建築豆知識『注文住宅の知っておきたい品質基準』基礎工事について②

鉄筋工事

スラブ鉄筋の配筋・太さ・ピッチについては各設計図書に記載。
※注意点
〇スラブの重ね継ぎ手は(40d)以上確保する。
〇スラブ鉄筋の定着長さは150㎜以上確保する。
〇かぶり厚さについては60㎜以上確保する。
※スペーサーについてはそれ以上の大きさのものを使用することが好ましい。
〇スペーサーについては1000㎜以内に配置する。
〇スラブ鉄筋の交差部は結束する。

立ち上がりの鉄筋、本数、ピッチについては各設計図書に記載。
※注意点
〇立ち上がり鉄筋の継手、定着長さは40d以上とする。
〇立ち上がり鉄筋と外周部型枠のかぶり厚さは40㎜以上確保する。
〇立ち上がり内部のかぶり厚さは30㎜を確保。
〇立ち上がり鉄筋を切断した場合は補強が必要。

※その他鉄筋の注意点
〇スラブコンクリートより上部の立ち上がり部分に100φを越えるスリーブを挿入する場合は補強筋が必要
〇立ち上がりコーナー部の補強筋はD10を挿入する。
〇立ち上がり部の補強筋は交差部から50㎜に挿入する

鉄筋での一番の配慮は結束時の鉄筋間隔の確保です。
コンクリート打ってしまうと一番わかりにくい場所ですので
3本結束で鉄筋が固まってしまっているような事がないようにしていきましょう。

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