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【日本電産6594】【車載世界№1へ】【コロナ後の5つの大波に乗る! 5G・脱炭素化 ・省人化 ・デジタルデータ爆発・ 省電力化】【2022年度3月期 第3四半期決算発表】
日本電産 EVの大本命 ノートまとめ
2022/1/26に決算が発表されたが、前年同期比からは大きな増益増収となった。中期経営計画とともに振り返りたい。ざっと数字をみると全体としては増収増益だが、事業別では車載事業とHDD事業の数字が悪く、家電産業用やその他の分野が好調である。が、特に車載事業は今後の大きな成長エンジンと目されているだけに今回の低調な数字に対して、『世界一の車載ハードウェア企業を目指す』とし、先々への向けての施策と、現状の市場拡大状況ならびに将来の需要拡大へ向けての取り組み展望について多くのトピックが目立っており、将来に向けて楽しみな決算プレゼンとなっている。
1.2022年第三四半期決算数字
2008年からの四半期別業績推移を見ると長期で着実に上昇トレンドが続いている。
□第3四半期(累計)の連結売上⾼は、前年同期⽐18.8%増収の1兆4,072億円となり、過去最⾼を更新。
□第3四半期(累計)の営業利益は、前年同期⽐16.6%増益の
1,346億円となり、過去最⾼を更新。
□税引前利益(累計)も前年同期⽐19.4%増益の1,306億円となり、過去最⾼を更新。
期末配当⾦を5円増配し、年間配当65円へ。
2-1.四半期別業績推移 分野別 車載
車載:半導体不足と原材料高騰で収益圧迫し今3Qはボトムを形成
2-2.四半期別業績推移 分野別 精密小型モータ
精密小型モータ:事業ポートフォリオの転換を断行中
2-3.四半期別業績推移 分野別 家電・商業・産業用
家電・商業・産業用:収益性改善中。15%へ向けた活動継続中。
家電・商業・産業用:高成長へ海外事業構造改革、新需要想像で市場成長率3~5%を超える10~11%の高成長を目指す。
2-4.四半期別業績推移 分野別 その他製品グループ
その他製品グループ:高水準で安定推移
ここから先は、成長エンジンの主力である車載事業のトピックスを並べていきたい。
3-1.車載事業:世界№1の車載ハードウェア企業へ
車載:高成長への打ち手 世界№1の車載ハードウェア企業へ向けて
車載:中国市場のBEV販売台数推移 爆発的高成長に突入
3-2.車載:日本電産のE-Axle搭載車種の販売状況
車載:日本電産のE-Axle搭載車種の販売状況 月間2万台突破
3-3.車載:E-Axleの生産増強計画
車載:E-Axleの生産増強計画 3000億投資で24年にはキャパ600万台へ
4.モビリティ・小型EV市場
インド、中國の2大市場を重点的に攻略。
モビリティ・小型EV市場が2022年度は元年。約10案件受注が進展中。
5.VISION2025
あらためて新中期戦略 VISION2025で売上高4兆円へ向けて成長事業への積極投資による高い成長率実現を目指す。
コロナ後の5つの大波に乗る!
5G
脱炭素化
省人化
デジタルデータ爆発
省電力化
6.結論:将来へ向けての成長物語は何も航路変更なし、むしろ成長投資は加速している。
目新しいトピックスとしては、小型EVモビリティの新市場が立ち上がった元年という項目が面白い、インド、中國が2大市場になるためこの2大市場をしっかり取りに行く戦略が見える。また、コロナ後の5つの大波に乗りつつ、車載ハードウェア事業で世界一を目指すという目標へ向けて、積極投資を推進しているのでしっかりこれからも見守っていきたい。
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