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アグリカルチャー投資:8002 丸紅【芙蓉グループの総合商社大手。穀物、発電で商社首位級。プラントや輸送機、農業化学品に強み】





8002 丸紅【芙蓉グループの総合商社大手。穀物、発電で商社首位級。プラントや輸送機、農業化学品に強み】


★アグリカルチャー




1.8002丸紅:概要

大手総合商社、総資産5位。生活産業(ライフスタイル、情報・不動産、フォレスト)、食料・アグリ・化学品、エネルギー・金属、社会産業・金融(航空・船舶、 建機・産機・モビリティ)、次世代事業開発の事業。世界133拠点でのグローバルなビジネス展開。穀物トレーディング・発電容量・エチレントレーディング・水ビジネス等でトップクラス。食品・穀物事業、エネルギー事業で積極的に提携を推進。食品事業ではJA全農とコメの集荷・販売業務で提携、傘下にアルテリア・ネットワークス<4423>を子会社に持つ。2012年米穀物3位のガビロンを買収(2800億円、世界穀物メジャーの仲間入り、穀物で総合商社トップ)、2015年大手食品卸の国分と提携。エネルギー事業では2012年世界2位の民間電力・ガスの仏GDFスエズと提携・欧州やアフリカで発電事業に本格参入、2013年ロシア最大の国営石油大手のロスネフチと液化天然ガス事業で提携。情報関連では2018年NOKIAとグローバルIoT通信サービスの共同開発で覚書締結。




2.8002丸紅:セグメント


グリ44.1% 食料20.2%  エネルギー7.1%  化学品6.4%  情報・不動産 5.7% 建機・産機・モビリティ他 17% 

8002 丸紅 セグメント


8002 丸紅 セグメント グラフ図

3.8002丸紅:取扱業務

・ライフスタイル(衣料・フットウェア・生活用品・スポーツ用品)、フォレストプロダクツ(製紙原料・洋紙・板紙・バイオマス燃料)
・食料・アグリ(飼料穀物、大豆、小麦、砂糖、加工食品・飲料、原料、業務用食材、農業資材、農水畜産物)
・化学品(化学品/石油化学品、合成樹脂、電子材料、飼料機能剤、オレオケミカル、機能性食品素材、無機化学品)
・エネルギー(石油・ガス)、金属(鉄鋼・非鉄軽金属、金属資源)、電力、インフラプロジェクト(プラント/インフラ・海水淡水化・上下水道事業、交通・産業プラント)
・航空・船舶(航空機・エンジン、民間航空・防衛装備品、ビジネスジェット)、金融・リース(自動車販売、航空機リース)、建機・産機・モビリティ
・情報・不動産(システムソリューション、ネットワーク、モバイル販売、住宅開発、再開発・建替、資産管理、フォワーディング、物流センター、保険仲介)




4.8002丸紅:業績・現状

     営業利益  経常利益

2017年   91,597  200,271

2018年  118,054  255,004

2019年  173,009  288,819

2020年  133,875  -165935

2021年  141,553  281,763

2022年  224,200  463,300

2023年  203,220  406,743


現状:金属は鉄鉱石価格高を満喫。食料・アグリは米国の牛肉加工が好調。エネルギーも油価高が追い風。航空・船舶も市況改善で伸びる。前号比純益やや増額。23年3月期は鉄鉱石価格の下落前提に純益減。使用済み車載電池を活用する米企業に出資。再エネ拡大で増加する系統調整需要を狙う。サウジで発電・造水事業に参画。財務改善進み、自己株買いを検討。

8002 丸紅 PER  平均7.1 最低 4.5 現在5.8



5.8002丸紅:過去20年の株価推移および業績推移を俯瞰して


2007年7月 1212円  天井  2008年12月 260円 底

*EPS 2007年 68円 08年 84円 09年 64円 10年 54円        

2013年6月  872円 天井  2016年3月  432円 底

*EPS 11年 78円  12年 99円 13年 74円 14年 121円     15年 60円 16年 35円 17年 89円     

2018年12月 1072円 天井  2020年6月  456円 底     

*EPS 2018年121円 19年 133円 20年赤字 21年 129円 22年201円


8002 丸紅 2002~2021株価推移


8002 丸紅 2007~2021業績推移


6.【超重要】農業、アグリ関係の情勢は


小麦先物、14年ぶり最高値更新 ウクライナ情勢に警戒感


最近一年間の農業ETFの動き:
・コーヒー(JO):+64.2%
・小麦(WEAT):+51.0%
・トウモロコシ(CORN):+50.8%
・大豆(SOYB):+31.5%
・砂糖(CANE):+21.9%


依然として農業系もエネルギーも同じような動き。Swift決済がロシア停止。食料輸出に更なる追い打ちがかかる可能性。株や債券より生活に直撃。


スタさんも姐さんも、農業系ETFに。。



BIZさんも、農業関連チェック。。。


あのやすさんも、、、これ、世界食糧危機来るんじゃない?そろそろ、富山の農業を継ぐ時が来たか。。


KOSUKEさん:アグリテックは日本でも注目の産業です。確か2016年あたりのIVSのピッチでは入賞企業の殆どがアグリテック企業。そもそも農業という産業が面白い。世界の人口は増え続けています。つまり食糧需要が増加し続ける。

一方で供給量ってそんなに増えない。生産には土地も水も技術も必要なので。つまり需要の増加速度に供給の増加増加速度が追いつかない訳です。





じっちゃま:天然ガスや石油、アルミニウム、穀物などの価格高騰によって
恩恵を受ける銘柄を事前にチェックして有事に備えよう!との記事



7.8002丸紅:結論   


グリ44.1% 食料20.2% エネルギー7.1% と、農業食料エネルギー分野で70%以上を占める。食品・穀物事業、エネルギー事業で積極的に提携推進し穀物トレーディング・発電容量・水ビジネス等で世界トップクラス。

年により商品相場環境によりEPSにばらつきはあるものの、安定的なビジネスを地盤にEPSは長期で俯瞰して拡大傾向は明白である。

2007~2013年:EPS 521円

2010~2016年:EPS 521円

2013~2019年:EPS 633円

2016~2022円:EPS 708円

年を追うごとに安定的に業績を伸ばしていける手堅さを感じる銘柄である。


アグリカルチャー5

 

 商社株ということで商品相場により業績が影響されるシクリカル銘柄。非常に割安指標。長期放置というよりは、押し目を拾いながら、回転売買で不安なくトレード出来る銘柄。私はこの銘柄でお小遣いを荒稼ぎさせて貰う。

 


ささどん先輩からもコメント:2030年には世界人口は85億人に到達するという予測もあり、今後求められる食糧の絶対数は多くなるだろうし、人の食に対する欲求も進化し続けるだろうから食における質のさらなる向上も予測されるのでアグリカルチャーと食糧というセクターは今後も安定的に成長していくと思われます。丸紅は株価が上場来高値を更新したけど今後の安定成長も予見できるし、ファンダで見ても割高感というよりは割安感がある投資先だと僕は思います。やまちゃんは短期投資とおっしゃってましたが僕は長期で握っても(PBR1.7倍、PER10~12倍程度を上限の目安として)投資対象として見るのはありだと思います。株主還元も良いですし、こういう銘柄を長期で持つのは安心できると思います。




 

8.アグリカルチャー投資先


やまえつは、丸紅が一番お気に入りでこれ一本でしっかりトレードしています。念のためにいっておくとシクニカル銘柄なので長期放置投資ではない。もちろん長期でじわりじわりとEPSは成長していくとは思うが市況の変化で悪業績になることも十分想定。



ETF:iShares S&P GSCI Commodity-Indexed Trust ( $GSG )

EEF:インベスコDBコモディティ・インデックス・トラッキDBC:US NYSE ARCA


農業系東証上場ETF

(1) 1687 アグリETF (正式名称:WisdomTree農産物上場投信)
(2) 1688 穀物ETF (正式名称:WisdomTree穀物上場投信)
(3) 1695 小麦ETF (正式名称:WisdomTree小麦上場投信)
(4) 1696 コーンETF (正式名称:WisdomTreeとうもろこし上場投信)
(5) 1697 大豆ETF (正式名称:WisdomTree大豆上場投信)



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