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【チャンピオンズC】中京ダのすべて

昨年は9人気のインティ◎でハナ差4着

リベンジに燃えております。

そこで今回はチャンピオンズCはもちろん、中京のダート戦を予想する上で自分が意識しているポイントを記事にまとめてみました。

先々まで役立つ内容になっているはずですんで、長ったらしい記事にはなっていますが読んでやってください。


チャンピオンズCのポイントを簡潔にまとめると以下の2点。

①砂を被れるか否か

②超内枠先行有利


まずチャンピオンズCが行われる中京ダ1800mという舞台の特徴を簡潔に話していこう。

・3.4角がスパイラルカーブ且つ下り坂
→外回しは負荷が大きくなりイン立ち回り必須

・初角までの距離が短い
→内枠が先行しやすい&ペースが上がりにくい

一つ目のポイントについては、自分がJRAの日本人騎手で最も信頼している鮫島克駿騎手が、今週火曜のインスタのストーリーで僅か4文字で解説してくれている。

世界のカツマのこの4文字にどれだけの意味が込められているのか、その一部をバリしゃんがこの記事で代弁していく。

これは中京ダ1800mというコースに限った話では無いが、中京コースは3,4角がスパイラルカーブ且つ下り坂になっている為、コーナーで外を回した馬は非常に負荷の大きい競馬を強いられる。

その結果、勢い良く直線に向く事ができても、坂上から脚が鈍って伸びきれず、前を捕まえられない、あるいはインを立ち回った馬に差し返されてしまう。

(自分はこの現象を中京負荷と呼んでいる。)

8枠を引いた単勝1.4倍のクリソベリルが馬券外に敗れたのも記憶に新しい事だろう。

特にコーナー角が芝よりも急なダートでこの事象は多く発生する為、中京のダート戦ではとにかく内で脚を溜める事のできる馬を狙う必要がある。

当然、チャンピオンズCの勝ち馬、あるいは穴をあけた馬の多くは3,4角を内々でパスしている。

そしてここで重要になってくるのが、ダート戦において内で脚を溜めるという事は、同時に道中で砂を被る競馬を強いられる事を意味するという点。

芝とダートで馬キャラを設定する際の決定的な違いは、キックバックを嫌がり砂を被った途端に大幅にパフォーマンスを落とす馬が存在するという点にあると個人的には思っている。

それだけ、砂を被る事ができるか否かというのは、ダート戦を予想する上では重要になってくるのだ。

砂を被る事ができる馬・できない馬を把握する事で、様々なメリットを得る事ができるのだが….これを話すと朝になってしまうので後日コラム等にまとめて配信する事にする。

話を戻すと、道中内々でロス無く追走する事が求められる=道中砂を被りながら競馬をする事が好走への近道となる中京のダート戦では…

"砂被りOKな馬を狙う"


これが的中への最短ルート、そして中京ダートのすべてと言っても過言ではないだろう。


反対に砂被りNGの馬が中京ダートに出走してきた際はどのような競馬になる事が多いのか。

まず中京ダートで求められる内をロス無く立ち回る競馬を試みようとすると、同時に砂を被る競馬を強いられる為、この手の砂被りNG馬は大幅にパフォーマンスを落とす事になる。

それも砂を被った途端にレースを投げ出すような馬が砂被りNGキャラには多い為、大惨敗を喫する事も少なくない。

一転して、砂被りを避ける為に揉まれない外目を追走する競馬を試みると、今度は上記した中京負荷の餌食となり、直線で伸び脚が鈍ってしまうのだ。

つまり、砂被りNG馬が中京ダートに出走してきた場合は、内をロスなく立ち回ろうが、砂被りを避ける為外々を追走しようが、どちらの道を選択しても落とし穴が待っている八方塞がりの状態になってしまうのだ。

結論から言えば、砂被りNG馬は…

能力で押し切る他に好走要因ほぼ皆無


と言っても過言ではないだろう。

フェブラリーSを連覇した砂被りNG馬・カフェファラオがチャンピオンズCでは2年続けて凡走を喫しているのが良い例。

チャンピオンズCのカフェファラオ

21年 4人気11着
8枠から外を回され"中京負荷"の餌食に

20年 2人気6着
砂被りを避ける為外を回すも"中京負荷"の餌食に

砂被りを嫌う馬の好走パターンは、上記した能力ですべてを凌駕する形か、しっかりポジションを主張しハナ、もしくは番手外を確保する形。

17年3着の砂被りNG馬・コパノリッキーは、最内枠を引くも、前走で短距離を使った効果もあり距離延長ローテを利してハナを奪い9人気3着に好走している。

そしてポイントがもう一点。

天皇賞秋が行われる東京芝2000mをイメージして貰えればわかりやすいが、初角までの距離が短くスタート後すぐにコーナーを迎える中京ダ1800m、圧倒的に内枠の馬が先行しやすいコースレイアウトになっている。

その為、先行争いが激化しづらい事に加えて、直線で急坂が待ち構えているという騎手心理が働きペースも上がりにくい。

結果的に内枠から楽に先行し、スローペースを利して粘り込みを図る事のできる内枠の先行馬が恵まれるというケースが非常に多いのがこのコースの一つ目の特徴。

事実、チャンピオンズC過去8年で馬券になった…

24頭中18頭が4角7番手以内


で競馬をした馬で、そのうち…

11頭が4枠よりも内の枠を引いた馬


このコースがどれだけ内枠の先行馬有利の舞台設定であるかがわかるだろう。


ここまでの内容からチャンピオンズCで狙うべき馬は…

・内枠の先行馬
・砂被りOKキャラで内枠を引いた馬
・砂被りNG馬は延長ローテの先行馬

この記事は枠順確定前に執筆している関係で、上記3点の該当馬をピックアップする事が出来ない為、今回は砂被りが全く問題ない内立ち回りを好む馬と砂被りNGの馬を紹介して、このコラムを締めさせて頂く。

最強までご覧いただきありがとうございました!


・砂被りが全く問題ないイン突き◎キャラ
グロリアムンディ
サクラアリュール
スマッシングハーツ
テーオーケインズ
ハピ

・砂被りNG馬
オーヴェルニュ
サンライズホープ
シャマル(※距離延長ローテの先行馬)
レッドガラン(※NGかは不明だが今回が初ダート)
レッドソルダード


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