【農林中金バリューインベストメンツ】【日本のバフェット】【奥野一成氏】【4000億円】
日本のバフェット と言われる奥野一成氏
奥野氏の運用している『おおぶね』シリーズ
おおぶねのリターンは約3年で1.5倍のパフォーマンス実績。標準偏差がSP500よりも低い。リスク管理能力が高く、暴落時の下げが少ない。
1.投資への考え方 中國、インドは買える企業少ない、やはり先進国企業
インド・中國株式投資は考えない。確かに成長市場だが、中國市場への投資は地政学的にも危ない。中國市場は成長するだろうが、中國企業はわざわざ投資しなくてよいのでは。世界的、グローバルに中國企業が勝つというよりは先進国の企業がグローバルでは期待できる。インドもインド市場は期待できるが、インド企業もグローバルではまだ通用する企業はあまりない。
もちろん、繰り返すが、中國、インドは市場は成長するだろうが個別企業で見るとグローバルで通用し長期的に期待できる企業を探すのは難しい。相対的に、日本や米国など先進国の企業の方が個別で見ると長期的に成長が持続できる企業が見つかりやすい。日本では例えば信越化学などは長期で安定してグローバルで成長を続けるような企業がたくさんある。
2.投資への考え方 円、現金は減価する。キャッシュで持つよりキャッシュを稼いでくれるディズニーなどを持った方がよい。
現金、円の価値は減価する。キャッシュで持つよりは株式、ディズニーで持った方が良い。ディズニーが$を稼いでくれるから。ミッキーマウスが自分の代わりに働いて$をどんどん稼いでくれるから。
日本人の場合、リスクヘッジのために日本株を持つよりは米国株を持つ方がリスクヘッジとしては正しい。
3.投資への考え方 こいつは負けないという先へ投資する。
こいつは負けないという先に投資する。
信越化学に挑戦する企業はもういない、信越化学はもう負けない。
ディズニーに挑戦する企業はもういない、ディズニーは負けない。
夢は買わない。超長期投資家は負けない企業を買う。
つまらない投資家でしょう(笑)
株式投資自体がリスクであるから、負けない企業を買う。
リスクとリターンを考える。
投機の楽しさ、投資は耐えないと行けない。
投資=企業のオーナーになること。我慢をしなければならない。
投機は楽しい。ゲームのようなギャンブルのようなもの。あがったり下がったり楽しい。
運用とは、運を用いることである。山本権兵衛海軍大臣が、東郷平八郎に日本海軍をバルチック艦隊にあたらせたときの人選では、『あいつ(東郷平八郎)は運のいいやつですから』運がいい男ということも重視して山本権兵衛海軍大臣は東郷平八郎を任命した。
株式市場は短期的には人気投票の場にすぎないが、
長期的に見れば価値の計測器として機能する。
ナイキの利益と時価総額の推移
このように利益が伸びて、株価が上がり続けるような企業を見つけたら、売り買いする必要はない。
企業のオーナーになってずっと持ち続ければ良い。
4.おおぶねシリーズについて
おおぶねシリーズは3種類ある。
手数料はアクティブファンドとしては割安な1%未満。
投資基準 ①付加価値 ②競争優位 ③長期的な潮流
数年かけて、じっくりじっくり①②③をチェックして投資を行う。
2020年のコロナ渦でも、4社ほど新しく追加投資。
投資先企業①:信越化学工業
投資先企業②:ディアアンドカンパニー
投資先企業③:ギーベリッツ
所感:堅実な投資を信条とする私にとっても非常に共感できる奥野氏の投資への考え方でとても共感した。負けない企業への投資という表現もとてもわかります。私も引き続き堅実投資を長期で行っていきたいとあらためて思いました。
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