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5/26(日)東大OB X氏 今週の1鞍 東京11R 日本ダービー(G1)

割引あり

主な的中実績・回収率

<主な的中実績>
🎯3/17 阪神大賞典(G2)◎テーオーロイヤル
馬単 6-9 3,500円的中 87,150円払戻
🎯3/24 高松宮記念(G1)◎ビクターザウィナー
ワイド 3-10 4,000円的中 47,600円払戻
🎯4/21 マイラーズC(G2)◎ソウルラッシュ
馬単 14-3 5,000円的中 35,500円払戻
🎯3/31 大阪杯(G1)◎ベラジオオペラ
単勝 11 4,000円的中 22,000円払戻

(記事では全て10,000円購入を想定した買い目を掲載しています)

<掲載開始時からの回収率>
170,000円購入 201,250円払戻 回収率118.4%

「好時計の皐月賞」は「ダービーと直結しない」!

今年の皐月賞はメイショウタバルが前半5F57秒5の猛ペースで飛ばしたこともあり、ジャスティンミラノが1分57秒1のコースレコードで制した。ここまでのキャリアでスローの展開しか経験しておらず、締まったペースにいきなり対応して一冠をつかんだことは素直に評価してよいだろう。しかし日本ダービーでも間違いなく好走する、とは即断したくない。

ここでは一例として、皐月賞が1分58秒9以下の勝ちタイムで決着した年の勝ち馬のダービー成績を確認してみよう。

1分58秒9以下の勝ちタイムで皐月賞を勝った馬のダービー成績

皐月賞で1分58秒9以内の勝ちタイムをマークしてダービーに出走した馬はこれまで8頭。全頭が4番人気以内に支持され、うち6頭が2番人気以内、4頭が1番人気だったが、勝ったのは2015年のドゥラメンテのみ。3着以内まで広げても好走は2016年のディーマジェスティを加えるのみだ。ジャスティンミラノは「【1-0-1-6】複勝率25%、単勝回収率22%、複勝回収率33%」という、まったく強調できない集団のうちの1頭でしかない。

好走したドゥラメンテは、上に挙げた8頭のうち唯一、皐月賞で上がり3ハロン最速かつ33秒台(33秒9)をマーク。3着だったディーマジェスティはこれもまた唯一、皐月賞で4角10番手以下から差し切った。いうならばラフに「皐月賞でダービーの競馬をして勝った」例外的ケースといっていい。ジャスティンミラノは4角4番手から上がり3F34秒7(メンバー中6位タイ)で粘り切ったクチ、いうならばスマートに「皐月賞で皐月賞の競馬をして勝った」のだ。

末脚の重要性が相対的に上がるダービーという舞台で、ジャスティンミラノが上がり3ハロンタイム最速を一度も経験していないのも気になるところ。上がり3ハロンタイムの記録が残っている1987年以降、ダービー馬は37頭誕生したが、このうち「ダービーまで上がり3ハロン最速をマークしていない馬」は3頭しかいない。順に1990年のアイネスフウジン、1997年のサニーブライアン、2023年のタスティエーラだ。アイネスフウジンとサニーブライアンはキレではなく粘り腰で勝負する逃げ馬だからジャスティンミラノとはタイプが違う。

唯一の例外であるタスティエーラが勝ったダービーは、4ハロン目から12.6-12.5-12.4-12.8-12.4と緩みに緩んだにもかかわらず、ここからゴールまで11.9-11.6-11.9-11.8とラップタイムが締まらず、道中4番手にいたタスティエーラがそのままゴール。スキルヴィングのアクシデントがあった上に、後方勢がダービーでは珍しいほど伸びてこなかった。仮説の話にはなるが(スキルヴィングを除く、勝負になる位置で運んだメンバーで)シンプルにG1レベルの差し馬がいなかったことが理由ではないか。4角11番手から上がり3ハロン最速33秒0で頑張ったベラジオオペラを除き、現4歳世代は惨憺たるありさまである。

以上の見解より「ダービーはジャスティンミラノで仕方ない」という見方には待ったをかけたい。

ではどの馬がダービー馬なのか?


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