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(ものづくり)三日坊主を治す方法

小説を書いたり、ゲームを作ったり、音楽を作ったりとパソコンとネットが普及してから個人活動が盛んになっている。でも、しっかりと完成させる人はかなり少ない。進捗ブログみたいなものを作って頑張ってみても途中で挫折している人の方が圧倒的に多い。実はその三日坊主(途中で挫折する)はすでに解決済みの問題であるから、どうやって三日坊主をやめるのかを解説する。

最後から作る

いきなり結論を書くが、三日坊主を治す方法は「最後から作る」である。
ゲームならラストダンジョンやラスボスとの戦闘。小説なら最後の落ち。音楽ならサビ。ブログならまとめや要約。映画ならクライマックス。漫画なら最終回だ。

なぜかものづくりをする人(主にアマチュアの人)は、最初から作り出してしまう。これが三日坊主に終わってしまう典型的失敗パターンだ。
なぜ三日坊主になってしまうのかというと、終わりが見えないからだ。
だから逆に最後から作ってしまえばいい。勢いで最後を完成させてしまえば、あとは最初から繋げていくだけである。仮に2時間の映画を作ろうとしていたが時間がなかったり予算がなくなったりしたら短編映画に切り替えることが可能になる。「落ちまでつなげれば完成する」わけだからが頑張れる。
もし映画を最初から作っていくとなると、どうやって終わらせたらいいか分からなくなるかもしれない。最後の落ちが最初からある以上、そこにつなげるだけなので仕事がやりやすいのだ。

また、最初に何か作ろうと思ったときは、情熱がある。体力もある。時間もある。資金もある。でも、最初から作っていくと全てが少しずつ減っていく可能性がある。
アイデアを形にしようとすると、「思っていたことと違う」ことが山のようにでてくる。そして、想像より時間が掛かったりすることもわかってくる。世の中には面白いことがたくさんあり、「なぜ売れるかわからないものを作るのだろう?」なんて考え出すともう手が止まってしまうのだ。

仮に作業が止まった時も最後が作ってあると「適当につなげりゃ作品になる」という感情が芽生えてくる。
その時点ではすでに「勿体ない」という感情になっているかもしれない。

仮に全てがうまく行った場合は、最初に作った最後の仕事を変更してもいい。長時間掛けて1つの作品を作ってきたのだから、作り手のレベルがあがっていたり、もっと良いアイデアが出てるかもしれない。

この記事では「三日坊主」を治す方法を紹介しているのであって、落ちを作ったら変更せずにつなげろと書いているわけではないのでご注意を。

そもそも0→1の作業がしんどい(三日坊主になりやすい)のであって、作ってしまったものを後から何度も見直して編集することは得意な人が多いはずだ。

* 商売も同じ

物事は共通していることが多い。ものづくりは最後から作れという話をしたが、商売はまず「誰が買うのか?」から先に考えるとうまくいく。
今作っている物を誰が買うのか?がわからないのであれば売るのは困難になる。最終的に、どうなるのか? 最後の落ちがわかっていれば安心して行動することもできるだろう。

ということで、物事は最後から考えるというのはいいアイデアだ。
私もあなたの最後は死ぬ。どうせ最後は死ぬので、どうやって死にたいかということを考えれば今までやってこなかったことも気軽に挑戦できるようになるかもしれない。お金をいくら貯めていたところで、使わずに死んだら意味がないしねえ。

(えっと何の話だっけ? 終わり良ければ全て良しか?)