英文法をぶっこわす!

英語の語順のヒミツ,おわかりいただけましたか?
ウソみたいですけど、ホントに英語は単語を見たまま並べているだけなんですよね。

私は、このヒミツに気がついてからというもの、これまで学校で教わってきた英文法の常識が、次から次へと崩れていきました。

すると、英語がそれまでとは全く違って見えるんですね。ロールシャッハ・テストってご存知ですか?同じ絵が、貴婦人の絵に見えていたものが、視点を変えると老婆に見えるっていうものなんですけど、そんな感じ。いわゆるアハ体験です。

これまで文法で学んだことが、「あれっ?これってこんな感覚で捉えた方がわかりやすいよね?」とか「なーんだ、ネイティブって、こんなにぐだぐだな物の言い方するんだ。」みたいになるんです。
それは、とても自由でとらわれのない感覚でした。

そして、つくづく思ったのです。「あー、学校の先生じゃなくてよかった!」と。学校という組織も、学習指導要領という縛りもない、私塾というスタンスだからこその自由に、心から感謝したものです。そして、決めました。「よーし、英文法をぶっこわそう!」と。(なんて怖いモノ知らず何でしょう(笑)字面にすると我ながらビビります・・)

とりあえず、私の中にある英語を捉える感覚を、「wings超英文法メソッド」という箱の中に、ひとつずつ放り込んでいきます。

で、どんなふうにぶっこわすのか? では、まず手始めに現在進行形からぶっこわします。

現在進行形というと、「be動詞+動詞のing形」でおなじみ、中学1年生で習いましたね。実は、英語を習い始めた段階の、まだ「英語は楽勝♡」なんて調子こいてる頃に、この「公式」ががっちり入ってしまうことが、英語ができない日本人を量産することになるんですね。

なぜって? では例文で説明していきましょう。

 He is dancing overthere.
  (彼はあっちで踊ってるよ)

さて、この英文の主語は? 「He」ですね。
では、動詞は? 「dancing」ですか?「is dancing」ですか?

答えは、「is」です。

えっ?dancingは動詞のing形だから動詞でしょ? と思ったあなた。
そう、あなたはまじめに中学で勉強した人です。だからちゃんと教えてもらえなかったのです。動詞のing形は、もはや動詞ではない、という事実を!

「wings超英文法メソッド」では、[is dancing は『be動詞+動詞のing形』だから進行形]、という公式をぶっ壊して、「is」は「is」、「dancing」は「dancing」として、感覚で理解していきます

じゃあ、dancingは動詞じゃなかったらなんなの? ですよね。
それは次回にじっくりお話しましょう。

<英語のしっぽのつかみ方③>
動詞のing形は、もはや動詞ではない

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