。

森の中にはもふもふとした長毛を持つ獣たちがたくさん住んでいる。耳や尾が氷結晶や宝石で出来ている晶獣と呼ばれる子もいる。
この獣や晶獣と絆を結ぶ獣使いが多く住む。

特産品は氷晶や氷花を加工した細工品や武具。
晶獣の森や外周林の恵みをふんだんに使ったスイーツ類も有名。
寒空の雫と呼ばれるさくらんぼのような形をした青や紫の果物はこの国の貴重な栄養源になっている。他にも柑橘類が採れるらしい。
外周林の中ではナッツ類が採取できるため、ナッツのタルトなどがよく食べられる。
肉は食べない。(他国から仕入れた魚は食べる。)
森の動物たちはみんな草食。
獣はみんな友達。獣肉は食べない。(大事なことだから2回いう)

この国の住人たちは寒さに強く暑さにめちゃくちゃ弱い。
住人たちは自分たちよりも晶獣たちの方を優先させやすい。
寝る時は尻尾を抱えるような形で丸くなって寝るものが多い。
スイーツ作りが盛んなこともあり、甘い物好きが多い傾向にある。

外周林で取れるきのみ類、寒い地域のみに生える薬草と品種改良した不凍小麦、晶獣の森で取れる果実たち(寒空の雫や月の涙、糖星の実など)、ソルティナイト(桃色の水晶のような岩塩的なもの)、高山山羊のミルクや晶鳥の卵、ハウスや畑で作られた少量のにんじんやじゃがいも、大豆以外の食物は国外から輸入している。
なお、晶獣の森の恵みは国内でのみ流通している。(スイーツとしての形になっているものは国外にも出している。)

天狐凍花国民、晶獣の血が入ってるせいかエルフみたいな感じで見た目若い子多い。

族長も長老呼びされるけど見た目妙妙齢のお姉さんなおばあちゃんです。
比較的女性が多い国。男:女=1:2くらい。
女性の方が生まれやすい国。
だから一夫多妻制は許されてる。


ゲームで出てくるとしたら旅人に懐いた晶獣がいて、乗る訓練とかを天狐凍花国で出会ったビーストライダーの少年フォンスに教えてもらって移動手段を手に入れる…とかかな?
飛行型か陸上型かは旅人が選べる方式で、ストーリー後に天狐様に許可を得て国外に連れ出せるようになります。

人物紹介

天狐 プリュグレプス Plumglaepus
羽を持つ氷兎の意 

天狐様の真名 巫のノーチェはリューと呼ぶ。
海の集落の天狐様メルの双子の姉。妹のメルのことは気にかけているが、今はどこで守護をしているのかを知れずにおり心配している。結界術などのような守りの力に長けるが癒しの術は巫のサポートなしには使えない。
神代の時代の対戦により親を亡くしており、幼かったリューとメルの双子の天狐は氷の神の導きで成獣になるまでにゃんにゃん国の長に預けられた。

plume 羽 glace 氷
LEPUS うさぎ座

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天狐 デュメルレプス Dumerlepus
羽を持つ海兎の意

天狐様リューの双子の妹 愛称はメル。 分断された氷河の海の集落の加護を受け持つ。姉のリューのように守りの力を使うことができず、しかしその分癒しの力に長けるが傷ついてしまった民を癒すことしかできず歯噛みをしている。氷の神と育ての親のにゃんにゃん国の長に頼み、リューには行き先を告げずに山向こうの守護のについた。

duvet 羽 mer 海

巫 ノーチェ Noce
胡桃の意

巫の名前
幼い頃からクルミパンが好きでよく食べていたことからリューが名付けた。夜の意もある。
夜の意味は瞳の色が夜色をしていたから。
何者にも染まらぬ純白の髪を持つ。うさぎの獣人。
癒しの術に長けており、大体の傷は治せるが、誰かが傷つくことをひどく怖がる。幼い頃から杜にいた影響か、リューに依存気味である。

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騎士 アルヴァ Alba
日の出の意

護衛のビーストライダーの名前
日が出ている時間の短いこの地で珍しく日の出とともに生まれたことから名付けられた。
眩しいオレンジの髪と金の瞳を持つ青年。ねこの獣人。
パートナーは晶鳥のステラ。白金の毛並みを持つ。

メイド ノワール Noir
黒の意

ノーチェの世話係のビーストテイマーの名前
髪も瞳も黒いねこの獣人。アルヴァの妹。
パートナーは晶モモンガの双子ネージュとシルヴィ。白銀の毛並みを持つ。

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旅人の友達 フォンス Fons
泉の意

旅人と出会う見習いビーストライダーの少年。
寒い地域に住むのに短パン好き。興味が惹かれることには無邪気に無遠慮に聞いてきてしまうところが玉に瑕だが、普段は天真爛漫で怖いもの知らずな少年。寒さに異様に強いため見てるこっちが寒くなりそうな格好をよくしている。
青の髪に灰の瞳を持つ狐の獣人。
パートナーは晶狐のアクエラ。藍色の毛並みを持つ。

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神 メチェーリ Melcherry
吹雪の意
天狐一族に守護と癒しの力を与えた氷の神。

地形について

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天狐凍花国は神が降ろした(と言われる)晶獣達に認められさえすれば(悪意がないと判別されれば)国内に入れます!それ以外は取引用の門の中のバザールまででお引き取りをお願いします…

天狐凍花国の門、某ネズミの国のお土産屋さん街みたいになってて、基本取引はそこで行われてて、そこから先の国内に行くには晶獣たちによる入国審査がある。

神代の時代の​天狐凍花国

天狐凍花国があった場所、実は昔山なんてなくて、大戦の余波で大きな岩が降ってきて国が分断されて、長年道がなく海側の集落は天狐様の加護が受けられなくなってしまいました。時代が経つにつれて周囲の氷の魔力が溜まったものが結晶化したのが氷晶やソルティナイト(岩塩的なもの)となった。

また、大戦時は現在の天狐様(リューとメル)の親が守っていた。親はこの大戦の影響で亡くなっているため、リューとメルは成獣になるまで仲のいい他の国の神様に託されていた。(メチェーリは国の復興のために手が回らなかった)

リューもメルも幼かったため海側の集落を知らなかったが、メルは預けられていた国の長達の言葉や神たちの様子でそれを察し、成獣になったのち自らメチェーリ神に申し出て海側の集落の守りについた。しかし、土地に繋がる神殿があるわけではないため加護の力は万全ではない。メルは癒しの力は強くとも守りや恵みを与える力があまりないのも一因である。

集団について

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