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BANANA FISHを観た者からの遺言
ジジ………
こちらオタク!こちらオタク!つい数日前にネトフリに入会し、長年温めていたBANANA FISHを観た者だ!!!!!!率直に言う、死ぬぞ!!!!!!!!!!!!まだ間に合う、引き返せ!!!!!!!!!!!!!!!!
あらすじはこちら!!!!(公式HPより)
[第1話 バナナ・フィッシュにうってつけの日]
ニューヨーク。並外れて整った容姿と、卓越した戦闘力を持つ少年・アッシュ・リンクスは、17歳にしてストリート・ギャングをまとめ上げていた。
ある夜、アッシュは自身の手下によって銃撃された男からある住所とともに「バナナフィッシュ」という言葉を伝えられる。
それは廃人同然の兄・グリフィンがしばしば口にする言葉だった。
時を同じくして、カメラマンのアシスタントとしてやってきた日本人の少年・奥村英二と出会う。
まずこの作品の主人公アッシュ・リンクス、見るものを魅了する美しさをもつ少年。銃・ナイフなど全てにおいて戦闘能力が高く、IQは180を超える。
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幼い頃、ゴルツィネという極悪マフィアに拾われて育つ。アッシュ・リンクスの『リンクス』とは山猫という意味の異名。自分の美貌を生きる手段として利用する。この作品の中で何度もピンチに遭うがバカみたいに強くて頭がキレるためなんだかんだでピンチを切り抜けていく。常に冷静なボスだが、仲間をとても大切にしている。
そしてこの作品のもう1人の主人公、日本から来たカメラマン助手の奥村英二。カメラマンの伊部に連れられてアメリカにやってきた19歳。
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周囲を和ませる純粋で素直な性格だが、頑固で無鉄砲な一面もある。英二の存在がアッシュの心を動かしていく。
ニューヨークに住むギャングのボスと日本から来た普通の大学生。生まれた場所も育った環境も何もかもが正反対のふたりが、バナナフィッシュを追う中でお互いがお互いの精神的支柱になっていく。
『世界中が君の敵に回っても僕は君の味方ってことさ』
「そばにいてくれ。ずっとなんて言わない、今だけでいい」
『君を守らなければ、と思っていた』
「お前を傷つける奴は許さない。たとえ誰であろうと」
『神様、どうか彼を守ってください』
「お願いだ、あいつを連れていかないでください………神様……俺を代わりに……」
『僕は運命から君を守りたかった。君を連れ去り押し流す運命から』
「俺も、お前のようになりたかった」
『君の人生が夜明けの翡翠みたいに素晴らしいものであってほしいって』
「この世に少なくともただ1人だけは何の見返りもなく俺を気にかけてくれる人間がいるんだ」
『君は言ったね、"俺たちは住む世界が違う"と。でも本当にそうなのかな。僕たちは肌の色も目の色も生まれた国もすべて違う。でも僕たちは友だちだ。それだけで十分なんじゃないのかい?』
「もう二度と会わない。でもあいつは俺の友達だ。たとえ一生会えなくても…想うことくらい許されるだろう?」
『君はひとりじゃない。僕がそばにいる』
『僕の魂はいつも君と共にある』
やばい。もう全部10代で感じていい愛の重さじゃない。17歳と19歳の世界観?????
この2人の関係性について、"あいつらの間には性的な関係はいっさいなかった。恋愛に似た感情は……あったかもしれないが""魂の奥深いところで結びついていたんだ"という描写があるのだが、もう、すべて、これに尽きる。これ以上の語彙は思いつかない。
バナナフィッシュをめぐるさまざまな陰謀に巻き込まれていく2人。その中で親友だった仲間の死、幼少期のむごい過去など生きながら地獄に落ちていくアッシュを救う、素直で穏やかな英二の存在。
アッシュの人生に英二がどのような影響をもたらすのか、英二の人生にとってアッシュの存在がどれほど強烈だったのか。
アッシュが最も信頼を置いている親友ショーター。アッシュと同じような苦しみの中で生きている李家の末弟、月龍。仲間思いでボスとしての自覚がありながらアッシュには一生敵わないと思っているシン。アッシュをここまで強く育成し、アッシュの幸せを心底願っているブランカ。
全ての登場人物の人生に思いを馳せ、感情移入せずにはいられないBANANA FISH。
豪華な声優陣、常田大希という鬼才にEDを作らせるアニメ制作スタッフ。
もう私はPrayer X(アニメED)とSorrows(OPになる予定だった英二目線の曲)を永遠にリピートして泣き叫ぶ妖怪と化してしまった。
全てが救われる話ではないけれど、幸せなバッドエンドがあっても良いと思えた作品だった。
みなさまもよろしければ…………………
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