【日本電産 永守会長 21年3月決算コメント】永守辞めるのか、残念やなぁ。と惜しんでもらうよりも、もっと会社が良くなると思ってください。会社がCEOがかわるから変わってしまうということはないので安心してください。
音声は21年7月初旬までとHPに記載されているのでもう聞けなくなりそうなので、文字起こししておく。
永守会長
私は、何も変わらない。CEO交代。筆頭株主であり、創業者であり、会長であり、社長ではないが。驚いてもらうことはない何も驚くことはない。
関と一緒に働いて、私に似ている。即断即決。人格。CEOに評価。
いわば筆頭株主の私が評価した。いわば、筆頭株主の私が私の株を上げてくれるのは関潤だと決定したわけです。
ゴルフして遊んだろうかっとか、大学経営に注力しようとかはさらさらないから安心してください。私は長い経営の経験があるから。一気にばーんと仕事を渡すのはなかなか無理がありますから。ある日突然朝やれとはいえないですから。私が元気なうちに関に移していく。
永守辞めるのか、残念やなぁ。と惜しんでもらうよりも、もっと会社が良くなると思ってください。会社がCEOがかわるから変わってしまうということはないので安心してください。
大企業病になっちゃう。今での毎週毎週一時間は話をすると決めていますから。フレキシブルにやっている。迅速に即断即決でやっている。分担とかやるとかややこしくなっている。
関潤CEOいいですねぇ。自信満々。
『カラオケ(経営)の凄い上手い方の後で歌うようなイメージです。
が私もカラオケ(経営)は上手いです。
馬力は私の方があります。
会長と行先を決めて、実務は全部私がやります。』
M&A
『大きいだけの利益上がっている企業をどんどん買収すればいいということは一回もやっていない。必要な企業を規模感ではなくそこから持ち上がってくる相乗効果。そのときそのときに応じた。大きなシナジーを生み出すもの。モーターを中心としたものをやっていきたい。全く別の世界は成功するとは思えない。モータも周りがギブアップしたからうちにどんどん来ている。車載事業も同じで、将来はモータを社内でやるバカはいなくなる。我々は系列関係なく、車載モータをやる。一番にやる必要はない。後発でもよい。最後は性能と価格競争になる。それで勝者になるというのが我々の考え方。規模の考え方だけではない。企業価値が大事、時価総額が大事。売り上げが10兆円にならなくても、時価総額が10兆円の方がいいよね。わかりやすいから10兆円といっているが。規模の拡大だけでいくと拡張ではなく膨張になっちゃうよ。ひとつひとつM&Aした会社を改善して次に行くひとつずつ進む。健全経営。案件は非常に多いが選択は非常に厳しい。買ったものは必ず10%20%の利益をあげていく。M&Aありきで考えてはいけない。企業価値が大事。』
『拡張だけだと、成長ではなく膨張になっちゃうよ』
『M&Aの案件はたくさん来ている。山ほど来ている。』
『1件、1件しっかりやっていく。1件ずつしっかり、10%、15%の利益がしっかり出るようになってから、次にとりかかる。』
『M&Aありき、での考えてはいけない』
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