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【無料コラム】NHKマイルC予想のカギ&注目馬

どうも、バリしゃんです。

今月から東京5週連続GⅠが開幕。4月開催は無事プラス収支で終わる事が出来たので、この調子で5月開催、東京GⅠも倒していきたい所です。

GⅠは苦戦が続いています….

そろそろ… そろそろ… ね?

✅NHKマイルC 予想のカギ

毎年混戦傾向になるNHKマイルCにあって、今年はその中でも特に大混戦。1人気を予想する事すら難しいメンバーと言っていいのではないでしょうか。

無敗で朝日杯FSを勝ったドルチェモアが始動戦のニュジーランドTで惨敗。当時2着のダノンタッチダウンは皐月賞で最下位負け。そして主要ステップ(アーリントンC、ニュジーランドT、ファルコンS)で1人気がことごとく馬券外に敗れ、勝ち馬は5,2,8人気と波乱決着が続いている事が、今年のマイル路線の混戦具合を表していると言っていいでしょう。

こういった混戦でこそ重要になるのがステップレースのレベルを把握する事。そもそも馬個体の能力の把握や、横比較が難しい2,3歳戦においてはレースレベルが極めて重要。低レベルなレースで結果を残して人気を集める馬もいれば、反対にハイレベルレースに出ていた事で着順が振るわなかっただけであるにも関わらず人気薄になる馬もいます。

そこで今回はNHKマイルC出走馬の主なステップレース6鞍を徹底分析していきます。


・朝日杯FS

1着ドルチェモア
内有利馬場を利しての押し切り 馬場に恵まれる

2着ダノンタッチダウン
ゲート遅め コーナーまでにうまくラチ沿いに誘導 これは文句なしの騎乗 ただ道中やや促しながらの追走で本質的にマイルは忙しいか

6着オールパルフェ
五分の発馬からハナへ 内有利馬場を思えば案外な内容 デイリー杯も馬場を利しての粘り込みで...

7着オオバンブルマイ
やや出遅れ 道中促しながら 内有利馬場で終始外を回る馬場負荷 

15着フロムダスク
出遅れ 内有利馬場の外追走負荷 2走前も今回と同じく大きく出遅れておりゲートが安定しないのでアテにしづらい


京都競馬場改修工事の影響で開催過多になっていた阪神芝は馬場がきっちり作り込まれておりほぼ全ての開催で内有利の傾向が続いた。この朝日杯FSも例も漏れず、実に1,2,4,5,6着馬がラチ沿いをした馬という結果に。そんなレースで終始外を回る馬場負荷の大きい競馬を強いられた7着オオバンブルマイが次走のアーリントンCで即巻き返した点からも、内追走の叶った馬たちは基本的には着順以上の評価はしづらい。

更に昨年の朝日杯FS出走馬は次走勝利した馬が僅か2頭、馬券内に走った馬も僅か3頭という近年稀に見る低レベル戦である点もポイント。このレースでの好走実績が評価されて人気を集めるような馬がいれば嫌って妙味あり。


・クイーンC

3着モリアーナ
前走の阪神JFは掛かりながらハイペースを先行する負荷大競馬で自滅した折り合いに課題のある馬。今日は内枠でしっかり壁を作っており折り合いを付ける事に成功して即巻き返し。一瞬の決め手が売りという意味でも、折り合いに課題があるという意味でも内枠向き。

6着ウンブライル
終始促しながらの追走。ズブくて追走力に課題あり。


暮れの阪神JFでは折り合いに課題がありハイペースを折り合いを欠きながら先行する負荷の大きい競馬を強いられたモリアーナ、そして追走力に課題のある馬キャラからハイペースの外枠で付いていくのがやっとという競馬になってしまったウンブライルが共に巻き返し。

注目すべきはこのクイーンCのレースレベルの高さ。勝ち馬ハーパー、2着ドゥアイズはその後桜花賞で4,5着。それも両者共にオークス向きと個人的には見ているだけに、この桜花賞の4,5着は相当に評価できる物と言える。更に4着イングランドアイズは内前追走馬が上位を独占したフローラSで、8枠から後方大外回しという最もロスの大きい競馬を強いられながら4着と勝ちに等しい内容の競馬を披露。そして5着グランベルナデットが次走忘れな草賞を勝利と、時計・メンバーレベル共に高水準である事がわかる。

そこで3,6着に走ったこの2頭は牡馬相手でも十分太刀打ち可能な素材と判断できるだろう。


・ニュージーランドT


1着エエヤン
前半かなり掛かる そこから強引に勝ちに動いて一列目外3から押し切り 前にはきつい流れを強引に勝ちに動いての押し切りで内容は濃いが今日のペースで壁を作る形でも折り合いを欠いただけに外枠で壁が作れない状況やスローペースになると自滅のリスクあり

2着ウンブライル
ブリンカー効果もあって近走よりも追走楽 展開を利して差し込み 不器用でズブいキャラなだけに外枠とブリンカーが良かった

3着シャンパンカラー
掛かる 2000mの前走でかなり折り合いを欠いていただけに距離短縮がプラスに出た

4着モリアーナ
外枠で壁が作れない形の割には折り合いスムーズ 終始馬群の一番外を回るロス 折り合いに課題のある馬キャラ且つ一瞬の決め手が売りというキャラなだけに内枠ベター

5着ミシシッピテソーロ
課題の折り合いが付いた上に展開も向いた事を思えば案外な内容

7着ドルチェモア
掛かりながらの逃げ 折り合いを欠いた勝ち馬が早めに動いてきた事で引くに引けない形にもなり... 今日は展開が厳しかった とはいえ朝日杯FSも低レベルメンバー相手の押し切りなだけに本番も人気するのであれば積極的に買いたいかと言われれば...


中山1600mらしい中間も息が入らず淀み無い流れになった上に、好位にいたエエヤンが折り合いを欠きながら早め進出の形を取った事で先行馬には厳しい展開に。結果、好位差し・追い込み脚質の馬が恵まれたレース。

それを思えばそんな展開を掛かりながら強引に勝ちに動く負荷の大きい競馬で押し切ったエエヤンは0.2秒差という着差以上に強い内容でここでは能力が一枚上と判断できる。折り合いに課題を残す分、広い東京コースで外枠を引くと壁が作れず掛かって自滅というシーンが想像できるが幸いにも今回も内枠をゲット。折り合いさえつけばここも好勝負必至の1頭か。

淀み無い流れの中終始好位馬群の大外を回されるロスのあったモリアーナ、展開が厳しかったドルチェモアも見直し可能な競馬内容。ただ、後者は前述した低レベルな朝日杯FSを馬場の恩恵を受けて押し切ったという"評価すべきできはない実績"の影響で今回も上位人気必至な点がネック…


・アーリントンC

1着オオバンブルマイ
ハイペース且つ2,3番手の2,3着馬が勝ちに動く前掛かりな展開の漁夫の利をさらった 朝日杯は内有利馬場で外回し負荷 上がりの掛かる競馬になったのも良かったか

2着セッション
飛ばした逃げ馬の番手外から勝ちに動いて2着 直線は右に左にフラフラ 2走前もモタれるような面を見せている 2000mでは折り合いを欠いていたので距離短縮が良かった

3着ショーモン
飛ばした逃げ馬の離れた番手 マインドユアビスケッツ産駒らしい持続力キャラでセッションに早々に交わされるもそこからが渋太い それを思えば道悪もハイペースも馬キャラを活かせる好条件だったか 東京替わりとなると切れ負けしそう

7着ナヴォーナ
展開を思えば案外 良馬場の方が良さそうだし兄シュネルマイスター同様折り合いに不安が無いので1800m,2000mでも良さそう

11着ユリーシャ
ハイペース逃げで失速 折り合いに課題がある馬で気性面から1600mで競られると今日のようなオーバーペースの逃げになってしまいそうなだけに1400mベターか


京都競馬場改修工事の影響で開催過多になっていた阪神芝は馬場がきっちり作り込まれておりほぼ全ての開催で内有利の傾向が続いた。雨の影響を多少受けたとはいえ、勝ち時計を見てもわかる通り良馬場に近いようなコンディションで行われたこのレースも内有利。結果、上位の多くを内を立ち回った馬が独占した。内有利の朝日杯FSで外を回される負荷の大きい競馬を強いられていたオオバンブルマイが順当に巻き返し。

ただ、折り合いの不安が無い馬キャラから現3歳マイル戦線で常に安定した走りを続けている物差しホース・シルヴァーデュークが0.2秒差の4着に走れている点を踏まえるとレースレベルの高さには疑問符が付く。上位勢は前述した通り馬場の恩恵も受けているだけに過剰評価は禁物。


今回は主要ステップ4レースを抜粋して分析してきました。あくまで別路線組を抜きにして言えばレースレベルならクイーンC組の2頭(モリアーナ、ウンブライル)。馬個体の競馬内容で言えばニュジーランドTで展開不利を難なく跳ね返し、そのハイレベルなクイーンCをも凌駕したエエヤンが一枚上と現状では判断していますので、今回の無料コラム注目馬は上記3頭とします。


最後までご覧いただきありがとうございました!

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