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【黒い翼】 夜の闇に紛れて 星の海を渡る 黒い翼は乾き 行き先を探す 雫の跡数えて 月の影に刻む ひらひら揺れる光 獲物を捉える罠 次の街で次の恋を探す 永遠の彷徨い人 時計は巻き戻せても 過ぎた想い出は戻りはしない 刻まれるのは残酷な過去という記憶 人は神を信じて 背徳に溺れる 白い翼の陰に 赤い爪を立てる 僕は夜の使い魔 しがない吸血鬼 嘘まやかしを添えて貴女を彩りましょう 望むのなら富 名声 不老不死 愛も 差しあげましょう 今宵の相手は貴女 心の鏡を明け渡して
【Dolce】 無限ワルツが聞こえる 光が降ってくる 貴方を想う窓辺に 花々も踊り出す その指先に灯そう ふたりの道標 わたしがわたしで在る瞬間 ルラ・ルララ お姫様、お手をどうぞ 白い皇子が微笑う 螺旋描くダンスホール 猫も蝶も 1・2・3 星の靴で描きましょう 素敵な明日を 生クリームの行進 旗めくチョコレート 甘くて淡い誘惑 乙女なら必需品 彩り鳥の果物 黄金のスポンジ わたしがわたしにかける魔法 ルラ・ルルラ お嬢様、さぁこちらです 黒い紳士
【Masquerade】 さあ、おいで 夢色 虹色 物語り 七色十色の星まいて 銀の翼で花描こう あなたの世界に光をともす 夜ごと輝く紫の星 魂の声 甘い蜜 今宵も奪おう あなたの瞳 さあ、おいで 妄想 幻想 歌語り 流星群を導いて銀の三日月 矢を射よう あなたの心に住処を求め 夜ごと彷徨う紫の疾風 愛の言霊 天の蔵 今宵も鳴らそう あなたの鼓動 仮面をつけていたんだね 僕の前では外してしまえよ 瞳に宿るその雫 まるで宝石さ 僕が食べてあげる さぁ、解き放て
【毒と知って僕は君に手をかけた】 幻惑の仮面舞踏会 甘い罠 薔薇まいて 溺れ散る 一夜の恋に夢描き染まる頬 微笑みで牙隠し忍び寄る闇ひとつ 絹の肌 項を食らう堕天使 月を過り舞う美貌の狩人 ~輝く~ 貴婦人しか要らない美食家 ~蒼い瞳~ 僕の眼に留まる君に捧ごう ~わたしを~ 最後にあげる御褒美の抱擁 ~映して~ 腕の中で朽ちて消える徴候 ~あなたと~ 僕の名を教えよう吸血鬼 ~出逢う~ 熱に触れて君を奪う瞬間 ~刹那~背骨貫く衝動 淡い 淡い 君の瞳が 黒い 黒い
【Purple Cat】 闇斬り裂いて 星月星 踊る光 赤青白 襟正して 踵打って 夜の街へ Let's 業-Go-×5 夜毎紡ぐ 出逢い別れ 膨らむ胸 期待失意 運命の輪 廻す細い 邪神の指先 嗚呼 堕ちて逝け 操 憐れ子よ 刹那の命 主に捧げ 嗚呼 嫌になるわ 今夜も遅い 御主人様 それでもいいわ 帰る場所は ここだけでしょ? 嗚呼 所詮傀儡 視界の隅で もがく使い魔 それでもいいわ ワタシ 貴方の Purple Cat 約束 罠 秘密 媚薬 薬指に
【Kの系譜 Fのナイフ】 詳細な正体は曖昧に隠して ただ瞬間 肌と肌で感じ合おう 将来の約束は明日考えればいい 瞳に映る僕が貴女の支配者 嗚呼なんて 香しい 貴女の項 食らい憑いて断末魔 何もかもを奪う剱のように 貴女の全てを食らいつくしたい 滴る涙 引き換えに差し上げよう 快楽 指先 仕草 唇 眼差し あの日愛した あの女性そのもの 突きつけられた血筋という罠 永久に手に入れられぬ聖書 面影 感傷 忘れた筈の胸の内を貫く刃 どんなに愛し焦がれ抱きしめても
【魂の糸】 金色の糸で夜空星々紡いで 色褪せない夢を君にあげよう 薔薇色の唇 淡いスミレの瞳 僕の胸溢れる奇跡の軌跡 触れた指先 花咲く恋 新しい扉 鮮やかなる罪と罰 嗚呼 東の空昇る輝き 夜闇を切り裂く制裁の刃 陽だまりの君 月影の僕 ふたり繋ぎ止める糸口 まだ見えない 銀色の糸で縁取る出逢い想い出 君の世界飾る 虹の宝石 絡まる指で伝う想い 赤色の運命で永遠に結ばれよう 春の星座は 蜜の道化師 夏の黄昏は 秘密の花園 秋は結びて 冬支度 重ねる暦 いつかは終わる
【光】 星の瞬きが睫毛に宿り 君は欠伸をして栞を挟む そんな毎日がとても幸福で いつまでも続かないと知っていたのに 君がはにかむだけで世界は顕れていく 君がいない世界なんて ほら、涙あふれてくる 偶然という名の奇跡に導かれて結ばれた楔 嗚呼 永遠という赤い糸で固く寄り添えたなら 君の口唇が細い吐息で 僕の名前呼んで微笑み結ぶ やがて訪れる最期の瞬間まで 君の手を握りしめて全て包もう 僕の冷たい項 絡まる細い肩抱いて 耳元誓い立てよう そう、君だけを愛してる 必然とい