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ウォーレン・バフェット       【株式市場は見逃し三振がない。すべての球をスイングする必要はない。良い球を待つことができる。】【仮に株式を購入した翌日に市場が閉鎖され、その5年間取引が行われない事態になっても、いっこうにかまわない。そういう企業、価格で買うべき】


 バフェットのライフスタイルにあこがれる。やまえつは、晴耕雨読の生活を志向している。日々、新聞、書籍、レポートを500頁読む時間を大事にしているとのライフスタイル。最高だなぁ、、。勉強、分析が趣味、人生における喜びであるやまえつにとっては。。


1.【バフェットの名言で好きなもの】


分散投資は無知を保護する手段だ。投資を理解している人にとって、分散投資は理にかなっていない


時間というのは素晴らしいビジネスには友達であっても、月並みなビジネスにとっては敵である


並の会社をバーゲン価格で買うよりも素晴らしい会社を適切な価格で買う方が断然良い


仮に株式を購入した翌日に市場が閉鎖され、その5年間取引が行われない事態になっても、いっこうにかまわない。そういう企業、価格で買うべき


株式市場は見逃し三振がない。すべての球をスイングする必要はない。良い球を待つことができる


短期的に見るとマーケットは投票機にすぎないが、長期で見れば計量器。






2.【バフェットの発言から具体的な投資方法を探る】


バフェットはアメリカが1789年の合衆国憲法制定以来、231年のまだ若い国であることを強調した。そして、建国以来、南北戦争、大恐慌、第2次世界大戦、キューバ危機、ブラックマンデー、9/11(同時多発テロ)、リーマンショックなどさまざまな困難に遭ったが、それらすべてを乗り越えてきたと、淡々と話した。

それぞれの出来事についての解説付きだ。父親、祖父が大恐慌で経験したこと、バフェットがその当時、幼少時代に学んだことも、その中で紹介している。そしてその231年の間に、アメリカの富は、実質価値で5000倍に増えたと、バフェット独自の計算ではじき出した。


こういった様々な困難や、先人が果敢な精神で乗り越えてきた歴史を縷々紹介し、バフェットはこう強調する。

絶対に、アメリカはだめと賭けるな」(Never bet against America.)

つまり、投資をする際には「アメリカはこれから衰退するだろう」という判断をベースにしてはいけない、というのだ。

1789年当時からこれまで発展してきたのと同じことが、コロナ禍の真最中の現在も言えるというのだ。バフェットは、コロナも、建国以来起きてきた様々な困難の一つととらえていて、アメリカは必ず乗り越えると、粛然と高らかに宣言した。


そしてバフェットは、株への投資は、ビジネスの一部に投資するとみるべきであること、アメリカの追い風は止まっていないから、長い間持っていれば、いい結果になることを強調する。株は、このような方法でやれば、すごく健全な投資だという。「ビジネスの一部に投資するスタンスで買い、長く持つ」は、バフェット投資の究極のエッセンスといってよいだろう。


さて読者がぜひ知りたいのは、「アメリカに賭ける」その方法であろう。バフェットからは、ここ数年、頻繁に口にするやり方がある。「S&P500インデックスファンド」に投資して、じっと持ち続けろというのだ。これが、アメリカの繁栄の恩恵を確実に取り込める方法であるという。バフェット自身は、「自分はそうするつもりはない」としているが、バフェットの妻に残す遺産は、90%がS&P500インデックスファンド、残りは政府短期証券にしているのだ。

(S&P500インデックスファンド)を買って、20年、30年すれば、よいことになるのは十分わかっている。89歳(当時)の男だから、楽観的なんだと思うだろうが、ビジネスを買うという考えで買い、チップをもって歩き回らなければいいのだ

これが総会でのバフェットの発言だ。


バフェット オフィス



3.【バフェットのライフスタイルについて】


できるだけ早く自分が好きなこと(筆者:仕事と解する)を見つけ、それをできるだけ長く続けることだ

このこと自体をバフェットが体現しているといってよい。

バフェットの全資産がバークシャー株である中、バフェットの資産額は、優に1000億ドル(日本円で10.5兆円)を超えた。そして、すでに遺言としてバフェットの資産のほぼ全部であるバークシャー株を、ビル・ゲイツが立ち上げた慈善団体のビル&メリンダ・ゲイツ財団に寄付し始めている。このバフェットの人生の過程は、まさにバフェットの先ほどの言葉を表しているものである。バフェットはいう。

私はいまでもタップダンスをしている気分で会社に行っている

さて、バフェットの生活スタイルからも、我々が学ぶことは多い。毎日車で5分のオフィスに行き、途中でマクドナルドの3ドル前後の朝食セットを買い、デスクで食べる。通勤時間が往復10分。これが60年間続いている。普通の人に比べれば、これは大変な時間の節約だ。それからは、新聞、情報誌、関心ある書籍など、一日500ページ、5~6時間は読むことに費やすという。バフェットはほとんど毎日をこのように過ごすといったら、驚くだろう。バフェットはこうして過ごすことを大変大事にする。自宅は1956年に3万1500ドルで買った家に今も住み続け、給料は社員より安い年10万ドル。しかも使わないので余った5万ドルは毎年会社に返しているというのだ。

バフェット 邸宅


4.バフェットの逸話


 get rich  quiet  

 (相手はジェフベゾスか?)誰かとの対談で、彼からのバフェットへの質問で『あなたの手法、考え方は非常にわかりやすく誰でもできる手法に思える。私にとって疑問なのはなぜ、あなただけがそんなに成功しrichなのかということだ。なぜだろう。』その質問に対するバフェット氏の答えが冒頭のget rich quiet である。誰もが、とにかくはやくrichになりたいと思い行動するが、バフェット氏はゆっくりとrichになろうとしたということが大きな違いと語った。誰もゆっくりゆっくりrichになろうとする人はいない。誰もがはやくすぐにrichになろうとする。急がば回れという気持ちがバフェット氏の成功につながったのだ。


バフェット危機下の積極投資

https://twitter.com/winningtickets2/status/1523178047486447617?s=20&t=gq1Q6vCS0wWnlQ-n-VHwqw



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