建築豆知識『注文住宅の知っておきたい品質基準』 木工事②

柱・間柱

材種・寸法

会社によって材種・寸法が異なり、無垢材や集成材を使用しています。
材種・寸法については仕様書に記載されています。
基本的には、柱は105×105㎜以上となり、通し柱・隅柱は120×120㎜以上となります。

注意事項
〇建て方精度は1/1000以内とする
〇柱金物、ホゾ差し、又はN75釘で上下3本以上で固定することが望ましい。


〇間柱と横架材(梁など)の取り合いについては、N75釘で上下2本以上で固定することが望ましい。

欠損

柱が欠損すると本来の性能を発揮できないため注意が必要です。

注意事項
〇柱の欠損の断面積は1/3未満としそれ以上欠きとる場合は補強を要する方が望ましい。
〇筋違いの取付部分における間柱は、筋違いと交差する部分のみ間柱側を欠き取りN75を2本打ちとする。
〇設備配管などは柱貫通、梁・横架材貫通を避けパイプスペースなど設備配管専用の空間及び取付方法を検討する。やむを得ず貫通する場合は幅・高さ方向に50㎜以内、切断長さも50㎜以内とし連続して設けない事が望ましい。


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