見出し画像

上司との関係性を悩む方々へ(Q&A)

仕事をする上で上司との関係に悩んでらっしゃる方は多いと思います。
就職する会社は自分で選べても、社内にいらっしゃる方々は選べないですもんね。
今日はそんな悩みをもった方の質問に答えながら、少しでも役に立つ情報提供ができればと思います。

Q:苦手な上司への対応について教えてください。

会社の男性上司なのですがとにかく細かい方で、指示の仕方がお姑のようで本当に苦手です。
部下に任せる事が出来ない人のようで、彼の思っていた通りの仕事を部下が出来ないと納得されません。
例えば、資料を作るにしても彼の考えたレイアウトで、言葉も彼の思ったとおりの言葉を選ばなければなりません。
部下が自分で考えてした事を頭ごなしに否定をする、もしくは先回りをして指示をするので自身を否定されたかのように、正直傷つく部下も多いです。
飲み会などの席でお話をしていてもデリカシーがないというのか・・。
人間性はちょっと変なところもありますが、相手を思ってくださる言動もあるので決して悪い方ではないようです。
更に彼は部署の最高責任者でもあり無下にも出来ません。
こんな上司への対応はどうするのがよいのでしょうか?

A:上司の行動には何事も理由があるはずです。

人はアクションを起こしたことに対して返ってくる反応が予想外だったりすると、反応としてがっかりしたり、傷ついたり、怒ったりするものです。
相手の行動の基にある動機を知れば、少しは理解ができるかもしれません。

指示的行動が多い人の特徴

・抑制された手順重視の規則的な仕事を好む
・理性的な意思決定や計画立案を好む
・感情をむき出しにすることはなく他の人にも感情のコントロールを求める
・部下の個人的な問題よりも、技術面やアイデアの問題に関わることを好む
・事実に基づく証明や裏付けなしに強く主張したりすることはしない
・確立された手順に従って仕事をする
・物事を分析したり、自分自身を論理的に表現したりする能力を備えているかどうかで相手を判断する
・ものごとをルールや手順、方針に沿って正しく行いたい気持ちが強い
・手がける全てにおいて正確さと品質を重視する
・意見の不一致や批判、あざけりなどを避けようとする
・自身のプライドは、自分と部下が行った仕事の品質と結びついている
・綿密に分析し、計画し、手順を守ることで品質を担保できると考える

彼らの行動のモチベーションとなっているものとは?

指示的行動が多い人の特徴を箇条書きで書きましたが、なぜこのような特徴があるか考えてみましょう。
彼らの行動のモチベーション上位3つをあげるとすると、正確さを確保すること、着実さを維持すること、挑戦することにプライオリティを置きます。

正確ーより優れた成果を確実に収めたいため、合理的に選択肢を分析し、事実と感情を切り離す傾向があります。彼らは正確であることを重視し、その結果多くの場合、詳細で懐疑的な質問をするでしょう。

着実ー彼らは、最後までやり通すことや節度あることを評価する傾向があります。そのため、早急な、またはリスクのある決定には落ち着かない気持ちになり、情報を十分与えられた上で時間をかけて選択することを好みます。彼らは、あらゆる選択肢を分析する傾向があり、多くの場合、予測範囲内の結果が約束された決定を下します。

挑戦ー最も合理的、または生産的な方法でタスクを完了させるために、彼らは率直に疑問を呈して、他社が見逃しがちな欠陥を指摘するかもしれません。

より効果的に接するための対応策

最後に、どのように接したらより効果的かという目線で対応策をいくつかご紹介いたします。
基本的な対応策として、下記の3つに注意してみてください。

・彼らが客観性を求める事に対応して、考えや仕事の事実に基づく面を前面に出していきましょう。
・時に懐疑的で感情を表に出さない彼らのアプローチを毛嫌いしないようにしましょう。
・彼らが単独で仕事をしたがることを尊重してください。

彼らは、感情よりも事実に焦点を合わせます。客観性重視な点を、少々冷たくてよそよそしいと感じるかもしれません。

人の反応や行動というものは、人の内面(価値観や好み、資質)によって左右されます。人の内面は目に見えないがゆえに理解することが難しいです。私は、仕事において人を理解するための分かりやすいツールとしてDiSCという理論を活用しています。仕事において自身のパフォーマンスはもちろん、チームのパフォーマンス高めるために効果的な理論だと思います。
興味があれば、下記の記事もご覧ください。
https://note.com/wing_net/n/nb673ab271d34


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?