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【超絶バリュー銘柄・6797名古屋電機工業】【金の卵】【時価総額121億 営業利益40億越えは近い激安放置のバリュー】

6797 名古屋電気工業②


1.概要

■企業概要:
道路情報表示装置メーカー。ITS情報装置(道路・交通・災害・防災等の道路交通情報表示システム装置、情報板装置)、交通規制機材(車載標識装置・警光灯)、FA検査装置(基板検査装置)の製造販売。主力の情報装置事業はLED式情報(道路・河川等)システム・トンネル防災システム・駐車場案内システムなど。ITS(高度道路交通システム)関連の開発に注力。2015年第一実業<8059>、日本信号<6741>と資本業務提携。主要取引先は中日本高速道路、東日本高速道路

■取扱商品:
・ITS情報装置・システム(道路情報・河川情報提供システム、トンネル防災、冠水警告、気象観測、災害情報板、マルチパターン式交通情報板、道の駅情報、LED標識装置)
・車載製品(ソーラー式積載型車載標識装置、可搬式標識装置、黄色・赤色散光式警光灯、自走式標識車、道路巡回車・維持作業車用車載標識装置)
・FA検査装置(基板外観検査装置、はんだ印刷検査装置、X線検査装置、ICハンドラ、統合管理ソフト)





2.四季報21/6/18記事より

★道路電光情報板など種情報表示システムの草分け。第2柱のX線基板検査装置安定化が課題である(四季報21/6/18より)。

新製品: 次世代型3D基板外観検査装置を発売。プログラム作業負担軽減を売りに今年度80台販売計画。受注量減著しく21年3月で高天井用LED照明製販から撤退(四季報21/6/18より)。



3.業績

売上、利益ともに長期でじっくり右肩上がり。

2007年から2021年にかけて売上高は12,191→22130へ(181%増)

2008年から2021年にかけて営業利益は1,097→3,500へ(319%増)*2007年は営業利益赤字


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 直近の四半期業績も、良好。コロナ禍でも売上を伸ばしている。が、2021年6月発売の会社四季報情報によると『膨張一服』とのこと。主軸の道路標示はNEXCO向け繰り越し受注残豊富でLED道路情報板等活況。だが、前下期膨張要因の契約金増額案件減り粗利が縮小。新製品寄与で検査装置赤字縮んでも補えず。営業益反落(四季報21/6/18より)。


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利益率の非常に高い企業である。

営業利益率とROA合計は

2016年2%

2017年2%

2018年10%

2019年14%

2020年15%

2021年34%

2025年は25%予測

明らかに、2018年から大きな飛躍、構造改革が開花していることが数字からわかる。


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 営業キャッシュフローは、直近3か年は黒字である。

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セグメント構成は90%以上のほとんどが情報装置事業で、検査装置事業が5%ほどである。

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6797 名古屋電気工業④


4.トップメッセージ

トップメッセージはしっかりした内容で堅実な印象。

有力株主に同性の服部氏がいるので、現社長は有力株主の服部氏の親族の方と推察。社員持ち株会も有力株主の上位で安定した経営層となっている。

6797 名古屋電気工業③



5.指標

とにかく激安と感じる。PBRは0.6倍。PERは水物といいつつも予想PER4.1倍は激安であろう。グレアムのミックス指数はなんと2.1ポイントである。本場のアメリカ人のバリュー投資家が見たら卒倒しそうな数字である。

6797 名古屋電気工業


6.結論

 利益率、ROAが劇的な進化を遂げている近年の勢いから、今の激安グレアム指数はいつかは徐々に周知され何かの材料で、注目されれば大きく時価総額も跳ね上がることを期待する。大きな注目を集めなくても、この業績拡大基調が続けば、徐々に時価総額も今の115億円から拡大していくと思う。

 ちょつとずつちょっとずつ買い増ししたい、激安バリュー銘柄。

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