【2020年度国内IPO優良銘柄分析①】【7084 Kids Smile Holdings】【金の卵候補】【夢枠】【教育を通じて社会に貢献する】【営業CF既に黒字】【市場は1.5兆だが、時価総額43億で無限の可能性】
東京を中心に認可保育所を運営。プレスクール一体型保育所や民間学童保育など教育型も拡大している Kids Smile Holdingsをまとめたい。ここは2020年3月にIPO公開したばかりの新規公開銘柄である。まだまだ時価総額も少なく、アナリストの手垢もついていないぴかぴかの金の卵である。
注目した理由は、公開したばかりだがしっかりした成長シナリオと中期経営計画を策定し、明確な業務目標のもとに着実に黒字化、収益の拡大を図っているためである。時価総額43億円(2021年8月28日時点)というのは将来性からして、ありえない時価総額という認識である。
数字は後述するが、現在の43億の時価総額は10年かからずに200憶は固いとみている。PER人気のバリエーションが低いまま15倍目途でもである。高い成長性が認知されれば、バリエーションも高まりPER30倍くらいまであがれば500億円も見えてくるほどの10年後の未来をみている。
7084 Kids Smile Holdings
1.企業概要:
幼児教育サービス会社。東京都・神奈川県・愛知県で認可保育所「キッズガーデン」、プレスクール一体型保育所(認可外保育施設)、幼児教室を運営(62施設、2021年6月)。「非認知能力の育成」をテーマに幼児教育を提供する場として保育所を運営。認可保育所は東京中心に保育+教育要素、プレスクール一体型保育所はハイエンドのブランドサービス(幼児教育プログラム+保育)。関連の幼児教育プログラム開発では、オリジナル教育プログラム「KID'S PREP. PROGRAM」(伸芽会と共同開発)を全園で導入。主要取引先は品川区。
事業内容:
・認可保育所「キッズガーデン」
・認可外プレスクール一体型保育所「KIDS GARDEN PREP SCHOOL」、幼児教室
・オリジナル幼児教育教材開発(オリジナル教育プログラム「KID'S PREP. PROGRAM」)
■企業HP
2.沿革、役員紹介、中西正文社長あいさつ
■沿革
■役員
■中西正文社長 あいさつ
3.業績概況(2021年8月27日時点)
■株価:1364円 ■時価総額:43億円
■PER: 8.7倍 ■PBR: 0.7倍 ■自己資本:37%
■ROE: 10.9% ■ROA: 4.3%
【準備費】認可園9(前期11)開設。既存園の園児充足率向上。前期コロナ影響で一時休園のプレスクールも通期寄与。ただ期中都内に開設予定のプレスクールと民間学童一体型施設の準備費重い。営業赤字続く。
【拡大】0〜9歳までサービス対象年齢を広げ、プレスクールや民間学童保育等に重点投資。4月開設のハイエンド学童は、空き時間に未就学児受け入れ、稼働率向上。
■通期業績推移
売上は、右肩上がり 毎年17%平均ペースで成長。
■四半期業績推移
直近四半期も、売上成長は右肩上がりで成長の勢いは衰えず。
■キャッシュフロー推移
既に営業キャッシュフローが黒字というのが頼もしい。営業キャッシュフロー売上高率は、非常に高く20%前後となっている。キャッシュを稼ぐ力が既に非常に高い高収益体質であることが数字からもわかる。
■PER,PBEのバリエーション水準
PERは、平均11.9%に対して、8.7%。PBRは、平均1.1%に対して0.7%。どちらにしても一見して今が割安である。PERで36%割引・PBRで57%割引。 要は、PER,PBRの平均水準からみても50%近く割安である。
4.2021年3月業績推移
売上高、EBITDA,経常利益ともに右肩上がりである。
■運営施設数及び在籍児童数の推移
■認可保育所新設園の運営状況
順次黒字化しているのが数字でわかる。
5.市場環境・事業展開イメージ
待機児童減少、コロナ影響出生数減少、保育需要減少見込み
保育所不足感落ち着くと想定
いままでは、保育所の不足で選べない環境だった
これからは利用者が選べる環境
選ばれる園 づくりの重要性が増す
6.中期経営計画
■3か年の方針
■運営施設数の開設計画
2021年3月期:62
2022年3月期:73
2023年3月期:80園程度
2024年3月期:90園程度
毎年、10園前後ずつ開園する計画。
■業績目標
2021年3月:売上 9,113 百万
2024年3月目標:売上 12,000~13,000 百万
売上高で2021年の91億から、3年で120~130億規模くらいまで拡大目標
■成長イメージの更新
2027年に売上高170~180億程度(2021年の売上高は91億)
2027年に130園程度(2021年は62園)
■中期業績目標 施設数
2027年度の施設数は130程度
■中期業績目標 売上高
2027年は売上高17,000~18,000百万
■中期業績目標 EBITDA,営業利益
2027年は営業利益 1000億程度
7.将来の事業展開イメージ
最大市場規模は15兆円!!
幼児教育サービス→教育関連サービス→子供関連サービス→
海外へ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?